今日も、歩いて行こうか…

近郊の山歩きや、昔の街道・古道を歩いてみたり…、鈍行列車で知らない町を訪ねると、探していたモノが…きっと見つかる。

四国/香川県:金毘羅さんと丸亀城を訪ねて…

2007-03-24 00:16:53 | 知らない町を歩きたい…
一度は訪ねてみたいと思っていた四国讃岐の金毘羅さん。
JR琴平駅から続く土産物店や旅館などを過ぎ、参詣道に
入ると同時に石段が始まる。大門までで365段、
本宮(写真)まで登って785段。讃岐平野の眺めは…この日
残念ながら春霞でうっすら・ぼんやりだった。
団体の観光客は、ここで下って行くようだ。元気な人は、
さらに奥社へと進む。奥社まで951段を登り…合計1,368段。
本宮ほどの荘厳さは無いが、こじんまりとした奥社と右横に
そびえる石崖の上部にある天狗の石面に少々驚く。
地方の不景気風のせいか参詣道沿いの土産物店も、名物の
石段駕籠もヒマそうだった。

帰途、丸亀城へ…。JRからも見える城の天守は、小さい
ながらも現存する木造天守として国の重要文化財。
また、積み上げられた城を守る石垣の美しさは一見の価値。
城下町の面影を探してみたが、新しい家に建て替えられて
いたりでほとんど残っていない。
(駅の観光案内所で聞いてみたがやはり無いとのこと)
天守のそばの本丸跡の広場で、地元で農業をしていた老人と
話をする時間があったのも有意義だった。
これぞ…知らない町歩きの楽しみの一つである。

岡山県:矢掛町で昔探し…

2007-03-16 21:08:36 | 知らない町を歩きたい…
今回も青春切符で日帰り旅…

江戸時代、山陽道の第18番目の宿場町として
栄えた矢掛町へ…。
岡山から伯備線で清音駅へ、
そこから井原鉄道に乗り換えて約20分。
駅の観光案内所で地図をもらって7~8分程歩くと
旧山陽道の商店街に出る。
所々に昔の面影風の建物もあるが、
やはり見所は矢掛本陣・石井家(写真)。
国指定重要文化財の矢掛本陣は内部を公開していて、
ボランティアの方から説明をして頂ける。
参勤交代などの時、殿様が宿泊された場所であり、
当時の宿札などの資料も展示されていて興味深い。
(脇本陣・高草家もあるが、日・水曜のみ公開)
本陣、脇本陣が現存する宿場町は珍しいと言えよう。

本陣から少し歩いた所に、水見やぐらのある
やかげ郷土美術館があり、郷土が生んだ画家や
書家の作品が見ることが出来る。
水見やぐらにも登ることが出来、その階段には
大正時代に起こった水害被害の写真と現在の同
じ場所の写真が並べて展示され判りやすい。

願わくば、役場と観光協会が発行している
観光ガイドマップ…観光客には不要なお店が
記載されているのは頂けないので再考を。



岡山県:下津井の町を歩く…

2007-03-11 00:30:19 | 知らない町を歩きたい…
青春18切符を利用して日帰りの旅…
岡山県の瀬戸内にある名勝・鷲羽山の麓の西側にある
田ノ浦、吹上、下津井の漁港に沿った細い町並みを散
策して来た。
田ノ浦は瀬戸大橋の直下にあり、橋の大きさに圧倒さ
れるほど。これらの漁港は江戸時代から瀬戸内海を往
来する北前船などが立ち寄り、回船問屋や遊郭で賑わ
ったそうだ。今はタコ漁などで有名。
狭い町中を歩くと僅かだが、なまこ壁の残る民家もあ
り、往時が偲ばれる。町おこしで修復された:下津井
回船問屋には当時の資料などが展示され、建物内部の
公開、お土産購入や食事も出来るようになっている。
他に豪商だった萩野家の収蔵品を展示した萩野美術館
もある。
下津井の海岸沿いの高台にある祇園神社には寄進した
昔の船主の名前などが彫られた玉垣などがあって興味
深い。ここから眺める瀬戸大橋も絶景(写真)…、沖行
く船を眺めながら一服するには最適。
帰途、鷲羽山展望台に立ち寄り、島々の眺望も楽しん
だ。JR児島駅から下津井~鷲羽山展望台などを経由
する循環バス:とこはい号が便利。
可愛い女性ドライバーが、優しい心遣いで旅人を和ま
せてくれた。一日乗車券(500)を買うと乗り降り自由。
健脚で時間に余裕のある人は児島駅から充分歩ける距
離のようだ。