2016年4月28日(木) 91日目

2016-04-29 00:34:13 | 日記
今日は遅番(10:30~19:30)。
天気は雨。

最近、日勤帯は人員的に十分余裕がある。
今日は15:00~16:00で、“褥瘡”に関する研修を受けた。
常に人手が不足していた自分が入った頃には考えられなかったことだ。

さて、これが定着するのかどうか。
次は夜勤帯の人員が増えてほしい。
自分が初めて夜勤をやった時に一緒だった、
夜勤専門の60歳代のパートSさんが辞めてしまったし、
当分の間、夜勤はなかなか厳しそうだ。

明日からあさってにかけてはその夜勤。



【時間も金もないので、どうせ読めないだろうけど、面白そうな本】

常識的に考えれば、この本のタイトルの通りなんだけど、
なぜか日本では「増税やむなし」ということになってしまっている。
公的セクターはお金を無駄に使い過ぎなんじゃないの?
「熊本地震の被災地支援に23億、パナマのモノレールに2800億」って、
なんじゃそりゃ? パナマ文書の口止め料か?
ジャーナリズムはきちんとそういうところを糾弾しろよ!



『増税よりも先に「国と政府」をスリムにすれば?』
(著)ジョン・ミルクスウェイト/エイドリアン・ウールドリッジ
講談社


はっきり言いますね。あまり売れないかもしれませんけど、
今の日本にはこんな本が必要だと思うから出してみます。

消費税10パーセント増税ですって?
8パーセントに引き上げたばかりなのにもう?
その前に国や政府や地方自治体には「やるべきこと」があるんじゃないですか?

誰もが知ってるとおり、日本はこれから人口が激減していきます。
2050年には1億人を切り、2100年には5000万人を割るという試算もあります。
日本が目指すべきは、「経済大国」の維持ではなくて、
「住みやすい日本」の維持ではないんでしょうか?
そのために必要なのは、生活が苦しい国民からさらにカネをむしり取るのではなく、
日本という国の効率化・スリム化にあるのでは・・・・
というのがこの本の主張です。
(日本に関する記述はほとんどありませんが、著者が言おうとしているのはそういうことです)

「世界の歴史を見ると、人間は、たびたび国の形を作り替えてきた」
というお話が本書の前半に書かれています。
具体的には、ホッブスの「国民国家」、J・S・ミルの「自由国家」、ウェッブの「福祉国家」です。
つまり、時代の要請に応じて国家は自由にその形を変えることができるし、変わるべきなのです。
国が大きくなりすぎて、莫大な税金が不透明な支出に使われているのであれば、
スリムになるべきではないでしょうか?

本書の中盤から後半にかけては、中国・シンガポールや北欧の実例を挙げつつ、
「時代にあわせて」「国家を作り替えた」具体的な様子が描かれます。
詳しくは本書を読んでいただきいのですが、ポイントとなるのは
「行政サービスに効率・競争の原理を採り入れる」「テクノロジーの活用」などです。

そして結論。大きくなりすぎた(しかも、なかなか改革が進まない)国家や政府・自治体が
まずもって取り組むべき政策は下記の3つであると著者は主張します。

1:国有資産の売却
2:不透明な補助金の撤廃・削減
3:年金をはじめとする給付金の見直し

どうです? 増税よりも先にやるべきことがたくさんあるじゃないかと
皆さんは思われませんか?