今日も、歩いて行こうか…

近郊の山歩きや、昔の街道・古道を歩いてみたり…、鈍行列車で知らない町を訪ねると、探していたモノが…きっと見つかる。

2022年 初夏「有田・龍神道を歩いて高野山へ…」

2022-04-29 13:46:01 | 昔探しの旅:街道・古道…

GW前日、久しぶりに高野山を目指して歩こうと計画…

高野山の参詣道=高野七口のひとつである、

「有田・龍神道」を歩いて来ました。

公共交通機関が少し不便なのが、難点です。

●かつらぎ町・コミュニティーバス=一日4便。

  始発8:00、次便12:00…

  始発には到底乗れそうもなく、2便を利用。

往路=JR芦屋を9時前に出発…

(神戸線で遅延の情報、遅れ発生…)

とりあえず、遅れている新快速に乗車…

大阪駅に到着後、予定通り9:19発・紀州路快速…

10:53 和歌山駅に到着、和歌山線に乗り換え…

10:55発・王寺行き普通に乗車…

 ・2両連結のワンマン電車(乗降は先頭車両)、

 ・ICOCA利用可能=車内の降車口に設置あり。

11:37 笠田(かせだ)駅に到着…

駅南側にコミュニティーバス・バス停とバスが待機…

12:00 発車時、乗客は2名…途中で1名乗車…

山間部の集落などを走り、残された乗客は我一人。

ようやく終点:花園温泉に到着…(13:02)

温泉施設の向かい側に石段の登山口…

ここで昼食を…と思いながらも、出発…(13:05)

石段を登った先から、急登が始まり…

登った先に休憩場所があるかも…で、一気に…

延々続く急登…これでもか…と、いうぐらい。

スギ枝などの散乱で、歩き難かったり…

杉林の山腹を登り続け…

見晴らしの良い所で休憩…と、思いながらも、

いつまでも山腹を登るばかり…

少し緩やかになり風もあり…

でも、再び、急登が始まり…

ようやく林道に合流…(14:10)

ここからは舗装された林道歩きが始まります。

少し歩いた先に、熊出没・注意の看板…

緩やかな下り坂になり、少し不安感も…

地図で確かめ…歩みを進め…

林道脇にチェーンソウで作った彫り物が…

林道を進んで行くと、初めての眺望…

一息ついて、さらに進むと分岐に…(14:41)

振り返り=トレッキングコースは左へ…

高野山へは直進…

次の林道に合流…(14:46)

高野七口=左方向へ…

延々続く林道歩き…

舗装されている分、歩き易いが足に堪えます。

再び、眺望に恵まれ…遠く紀伊山脈も…(15:00)

ひたすら林道歩き…人の姿・車にも会わず…

別の林道に合流=湯川辻に到着…(15:43)

少し広くなった林道というより車道を進むと…

高野町:防災ヘリポートに到着…(15:51)

ここでも人の姿無く…ヘリポートの広場だけ…。

車道を進み続けると国道480号線に合流…(16:06)

・国道だけに車の通行があり、歩行注意です。

広い駐車場の先、木々の間に”大門”が…(16:13)

あと一息…一気に歩みを進め…

”大門”に到着…(16:18)

大門にお目にかかるのは数年ぶり…

帰りの「南海:特急こうや8号」には間に合わず…

大門に入り、ベンチで休憩タイム…昼食を済ませ…

ゆっくり門前町を歩き、千手院橋バス停へ…

このバス停は本数も多いけど、平日の今時間…

バス=約40分後なので、女人堂まで歩くことに…

女人堂に到着…バス停で休憩…(16:50)

17:15発のバスで高野山駅へ…

17:43発のケーブルに乗車…

極楽橋から17:52発の各停で橋本駅へ、

橋本から18:40発の急行で難波へ…

難波駅:無事に到着…(19:30)

極楽橋から特急が早くて便利ですが…。

●平日は特急の最終便が早いので注意!

*距離=13.5、標準歩行時間=5時間5分、

今回=帰りに特急を利用すべく、

林道・車道では少し急ぎ足で=3時間15分。

次回=旅に出たいという願望あるけど…??

