














2019年、令和元年も残り数週間…今シーズンの秋色探しも今回で最後。
今日は近場…西宮市北部、宝塚市との市境にある旧・福知山線の廃線跡へ…
阪急芦屋川駅~宝塚、JRに乗り換えて武田尾駅~山トモ二人と歩き始めます…(10:20)
武庫川の渓谷沿いで枕木や砕石が残る廃線跡の遊歩道…
見上げる山腹は錦秋…次々現れるトンネル内を歩くのも楽しい…
休憩スポットでは河川敷に降りたり…
周囲の木々も最後の紅葉とばかりに色づいて…
距離の短いトンネルもあれば、長いトンネルも…(懐中電灯は必須です)
鉄橋も往時をしのばす歴史遺産かも…
渓流は所々に泡の溜まり場に…少々汚れているようです。
終盤、気温測定=11℃(12:10、日陰、寒風あり)
最後のトンネルを抜け…
ゆっくりペースで歩いたので約2時間でした。
前方に中国道の高架が見え始めると終点がすぐそこに…
生瀬・名塩側(入り口)に到着…(12:31)
ここからは狭い小道の住宅地を抜け、国道176号線に出て…
通行車両の多い国道沿いの歩道を下って行くと、
JR生瀬駅に到着です…(12:56)
(西宮名塩駅へは緩やかな登り坂、生瀬駅へは下り坂…)
生瀬駅から宝塚に戻り、少し遅めの昼食。
昼食後、今津線の電車に乗って動き出すと小雨模様…
でも、西宮北口から神戸線に乗ると雨も止んで…ホッ。
廃線跡を歩いている時は青空で好天気、大満足の渓谷歩きでした。
今年の紅葉=総体的に色づきがイマイチ…
異常気象?気温の高い日が続き、木々も戸惑っていたのではないでしょうか。
11月も半ばを過ぎ、紅葉の見頃が気になりながら…
ウェザーニュースの紅葉情報をチェックし、昔から有名な赤目の渓谷に行こうと。
奈良県と三重県の県境に位置する赤目渓谷は連続する滝と紅葉の名所でもあります。
紅葉情報では”見頃”で、落葉が12月2日頃~(11月19日現在)とのこと、
近接の香落渓が落葉…で、少々気になりながらの出発です。
11月20日(火)早朝に芦屋を出て、大阪難波駅で近鉄「赤目四十八滝 渓谷の自然探勝きっぷ」を購入。
(発駅往復、バス往復、入山料、商店の割引きなどがあり、2日間有効=¥2520-)
難波8:20→鶴橋で急行に乗り換え、赤目口駅9:20着。
駅から赤目滝までの三重交通バスの始発が10:00で、ノンビリ時間待ち。
9:40にバスがやって来て、乗車…出発まで、電車が到着するたびに乗客が増え始めました。
10:00に発車し、赤目滝入り口に10分で到着。
バス停から歩き、日本サンショウウオ・センターが、渓谷の入り口…入山券に交換後、
オオサンショウウオなどの水槽展示を見ながら渓谷へ…(10:20)
渓谷を歩き始めて、見頃は終盤…落葉時期と感じました。
地面・水面の落ち葉、木々には色づいた葉が少なく、落葉した木も…。
渓谷を歩くのは観光客とハイカーで同じくらいの割合。
歩き易い場所もあれば、急なアップダウン、石の階段、木道も…
石や岩に丸みがあり、濡れている所は非常に滑り易く…
登りよりも下る際が危険…お年寄りの観光客の歩く姿にヒヤヒヤ。
当初は、今年開通したという”長坂山ルート”を帰りに歩こうか…とか、
渓谷の最終地・巌窟滝から先へ、山越えで落合バス停に進み、香落渓へ…進もうかと思っていました。
しかし、赤目渓谷を歩きながら上部をチェックしても紅葉は終盤の様子…
結果、巌窟滝まで(約3.3k)歩き…到着(11:40)、ここから渓谷入り口まで戻ることに決定。
往路を戻りながら、途中の百畳岩で昼食タイム(12:20~12:40)
気温測定=10℃(日差し弱く、無風)
百畳岩近くにある”長坂山ルートの一方通行入り口”…
往路をノンビリ戻りながら、少しでも紅葉・黄葉・落葉を楽しもうと…
目線を変えて、風に舞い散る落ち葉も…
滝の入り口、日本サンショウウオセンターに戻り、水槽展示をゆっくり見て、
バス停へ…(13:20)
赤目口駅へのバス=13:45発に乗車し、駅へ…
14:00発の急行で鶴橋~難波へ…。
紅葉の見頃=人それぞれに見方・判断が異なるとは思いつつ…
10日前位が本来の見頃だったかもしれません。
観光地では、少しでも長く観光客を迎えたいということもあるのでしょうね。
ただ、今年の秋=気温が下がったと思うと上がったりの異常気象…でした。
これらが木々の色づきにも影響があったと思われます…こればっかりは仕方ない…。
