今日も、歩いて行こうか…

近郊の山歩きや、昔の街道・古道を歩いてみたり…、鈍行列車で知らない町を訪ねると、探していたモノが…きっと見つかる。

番外編:奈良県・洞川温泉から五番関、大天井ヶ岳を経て吉野へ…

2015-04-25 22:55:10 | 昔探しの旅:街道・古道…

好天が続き、足を伸ばして山歩きに向かうことに…通勤客で混む平日とは違って土曜日は少しマシ。

朝、JR芦屋駅7:07発で天王寺、近鉄阿部野橋駅8:10発の特急で下市口駅へ。

駅前から奈良交通の洞川温泉行き9:20発…山の中の狭い道路を通り、標高も上げて進む路線バスでした。

洞川温泉に10:30に到着、バス停から出発、温泉街の車道を歩きます…

この温泉街は大峰山で修行をする修験者の方が中心に泊まられるようです。

この道路をどんどん歩いて行くと湧水で有名な”ごろごろ水”採水場…皆さん、車に大量のタンク持参で汲んでいました。

母公堂の前を10:55に通過…

この通行止めの橋を通れないと思って右の道を真っ直ぐ…、途中で気づき戻って約15分ロス…

毛又橋を確認11:30、ここを進まないと五番関トンネル:登山口に行けません…誰一人歩いていない車道をテクテク…ようやく到着12:00。

東屋の奥が登山口…小休止の後、急な岩だらけの坂道を登って15分、女人結界のある五番関に到着12:15。

ここから先、山上ヶ岳方面には女性は進めません。(女人結界の門は大峯山系に数ヵ所あります)

今回はこの写真とは逆方向=大天井ヶ岳(標高1439m)へ、12:20出発…

何度か山頂かと思わせぶりなピークを喘ぎながら登り、13:00到着。(急坂の途中で脚がつってイタッタッ…)

五番関からの先行の単独さん(ここで折り返し)と、神戸から五泊六日で熊野本宮まで歩く単独さんに出会い休憩。軽く昼食を済ませて13:15出発…

ここからは下り坂…とはいえ、けっこう厳しい所もあったり…、はるか前方には次に登る四寸岩山方面が…

百丁茶屋跡・二蔵宿小屋に13:55着、小休止の後出発…

足摺茶屋跡に14:40着、先着の夫婦連れだけ。小休止の後出発…

眺望のいい場所で大天井ヶ岳方面を振り返り…

ここでも山頂かと思わせるピークをいくつか超えて、ようやく四寸岩山(標高1235.9m)15:00着、すぐに出発…

この山頂付近は歩き易い尾根歩き…風も通って心地良くて…

安心していると厳しい下り坂が続いたり…落ち葉がいっぱいで、けっこう疲れます。やがて車道に合流…

ここからしばらく車道歩き…途中から山道へ…15:36

青根ヶ峯山頂への分岐15:50…今回は脚も疲れ気味なので山頂方向(階段)には進まず、左方向:金峯神社方面へ…

金峯神社に16:00到着、お参りを済ませ、16:12高城山展望台入り口に到着…休憩の後、展望台に向かわず出発…

前回、乗らなかった吉野ケーブルに乗車(吉野駅まで歩くには疲れて…)¥360ー

近鉄吉野駅に17:10到着…17:30発の特急で阿部野橋駅へ…JR天王寺から環状線で大阪、阪神で芦屋へ…。

今回のコース=洞川温泉から五番関~大天井ヶ岳を経て吉野…は、全体的には下りですが、アップダウンが長く厳しいです。

反対に吉野から五番関は全体的に登り中心で延々と続きますので、より厳しい山歩きになると感じました。

どちらにしても距離が長く、脚力・体力が必要です。(大天井ヶ岳に登る途中で脚がつってしまいましたが、その後は全く大丈夫!)

(記載の歩行時間=”山地図記載の標準時間”より早く歩いていますので一般的には”+2~3時間”加算が必要)

次回は…はてさて??