 

 

 

 

 

 

 


2021年 秋旅「富士山:一合目~五合目を歩く…」

2021-10-24 15:18:19 | 昔探しの旅:街道・古道…

秋旅といえば”紅葉”ですが、

天気と旅の予定が合わず…で、

富士山の五合目までの樹林帯を登ることに。

普段「富士山は下から見る山…」と

言っているので、それを確かめるのと、

初めての富士山裾野を体験するのが目的。

富士山までのルート=いろいろ考えた結果、

12~3年前に”青春18きっぷ”で

木曽・中山道を歩いたこともあり、今回は

特急で木曽路を通るのも楽しみの一つ。

また、当初は松本城…も考えましたが

天気が悪く断念…。

<1日目>10月22日(金)

昼前に芦屋を出発…新大阪~名古屋~

塩尻~甲府18:33に到着…。

中央本線・木曽の山中を抜ける頃から降雨…、

乗り換えの塩尻駅でも

小雨が降り続き、気温も低め。

日が暮れた甲府駅に着くと雨の気配なし。

翌日のバス停を確認後、ホテルへ…。

夕食=旅の定番=とんかつを食べようと…、

近くの「とんかつ 甲州  天山」へ…

甲州富士桜ポークを使ったお店で、

ロースかつ+ライスセット=¥1,300- 

満足の美味しさでした。

<2日目>10月23日(土)

早朝にホテルを出て甲州駅北口のバス停へ…

(写真は南口)

7:10発の富士急:路線バス

富士急:富士山駅行きに乗車…¥1,600-

名物:甲州ブドウの棚を見かけたり…しながら、

次第に山越え。

三つ峠登山口を過ぎると

山間の車窓から冠雪の富士…

山を下り、河口湖町では観光地らしい様相…

河口湖畔からハイランド~河口湖駅~

富士急:富士山駅に到着。

9:10発:馬返し行き・代行タクシーを待つ間に、

積雪が気になり、スバルラインの状況チェック…

(下山=スバルライン五合目~バスで河口湖駅を予定)

四合目から先は通行止め…、

待っていたハイカーさんと話を…地元の常連の方で、

好天なので昼までに通行可になる…と。

それを聞いて一安心…

=通行不可なら往路を戻るかも…でした。

代行バスで出発…乗客4人、

富士浅間神社の境内、樹林帯を通り、

次第に車一台ギリギリの山道を揺られ…

馬返し停留所:標高1,450mに到着…(9:40)

¥500-

すぐに登山道(昔の富士講の参詣道)…

石段~鳥居を過ぎると祓い所跡…

暑くもなく寒くもなく、

山歩きにはベスト・コンディション…

登山道としては京都:愛宕山の参詣道に

似た感じでした。

山道、階段状、石段…歩き易いし

樹木に囲まれて森林浴気分。

三合目・見晴茶屋跡:標高1,840mに来ると

初めて眺望が広がり…

登山道=参詣道の歴史の表示板が設置され、

当時を偲ばせます。

四合目:標高2,010m…

四合五勺には御座石浅間神社跡と御座石、

井上小屋跡…

標高が上がり、石畳の窪みの水が凍っていたり…

日陰に霜があったり…

五合目:標高2,310m周辺に来ると、

いくつもの小屋跡などがあり…

どこが本来の五合目なのか…と、思ったり…

車道に突き当たり、車道を進み見上げると山頂が…

車道から登山道…林道を横切り、

登山道へ入った所に五合目の標識…

ここが地図上の五合目ということかも…。

その先を登りきると

”五合目・佐藤小屋”に到着…(11:39)

予定の半分の時間で到着しました。

休まず、スバルライン五合目へ向かい…

佐藤小屋を振り返って…

富士山特有の砂利道で富士山腹を横切っています…

麓の眺望はスッキリ…見上げると山頂…

寒風が吹きまくり、凍えそうなぐらい…

体感的には0℃以下。

気温測定=2℃(12:00、晴れ、寒風強い)

スバルラインからの観光客が…

(多分、すぐに引き返すでしょう…)

冬装備の中高年の登山団体も…

(多分、六合目辺りまでかな…)

スバルライン五合目に到着…(12:05)

バス停の確認をして、周辺をウロウロ…

自家用車、バイクで登って来る人が多いみたい。

下山バスの出発まで時間タップリ…寒いし…

目の前に山頂が見えるポイントへ…

レストランに入り昼食、温かい所で時間つぶし…

土産物は観光客値段?