今年は晩夏の頃に東北を旅したいと思いつつ、天候不良で延び延びに…
10月下旬になって、東北の紅葉が例年より遅れているとのこと。
紅葉状況をチェックし、週間天気や天気図をチェックしながら実施日を設定。
ホテルも11月4~5日を予約、しかし、10月末に急な冷え込み…
急遽、ホテルの予約を変更、連休前、二泊三日の旅に行くことにしました。
1日目<11月1日(木)>晴れ…
芦屋を9時過ぎに出発、東海道新幹線で東京、東北新幹線で青森へ…。
新幹線の車窓から冠雪の富士山、岩手山を見て…冬の訪れを感じました。
(東北北部では前夜の寒波と降雨が山では初雪になったようです)。
新青森駅から青森駅に着くと小雨が降り、冷え込んでいて予想外(17:45)
ホテルにチェックイン…、市内で晩食を済ませホテルへ。
2日目<11月2日(金)>曇りのち晴れ…
早朝、ホテルの窓から青森駅が目の前に…
駅前からの十和田湖行きのJRバス(みずうみ2号)が7:45発
それまでに近接の”青函連絡船メモリアルパーク八甲田丸”へ…(7:05)
写真を撮って、バス停に向かうと早くも乗客の行列…(7:20)
並んでいると次々と乗客が並び、長い行列状態…係員が数え出したり…
行列の9割が中国人観光客でグループやらカップルやら…
定時便の他に臨時便も…丁度、臨時便の先頭になり少し安堵。
約15分遅れで発車…
このバスは八甲田山を経由して十和田湖へ向かうベストドライブです。
標高が上がるにつれ紅葉から落葉、積雪、標高が下がり始めると紅葉…
車窓から…
八甲田山の山頂も積雪…
出発が遅れた分、予定よりも15分遅れで奥入瀬渓流・遊歩道の出発地・焼山に到着…(10:00)
焼山(星野リゾート周辺)から遊歩道入り口へ、
ここから渓流沿いの紅葉をタップリと…
渓流沿いに子ノ口までバスも走る車道あり、マイカー観光客の姿も多かった…。
さすがに焼山から子ノ口まで約14kを歩く人は少なかったです。
水量豊富な渓流、樹木によっては紅葉から落葉もあったり…
水面に浮かぶ落葉も、それなりに絵になって…
両岸の断崖から流れる滝も数箇所あって…
終盤、渓流で一番落差のある銚子大滝は豪快な水しぶき…(13;25)
ようやく前方に十和田湖が近づき…
十和田湖畔・子ノ口に到着…(13:45)
(当初は13:30発の観光船で休屋に向かう予定でしたが、叶わず)
十和田湖から奥入瀬渓流への流れ…
湖畔は寒風が吹き、空はどんより…紅葉は終わりかけ。
子ノ口14:28発のバス(おいらせ24号)で八戸駅前へ…16:30着、ホテルへ。
3日目<11月3日(土・祝)>曇りのち晴れ…
今日は盛岡へ…
新幹線よりローカル線(青い森鉄道~IGRいわて銀河鉄道)を選択。
八戸駅7:13発の各駅停車の2両連結:ワンマン車両で出発…
目的地は渋民にある「石川啄木記念館」へ…渋民駅8:40着。
記念館まで徒歩約30分…冠雪した岩手山の麓に広がる渋民…
「ふるさとの山に向ひて 言ふことなし ふるさとの山はありがたきかな」 (啄木「一握の砂」より)
標高2038mの岩手山に見守られながら「石川啄木記念館」に到着…(9:10)
展示物を拝見し、学芸員の方と話をしたり、
隣に移設された「旧渋民尋常小学校」「旧斎藤家」(共に盛岡市指定文化財)も…
耳を澄ますと子供たちの歓声が聞こえて来るような…(現代の教室とは違って、天井高がとても低いです…)
旧斎藤家の内部…
厳しい自然環境の中では、昔の建物の保守・保存など大変な苦労があるようです。
啄木ファンの方だけでなく、「啄木記念館」に機会を作って訪れられることをお勧めします。
盛岡中心部へ行こうと…記念館前のJRバス11:04発=待てど、一向に来ず…(約20分遅れ)…
ようやくやって来たバスに乗って盛岡市内へ…
盛岡駅手前の夕顔瀬橋バス停で下車、タクシーが来れば…と、
全く来ずで、結局、徒歩約20分で「聖寿禅寺」を訪れた後、再び歩いて…
市内中心部の「啄木新婚の家」に立ち寄り…
その後、盛岡駅へ向かい…到着(13:35)
14:50発の(はやぶさ24号)で東京…
東海道新幹線に乗り換えて新大阪~芦屋へ21時過ぎに帰着。
JR新幹線:乗車時間=片道約6時間半、座っているだけでそれなりに疲れました。
歩いている方が疲れを感じなかったのは、六甲の山歩きのお陰です。
次回の旅…今年最後の「紅葉を求めて日帰り旅」になるかも…??