特別1室と中央階段を挟んで向かい側の特別2室に向かいます。
まずこれは、《色絵獅子鳳凰文有蓋大壺》
伊万里焼の壺。輸出向けだそうです。
イギリスに向けられたみたいですが、だから獅子か。なるほど。
《軍鶏》(荒木寛畝)
赤坂離宮の下絵も書いた人ですね。
赤坂離宮の下絵に似ています。
《闘鶏図》(狩野栄信模写/原画:伝李安忠)
闘鶏場に現れた、高麗鶯を射抜いているそうです。
って言うか、闘鶏図と言う絵なのに、闘鶏を描いたものではないという。
重要文化財《竹鶏図》(蘿窓)
鶏の目つきが・・・
《鶏図友禅掛幅》
絵画のようですが、着物の友禅染の技法を用いているそう。
伊藤若冲が下絵を書いたという言い伝えもあるそうです。
《鶏雛青藤図》(王震)
中々可愛らしいですね。
《色絵鶏文平鉢》
伊万里焼。
《松梅群鶏図屏風》(伊藤若冲)
まずは右隻
そして、左隻
浮世絵もありました。
《鶏合せ》(鈴木春信)
2羽の鶏が向かい合っています。
闘鶏?
《鶏に美人》(魚屋北渓)
《鶏に餌をやる男女》(鈴木春信)
《鶏を捉える子供》(磯田湖龍斎)
《詩哥写真鏡・清少納言》(葛飾北斎)
北斎の作品は別として、
鶏を描いた浮世絵はシュールなものが多いですね(苦笑)
《闘鶏香(十組盤のうち)》
正面から
鶏のアップ
アップを見ると、鶏の表情がコミカル。
結構細かいところまで作り込んでいるようです。
水注や水滴が、エグザイル的に展示されていました。
これは、《鶏注口水注》
《軍鶏水滴》
《鶏水滴》
《軍鶏水滴》
《軍鶏水滴》
《鶏水滴》
最後の二つ、それぞれ軍鶏と鶏なんだそうですが、
違いがわからない・・・
一番最初の《軍鶏水滴》は、軍鶏っぽいですが。
《旧儀式図画帖「闘鶏御覧」》
“御覧”と言う言葉があるように、宮中行事を描いたもの。
これは、仙洞御所での闘鶏の様子だそうです。
《鶏蒔絵螺鈿印籠》(土田宗悦)
本体の螺鈿も美しいですが、雛鳥っぽい根付もカワイイです。
《諌鼓図小柄》(銘 岩本寛利)
古代中国では、宮廷の門前に太鼓をおいて、
民衆に訴えがある場合には太鼓を鳴らしたそう。
太鼓に鶏が留っているのは、世の中が平和であるということを示している。
《群鶏図大小鍔》(大銘 渋谷安房)
《群鶏図大小鍔》(小銘 小熊寿興)
《御所人形》
どこに、鶏?
なぜ、初詣企画に?
《雲龍鶏血石印》
《鶏血石硯山》
中国では、鶏の血の様な鮮やかな赤色を示す印章用の石を
鶏血石と言うそうです。
言うほど、赤くはないですけどね。
《鶏図目貫》(短冊銘 延寿斎・寛次)
《鶏図小柄》(銘 後藤廉乗)
以上が、二部屋にまたがった『博物館に初詣』の企画展示。
一部、撮影不可の展示品がありましたが、
殆どは撮影可でしたので、ほぼ全て撮影してみました。
ふぅ。
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