食品は添加物だらけで買う気も起らない…

シーズンの時期は

今以上に混雑するだろうと想像出来ます。

13:40、下山のバスに乗車…6割の乗車率。

¥1,570-

順調に下り、河口湖駅に到着…(14:25)

駅の裏側には富士山が…

窓口で東京行きの高速バスチケットを購入…¥2,000-

15:00発のJRバスで東京駅へ…

途中、中央道:渋滞で約30分遅れで

東京駅に到着…(17:45)

18:03発の新幹線で新大阪~芦屋に帰着。

★結論:

五合目までは緩やかな裾野を登るので、

思っていたほどきつくない。

やはり、富士山は下から見る山…

五合目までの樹林帯を歩く方が楽しい。

次回=紅葉を求めての旅になりそう…かな??

 

 

 

 

 

 

 

 

 


’19 「紅葉を求めて…」 奈良県吉野山・奥千本から黒滝村へ~

2019-11-21 23:08:27 | 昔探しの旅:街道・古道…

11月20日、早朝に芦屋を出発、近鉄・阿部野橋駅8:10発の特急で吉野駅へ…

 

今月三度目の近鉄利用で奈良県の山歩きです。

吉野駅に9:26着、当初はバスで奥千本まで行く予定でしたが、歩くことに…。

駅からすぐは急な坂道がくねくね(七曲り)続くので、ロープウェイを利用(¥450)

 

”ケーブルのりば”…と、看板が出ていますが、実際は”ロープウェイ”=約3分で山上へ運んでくれます。

山上駅に到着後、出発…(9:45)

緩やかな坂道を歩くと前方に金峯山寺:蔵王堂が…

南側に回り正面から蔵王堂へ…(9:53)

 

無事に下山できることを祈念し、小休止をしてから出発…(10:00)

急な登坂が続きますが、順調…

上千本の登坂は少々息切れ気味…でも、眺望ポイントに着くとホッとして…

今登って来た下の方に、蔵王堂が…

 

(春には満開のサクラの木も落葉状態でした、モミジは黄葉…)

少し緩やかな登りになった先に吉野水分神社が目の前に…(10:35)

神社には寄らずで…先を急ぎ…

高城山に到着…(10:48)

山頂への坂道周辺が見事な色づき…

 

展望台から遠くに金剛山・葛城山を眺め…、寒風が吹き早々に下山…

そのまま進んで奥千本バス停、金峯神社の大鳥居に到着…(10:59)

 

鳥居の下を通り、急坂を登ります…バスで来られたお年寄りには厳しい坂。

登りきると金峯神社、寄らずにそのまま進み、歩き難い石畳の坂を登り…

ようやく、分岐…右へ進み、西行庵方向へ…

 

西行庵・鳳閣寺:分岐から不揃いの石段、急坂を下ると”西行庵”に到着…(11:15)

 

気温測定=6℃(11:17、日陰、寒風あり)

 

周辺はモミジが色づいていました…

ジッとしていると寒くて、早々に出発…(11:20)

ここに着くのが昼過ぎなら、青根ヶ峰など周辺を歩いて吉野駅に戻る予定でしたが

予定よりも早く着いたので、黒滝へ向かうことに…。

分岐に戻り、初めて歩くルートを鳳閣寺に向かって出発…(11:30)

緩やかなアップダウンが続く山道…案内標識もあり、順調…

 

下ったところに”百貝岳・鳳閣寺:分岐”…(11:48)

右=平坦な道で鳳閣寺、左=山頂へ急な勾配が続く上級者向け…とか。

 

当然、山頂ルートを選択し出発…確かに急な勾配ですが、

六甲を歩き慣れていると、これぐらいは大丈夫…。

百貝岳・山頂(861mのプレート、国土地理院の地図では、863m)に到着…(12:04)

 

山頂からの眺望は無し、祠があり、小休止の後、出発…

緩やかな下り坂…進んだ先に、”理源大師廟”…(12:20)

 

