2016年4月24日(日) オフの日

2016-04-24 23:59:21 | 日記
今日は久しぶりの完全オフで、
明日からあさってにかけてはまた夜勤。

いろいろと情報収集に勤しんだが、
今週はメディアに関する情報が多かったのではないかと思う。


まずは、TBSラジオの「久米宏ラジオなんですけど」。(土曜日13:00~14:55)
テーマは「テレビのニュース番組をみんなで斬ろう!」。
ゲストはドキュメンタリー作家の森達也さん

推測するに、番組側が想像していた以上に
テレビ報道に対して辛口の投稿が多かったのではないだろうか?
(そうでなければ困る)
実は私自身も、「テレビのニュース番組なんてもういらない!」
と、かなり激烈な投稿文をこの番組宛てに送った。
なにしろ、日本を良くするための第一歩は、国民がテレビのニュース番組を見なくなること、
と真面目に考えている人間なもので・・・。

ラジオ番組としてはかなり踏み込んだ発言もあったものの、
個人的な感覚としてはちょっと物足りなかった。
NHKなんていうのはもっとボロクソに批判されてしかるべきだと思う。

例えば、NHK会長のモミイとやらが就任の時に、
「政府が右と言うのを、左と言うわけにはいかない」
と発言したが、この発言は未だに撤回されていない。
私に言わせれば、この発言は
「NHKは北朝鮮の朝鮮中央テレビと同じスタンスの放送局だ」
と宣言したも同然ということになるが、なぜこんなことがまかり通るのか信じられない。
日本社会は自暴自棄というか、思考停止状態になっているとしか思えない。

NHKのニュースなんて今やまるで見る気がしないけれども、今頃恐らく、
「我らが敬愛する安倍晋三首相さまが、本日、熊本の被災地を視察され、
被災者の人々は涙を流して喜んでいました。バンザーイ!」
と、デタラメな報道でも流しているんじゃないか?


一方で、久々の大ヒットは、「らっきーデタラメ放送局」。
権力を監視するという重要な使命を担うメディアであれば、
このくらい毒のある報道をしてもらいたいものだ。
らっきーデタラメ放送局★第198回『これまでのSNSの声』


そして、私が日本のメディア問題について色々と教えてもらった番組
「ビデオニュース・ドットコム」では、今週もメディア問題を取り上げていた。
ジャーナリスト・神保哲生と社会学者・宮台真司による
『国連報告者の会見で露呈したメディア問題の本質』



『自由論』で有名なJ・S・ミルの「大学教育について」という講演における言葉。
「自分自身と自分の家族が裕福になること、あるいは出世することを
人生最高の目的とする人たちに大学が占領されないよう、絶えざる警戒が必要である」


この言葉は大学だけじゃなく、メディアにも当てはまると思う。
それほどメディアが担う社会的使命というのは大きなものだと思う。
しかし今や日本の大手メディアは社会のことじゃなく、
自分の保身のことを優先して考える連中によって占領されてしまったように感じる。


昨日の「久米宏ラジオなんですけど」のラストの一言、これは良かった。
非常に核心を衝いた一言で、唸ってしまった。
「テレビのニュースキャスターをやる覚悟とは何ですか?」とのリスナーからの質問に、
「殺されてもいいという覚悟です」



【時間も金もないので、どうせ読めないだろうけど、面白そうな本】



『NHKと政治権力――番組改変事件当事者の証言』
(著)永田浩三
岩波現代文庫


政権党有力政治家が2001年にNHK最高幹部に「圧力」をかけることで、
慰安婦問題を扱った「ETV2001」は著しく改変された。
担当プロデューサーによる苦渋に満ちた証言は、この事件の全過程を照らし出し、
放送現場で戦時性暴力をどう取り上げるべきかであったかを問いかける。
公共放送NHKによる政権党への癒着を厳しく批判する。




2016年4月23日(土) 89日目

2016-04-24 03:10:56 | 日記
24回目の夜勤終了。

今回も2人夜勤。
ピリピリとした気持ちで臨んだが、
幸い、全体として落ち着いた一夜となった。
朝4時頃からのおむつ交換→起床介助→朝食誘導も、
比較的波乱もなくスムースにいったように思う。

でも、とにかくくたびれた。
明けの日、ひたすら休んでいる。
明日は久しぶりの完全オフ。


【時間も金もないので、どうせ読めないだろうけど、面白そうな本】

朝日新聞の書評サイトはものすごく充実していて感心してしまう。
この本は、同サイトの「サンヤツ」から見つけたもの。



『本当の夜をさがして
――都市の明かりは私たちから何を奪ったのか』
(著)ポール・ボガード
白揚社


1797年にマンチェスターで世界最初のガス灯がともされて以来、
世界の夜は急速に明るくなりました。
人工灯は安全と便利さを与えてくれます。
しかしその反面、それまで当たり前の存在だった星空を消し去り、
生態系や私たちの生活・健康にも計り知れない影響を与え続けています。

こうした現状に危機感を抱いた著者は、
もっとも明るい都市からもっとも暗い砂漠まで、世界各地を訪ね歩きます。
そして、天文学者、動物学者、考古学者、自然保護運動家など
様々な専門家に取材を重ねながら、
失われつつある「夜」の価値を問い直します。

ますます深刻になる〈光害〉の現実を知り、
豊穣なる夜の世界を再発見するための一冊です。