高野山開創1200年/「高野街道:京大阪道」を歩いて訪れる…

2015-04-18 20:42:52 | 昔探しの旅:街道・古道…

昨日の予定では奈良県天川村:洞川温泉から大天井ヶ岳を経て吉野に歩こうかと…でも、今朝になって高野山へ行こう…と変更。

(紀伊清水駅から”黒河道”を歩いて高野山へ…)しかしこれが想定外の出来事になるとは…。

阪神電車でなんばに向かう途中で、先行の電車が車両故障=乗車中の電車は当然遅延…中止しようかとも思いながら時の流れに身を任せ…

もうひとつ想定外のこと…いつも持参のボールペンを忘れて、ザックの中に予備があったと思っていたら入っていなくて…。

(今回は記録など無しということに…時間記録は途中から時計を撮影することで済ませました)

結局、南海:難波駅発が約30分遅くなり…ここでも急遽変更して”学文路駅”から”京大阪道”を歩いて高野山を目指すことにしました。

(なお、京大阪道沿いの旧跡・説明等は、多くのブログで詳しく紹介されていますので省略しています)

↓ 学文路駅に到着(10:04)

電車は高野山へ向かう乗客でいっぱい…ザックを背負った方も多く、この人達も高野街道を歩くのかと…。

しかし、紀伊清水駅では普通の服装の人がひとり、学文路駅では四人だけ(地元の人三人)でした。

ほとんどの人は電車・ケーブル利用で高野山へ向かったようです。

↓ 駅から”京大阪道”へ…集落を通る舗装道路を歩きます…

歩き始めの頃は道路標示や表示板があったりで、比較的わかり易かったけど、生活道路だけに分岐も多く、少し迷いながら…でした。

迷いやすいような分岐に表示がもっとあれば良いのに…と思いつつ。(もちろん、地元の方の手製の表示はうれしい限り)

緩やかな坂道をテクテク…次第に眺めも良くなったり…、

街道沿いには昔の本陣跡も…

千石橋を過ぎて、作水集落に向かう道はへとへとになるぐらい…とてつもない急な坂道(舗装路)が続きます(写真を撮る気も起こらない)。

集落を抜け、西郷集会所を過ぎると道幅も広がりドライブウェイを歩くみたいでしたが、すぐに道幅が狭くなり…

地元の人の車の通行も多め…慣れているのかスピードを出して走るので、歩行者は注意が必要。

この街道のポイント=日本で最後の仇討ちが行われたことでも有名:表示板あり…(11:50)、その先には墓所もあり…

その後、今は休校中の”旧・白藤小学校”手前で、カメラ持参の若い方と出会い…話をすると白藤小学校を借りて管理されているとか。

今日は撮影で貸していて、その管理のために大阪から来られていたようです…ついでにお願いをして内部を見せて頂ける事に…

いろいろ話をしながら、今では貴重な木造校舎…何らかの形で使わなければ朽ちてゆくだけ…。

集落の人達や行政、南海電車など交えて、いろいろな企画を…(都会の大学生などの斬新な企画を期待しています)

 ●極楽橋駅の手前にある紀伊神谷駅は秘境駅の趣きもあり…そこから白藤小学校も近いので交通至便!

 ●高野山から不動坂を下山…白藤小学校に1時間ほどで来れそう…夏涼しく、自然の中でキャンプも出来そう。

今日の想定外のうち、白藤小学校での出会いがあったことは、ホント…想定外の”嬉しい一期一会”になりました…感謝!

約30分ほどお邪魔をしてから集落の端まで一緒に歩き、お別れ…、その後、極楽橋駅~旧不動坂を経て清不動堂へ…

清不動堂(13:15)…昼食タイム、小休止の後、お堂の裏側から旧不動坂の続きに入り、女人堂へ…

金剛峯寺周辺は観光客や真言宗の信者さんの団体、バスでやって来た遍路の団体さん、また外国からの団体さんで大賑わい…

(やはり、静かで厳かな雰囲気の方が高野山には似合う気がしました…)

さて、奥の院方面に向かおうかとも思いましたが、あまりにも人が多くて、夕方の帰りの電車の混雑も気になり下山することに。

それでも、15時過ぎの極楽橋行きのケーブルは満員…、極楽橋駅からは皆さん特急利用が多く、15:13発の橋本行き:各停は空いていました。

橋本駅に15:54着(乗り換え)16:11発:急行で難波駅へ…でした。

★次回は…再び高野山を目指して黒河道を歩くか、洞川温泉から吉野へ歩くか…はてさて、どうなることやら?

<閑話休題>不思議な現象…?

 第六の地蔵堂を撮影…帰宅後にブログ作成で見ると、お堂の周囲を囲むようなフレアーが? 逆光ではない順光だったので不思議です。

 学文路から続く他の地蔵堂の写真には無い現象…、この第六地蔵のお堂の痛みが激しく、お地蔵さんが嘆いていられるのかも知れません??