下山の無事を祈念し、出発…下り坂を進むと”鳳閣寺”に到着…(12:31)

 

寺の展望台からの眺め…右方向に蔵王堂が見えます…

 

小休止の後、出発…車道の下り坂を進み”春日神社”前を通り…(12:39)

車道をそのまま進んで行くと”地蔵峠”に到着…(12:57)

 

ここは「日本三大地蔵峠の一つ」で、東屋もあり、昼食タイム…

昼食後、地蔵堂の横から山道へ…(13:15)

緩やかなアップダウンが続き、等間隔設に設置された案内標識を見ながら…

終盤、T字分岐で標識の矢印通り進むと、途中で踏み跡が無くなり、ルート消滅。

 

結果、分岐から下る狭い舗装路進みながら、標識を探すが見当たらず…

林道で、この先には広い車道があるはずなので…(谷筋=地図上では粟飯谷かと思いながら…も、少し不安)

(黒滝村に要望=18標識の→を、右折→↓に変更、「ここから粟飯谷」「この先、粟飯谷集落」などの表示を…)

途中に工事用機械や建物があったり…建物も…、そのまま進み、

どうやら集落に到着…前方から人がやって来たので聞くと…(14:00)

粟飯谷集落で…この先、目的地へのルートを教えて頂き、お別れ…

しかし、途中で違っているような気がして、地図を見ていると…

軽トラのおじさんに声を掛けられ、聞くと…やはり間違って教えられていた。

戻って、正しいルートへ…溝の擁壁に今までと異なった案内標識で見つけ難い…(14:12)

 

ここから川沿いに進むだけ…延々と川沿いに進んでいると、

県道138号線に合流、その先に…

黒滝村の施設”黒滝・森物語村”が見えて…(14:35)

 

この先に目的地があると思いながら県道沿いに、しばらく進むと…

道の駅「吉野路・黒滝」に到着…(14:45)

奈良交通:黒滝案内センター・バス停…

 

ここは”大台ヶ原、みたらい渓谷”へ行く際、バスの中から見ていた場所。

(バスを待つ間、道の駅で、柿でも購入しようと…でも、芦屋で買うのと値段が同じ=断念)

今日は、ここから乗車して下市口駅へ…

15:27発のバスに乗車… (今日も満席に近い乗車率でした)

近鉄:下市口駅16:18発の特急で阿部野橋駅へ…。

 ●奥千本まではハイカーの姿はありましたが、その後は全く見かけず。

 ●初心者だけは避け、熟練者同行がお勧めです。

 ●歩行時間は、標準より早いです=ご承知おき願います。

 ●参考資料:「歩く・なら」

  http://www3.pref.nara.jp/miryoku/aruku/dd.aspx?menuid=1227

 ●黒滝村の施設”黒滝・森物語”、道の駅にも温泉があるので、時間のある方は楽しめそうです。

 *黒滝村(総務課)に20日夜、案内板の件で善処をお願いするメールを送信しました。

   結果、11月末現在…全く反応無し! (村の住民以外は相手しないのかも?~残念)

   

 


’19「紅葉を求めて…」奈良県天川村:みたらい渓谷、観音峰~法力峠へ

2019-11-11 15:27:26 | 昔探しの旅:街道・古道…

四年前、みたらい渓谷の紅葉を見に行った時、降雨後で紅葉の終盤でした。

今年の紅葉情報では”見頃”に入った…と。

今回は翌日に降雨予報があり、雨で葉が落ちる前に行こうという訳です。

11月10日朝、芦屋を出て近鉄阿部野橋駅へ…駅で”みたらい渓谷散策きっぷ(¥3980-)”を購入。

8:10発の特急で下市口駅へ…9:11着、改札を出るとバス停には行列…

奈良交通は人数を数えながら、臨時バスを運行…2台に分乗して9:20に出発。

山間を走り、天川川合バス停に10:14着、天川村総合案内所に立ち寄った後、出発。

吊り橋を渡り、川沿いの車道を約15分で、遊歩道入り口~狭い遊歩道を休憩所へ…

みたらい渓谷・休憩所周辺が見所ですが…色づきは始まったばかり…

見上げる山腹の上部が色づいています。

紅葉見物の人出は多め…階段を上がり、滝の上部へ…

そのまま急坂をアップ、川沿いの遊歩道を進み、洞川方面へ…

標高が少しでも上がると色づく木々も鮮やかに…

杉木立の遊歩道を進み、観音峰登山口分岐に到着…(11:30)

