容子の部屋

日記を思いつくままに綴っていきます。

世襲議員制限に賛否 

2009年04月24日 10時12分43秒 | 国内政治

 

 

               中央塔

 にわかに起きたこの国会議員の世襲問題・・この問題は以前から指摘されていた問題ですが、ここに来てこの問題が急浮上したのは・・民主党が小沢代表の秘書逮捕以降・・風向きが民主党に不利に働いているようで・・民主党内では「自民党の死に至る病はこれだ。活力がない。人材が細る」・・との岡田本部長などの意見がここに来て有権者に政治改革への取り組み姿勢をアピールできる格好の材料として着目して、これまた以前から言われていた企業団体献金の禁止とともに、党の内規や法制化に向けて検討を進めているそうです。

民主党が党所属議員全員に行った世襲に関するアンケートが行われたそうですが、6割ほどの回答の内、そのほとんどが世襲制限について賛同を得ている事でこれを次期衆議院選の目玉の一つにしようとの思惑が見え隠れします。このアンケートは3月17日から始めたようですが・・「世襲制限への賛否」と、資金管理団体を利用した事実上の「政治資金相続の廃止」について党員の意見を集めたそうです。

民主党幹部からは「世襲制限への賛成者が半数を超える見通しになる」との事で民主党としてこの世襲立候補を制限する制度を取りまとめそれを民主党のマニフェストの一つにしたいのだと思います。鳩山由紀夫幹事長も17日の記者会見でアンケート結果をにらみながら、「わが党としては選挙公約に世襲禁止か・・世襲制限を堂々と盛り込む」と明言しています。

これに対して自民党内でも 森英介法相などは、85年前の大正13年からの世襲を明らかにした上で「そういう家に生まれただけで排除されるのは不合理であり、有権者から理解を得られればいい」と反論しているそうです。同じように父親が蔵相だったの金子一義国土交通相も「意味のある議論じゃない」と言ってます。これらの意見は最早この議員職が家業のような錯覚を持ち、またそれを支える団体もそれによる利益があるからかしら??

この問題は自民党にとっては相当不利だと思います。何しろ 曾祖父が衆院議長、祖父が首相、父が外相の鳩山邦夫総務相は「職業選択の自由に反するから法的規制はできない。ただ政党の内規なら可能だ」と指摘し、「『おれはいいけど後は駄目』はいけない」と述べて、「それなら議論に現職を含めるべきだ」といってますが・・・この議員な世襲問題を検索したらものすごい数の議員が世襲議員だと解りました。

先進国でこのように政治家を世襲している国は少数派であり日本の若い世代で政治に関心がある人の立候補を妨げているようで、結果政治への関心が若者に定着していないとしたなら日本の衰退に繋がることを悲しく思います。父親が首相だった小渕優子少子化担当相は「げたを履き、他人の出馬の可能性を摘む部分も正直ある」と述べてます。塩谷立文部科学相も父親が衆院議員との事ですが「制限は憲法に反する」としながらも・・・「わが党は(世襲が)3分の1と多い印象はある」とその矛盾について気にはして入るようです。           

 

しかし自民党内にも衆院選の自民党マニフェストに世襲制限を盛り込みたい菅義偉選対副委員長などは「論議を避けたら衆議院選がどうなるか考えるべきだ。何らかの制限をとれというのが国民の圧倒的な声だ」との意見もあるようです。自民党の平沢勝栄国対副委員長は18日午前、TBS番組に出演し、世襲候補の立候補制限について「2世の制限でいえば、同じ選挙区から出すのは絶対に止めるべきだ。その人はそれらの後ろ盾のない新人と比べたら・・大きな資産を最初から持っているもですから・・・」と述べて、おります。そのうえで「例えば小泉さんのご子息(進次郎氏=神奈川11区立候補予定)も他の選挙区から出るなら全く問題ないのではないか?」と指摘してます。

                              新人候補者の懇談会を終え、記者の質問に答える小泉進次郎氏(酒巻俊介撮影)

 また公明党の高木陽介選対委員長も「選挙区を制限するのは可能だ。最終的に法律でどうするかという話になれば与党で考えるし、公明党でも考えたい」と前向きな意向のようです。高木氏は政治家が世襲する場合には、資金管理団体には相続税がかからないことも指摘、「規制が必要だ」とも述べてます。

http://www.kyudan.com/data/seshu.htm

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