長年ブクマしておきながらお店の近くにも行ってないお店
いぇね、お昼は結構前を通るんですよ
でもね、夜しか営業されていないわけでして
夜はここに辿り着くまでに誘惑が多々ありましてね
ってことだったのですが、大阪から遠征してきたかつての呑み仲間に背中を押されまして
いやいや、一緒に行ったわけではなく
奴のブログを見てそのお店に行ったことを見つけ
「なぜ儂を誘わなかったんじゃ
」
怒りのコメントを叩きつけたやったのですが
「行きたいんなら一人で行けばエエじゃん!」
って如何にも正論なお返事を頂きまして
なら行く
食べログでは中村屋になっておりますが
これを書いている時点で公開される頃には修正されているかもしれませんが
実際のところ。中村家
真っ当な家系なのであります
暖簾を巻き込んでいるドアを開け
「一人なんじゃけどのぉ~」
って声を掛けようとすると
強面の先客さんたちが一斉にこちらを一瞥
なんじゃ知らん奴かと会話に戻っていかれましてね
その強面族の後ろを恐る恐る通過してカウンターの一番奥に
「ラガー頂戴な」
黒板には本日のお勧めでしょうかね
盛刺は大、中、小の3種類
なんか、正宗屋を思い出すではないですか
ちなみに、正宗屋は刺し盛ですが、何故だか呉地方では、盛刺や、盛串、盛天っていうんです
ちなみついでに、正宗屋の刺盛大中小はクオリティの違い
正宗屋の刺盛にはお値段が記入されてませんが、3人で行けば3貫単位、2人で行けば2貫単位なので、人数とクオリティでお値段が違うらしいのですけどね
ここのお店も先程の黒板は、お値段無記入タイプ
🦊さま
安心してください
カウンターには別の品書きが置いてありますから
この中から、盛刺(小)に手羽先の唐揚げを願い出る
「枝豆でしたら直ぐにお出しできますが」
のおねぇさんのセールストークに乗っかって
丁度枝前が無くなるタイミングで手羽先の唐揚げ
これがこのお店一押しの絶品
これ、真剣に美味いです
そろそろお刺身が出てきそうなタイミングで冷酒
そして盛刺(小)
まちがいございません
溶ける奴です
気が付けばカウンターもテーブル席もお客さんで一杯に
お会計を願い出ると
「4125円じゃけど、4000円もろうて」
って大将とおねぇさんの会話が店内どこでも聞き取れて
ありがとうございました
ここは来るべきお店でした