今日も、歩いて行こうか…

近郊の山歩きや、昔の街道・古道を歩いてみたり…、鈍行列車で知らない町を訪ねると、探していたモノが…きっと見つかる。

山あいの城下町:白壁の土蔵と暖簾が印象的…

2007-04-11 01:08:03 | 知らない町を歩きたい…
岡山県北部、旧・出雲街道の城下町である勝山。
今春の青春18きっぷの最終回の場所に、この町を選んだ。
姫路から姫新線で鈍行列車の旅…
ほとんどの乗客が津山の鶴山公園の桜見物で満員状態。
津山から更に1時間ほどかかってようやく中国勝山駅。
駅の観光案内所で地図などの資料をもらい、散策開始…。

5分ほどで町並み保存地区の通りへ…
格子のある商家、白壁の土蔵のある酒蔵など入り口に、
それぞれ暖簾が掛けられてありそれを見て歩くだけでも
楽しめる。
保存地区の西側の旭川には高瀬舟の発着場跡の石組みも
残っていて、昔の賑わいの面影が目に浮かぶようだ。
旭川の橋を渡り、振り返って見ると
町の背後には緑の木々に覆われた太鼓山と
白壁の土蔵などが川面に映える。

町並み保存地区には「勝山郷土資料館」があり、
戦時中にこの地に疎開をしていた文豪:谷崎潤一郎の
資料や藩主の資料、高瀬舟の資料などが展示されている。

保存地区から東へ少し行くと「武家屋敷館」。
三浦藩の家老格:渡辺氏の邸宅が修復され内部を公開、
当時の武士の質素な暮らしぶりが興味深く見られる。
そこから少し北に行くと由緒あるお寺も建ち並んでいる。
時間があれば、太鼓山、本丸跡のある城山にも足を
伸ばしたかったが、またの機会…にした。


滋賀県・湖北地方を歩く…

2007-04-05 23:38:17 | 知らない町を歩きたい…
JR湖西線は、青春きっぷの利用者であろう中高年で満員。
この時期の敦賀行き(四両編成)、もっと増車するべき…。

さて、たちっぱなしの約2時間で永原駅到着。
三方を山に囲まれた静かな田園地帯の西浅井町・
大浦を歩いていると道端に土筆がたくさん顔を出していて、
都会人間にとってはちょっとした感激モードだ。
湖畔に出て海津大崎まで湖北風景に見とれながら歩く。
時々車も通る地方道ではあるが、遠くに見える竹生島、
その先には伊吹山も見えるので、それほど車が気にならない。

湖岸の桜も、老木から若木まで花を咲かせ始めていた。
(4月5日現在…3~5分咲き)
満開の時期には交通渋滞もあるようで、
海津から大浦方面への一方通行の規制とのこと。
海津大崎に近づくと長短数ヶ所のトンネルがあり、
最後のトンネルを抜けると海津大崎。
山側には大崎観音があり、石段を登ってお参りを…。
ここからの眺望も良く、休憩場所に使える。

ここから海津まで車道から一段降りた湖畔沿いの歩道へ。
海津の町に入り、三叉路を左へ曲がりひたすら歩く…。
古い民家もあり、街道の赴きも残っている。
民家を隔ててすぐ湖畔もあり、砂浜を歩くのも楽しい。

やがて知内浜の辺りで「湖のテラス」に着く。
一休みをする場所には最適。
知内川を越え、松並木の道を歩く…
右手の琵琶湖には常に竹生島が見え、
時には周遊船が現れて、その風景を飽きさせない。

夏のシーズンには人で賑わうであろうこの浜辺も、
洒落た別荘やキャンプ場も、今は寂しげ…
でも野草は咲き乱れ、水面の水鳥たちだけは
人の気配が無い自然を満喫しているようだ。

今津の町に入り、古い建物も目に付く。
琵琶湖の定期船が見えると今津港。
港を右に曲がると前方にJR近江今津駅。
駅の手前に観光案内所がある。
琵琶湖周航のメロディーが流れる館内には
その資料も展示されているので一見の価値有り。