プーチン大統領が柔道家でもあることは知られた話しです。プーチン氏は柔道・講道館六段の腕前を持っているそうで、最近発売された著書・「プーチンと柔道の心」(朝日新聞出版)がでている事を知りました。この本の刊行に当って親交が深い柔道家・山下泰裕さん(51)はプーチン首相の素顔を「クールな首相とはずいぶん違う素顔がよくわかる」と話しています。
今回の本は00年の大統領就任前に柔道仲間3人で書いた「プーチンと学ぶ柔道」をもとに再編集されたもののようです。その中には「柔道の歴史や礼法、ロシア流の練習法などが紹介」されてあるとの事で興味深いですね・・・この本は英語やフランス語、ドイツ語などにも翻訳されているそうで、山下さんはこの本について「説得力があり、よく考えられている」言って自信をもって推奨できる本の一冊だと言ってます。
この本についてロシア通の元NHKモスクワ支局長の小林和男さんがインタビューした部分も載っているらしいです。プーチン氏は柔道を始めた動機について・・「私は子供のころ不良だった。柔道と出会っていなかったらどうなっていたかわからない」と柔道によって人生観が変わった事を明かし、「柔道は相手への敬意を養う。単なるスポーツではなく、哲学でもあると思うのです」と持論を述べているとの事です。
山下さんは「プーチン首相は国益が大事で冷静だけど、体の中には温かい血が流れていると感じる。日本が抱くイメージとは違って、ロシア人は気さくで人情味がある。この本を通じて正しい認識を持ってもらえれば」と言ってます。なおプーチン首相は今月11日に来日されるそうで、世じかプーチン首相は中々手強いだけに麻生首相も日本の国益をかけての外交交渉宜しくお願いしたいものです。山下さんはその際に、この本を手渡すつもりだと言ってます。
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