前回は吊り橋を渡って休憩所に立ち寄りましたが、今回は寄らずに、観音峰へ…

クマに注意の看板もあったり…

急坂に設けられた階段を一歩ずつ…結構キツイ登りです。

登るにつれ、山腹の木々の紅葉が鮮やかで…

途中…観音水、観音平、観音の岩屋を過ぎ、展望台へと進んで…

観音峰展望台(1285m)に到着…先着のハイカーたちで賑わって…(12:35)

ここで青空の下、四方の山並みを眺めながら、昼食タイム…

稲村ヶ岳もスッキリ…

洞川温泉も眼下に…

大半のハイカーたちは、ここで折り返し下山します。

今回は法力峠~洞川へ抜ける予定なので、昼食後、出発…(12:45)

前方の山を登って下って、見事な紅葉を楽しみながら…

次の尾根を登りきると観音峰山頂(1347.7m)…(13:15)

前回は、ここで折り返しましたが、今回はこのまま進んで行きます。

左:杉林、右:雑木林の広い尾根道で歩き易いけど、キツイ…

アップダウンを繰り返すと三ツ塚(1380m)に到着…(13:37)

小休止の後、出発…狭い尾根道などアップダウンを繰り返し…

法力峠への終盤…(この辺り、踏み跡が少ないので注意)…急な下り坂を…

下りきると法力峠(1217m)に到着…(14:14)

ここは洞川から稲村ヶ岳ルート、観音峰ルートのY字分岐です。

今回は洞川へ向かって杉木立のルートを下って行きます。

所々、木の根道や岩が露出の所があり、歩き難かったり…

順調に下り、母公堂分岐に到着…(14:48)

このまま直進、向かい側の山腹全体が錦秋の眺め…

五代松鍾乳洞を経て、洞川の登山口到着…(15:09)

車道を歩き、町並みを抜けて…洞川温泉バス停到着…(15:25)

既にバス待ちの行列…定時のバス(15:58)以外に臨時便も…

二台のうち一台は下市口駅直行…運良く座れ、立ち客も乗せて満員で出発。

(立ち客の中には車酔いで途中下車した人も…)

下市口駅に16:55着、窓口で特急券を購入(¥520)。

17:18発の特急で阿部野橋へ…。

今回の「紅葉を求めて…」、渓谷の見頃は初期、標高が上がると見事な見頃でした。

 


番外編:熊野古道”中辺路”を歩く・・・

2017-04-25 11:19:01 | 昔探しの旅:街道・古道…

昨年後半頃から熊野古道を歩こうと考え、計画しつつ好天が続かずだったり…。

4月、暑くなる前に…と、宿泊場所と週間天気と合わせながら実行計画を立て、

結局、宿泊は紀伊田辺駅近くのホテルで出発二日前に予約、往復のJR特急指定席も。

<一日目>

4月23日(日)朝6:52発の快速で新大阪、特急くろしお1号で紀伊田辺9:58着…

10:15発の明光バスで10:54滝尻バス停下車、

滝尻王子に参拝後、11:00ハードな登りから中辺路が始まりました。

(滝尻王子の向かい、熊野古道館=前もって調べていたので立ち寄らず…)

いきなり始まる木の根道の急坂はホンマにキツイ!

(500mごとに立てられた番号道標が楽しみに…)

11:15不寝王子~登ったり下ったり、木の階段もあれば石畳道もあったり…

もう、汗・汗・汗だく!

高原の集落に近づき12:25高原熊野神社~平坦な道や石畳の下りだったり…

また山中の登りに…、12:54高原池でホッとしたあと、13:00大門王子~

再び、登ったり下ったりを繰り返しながら十丈王子~上多和茶屋跡~大坂本王子~

14:37…牛馬童子口バス停。

ここは国道311号に面し、道の駅:牛馬童子ふれあいパーキングがあり、

ここで”めはりすし”を購入し昼食タイム。

昼食後14:55出発、15:09牛馬童子に出合い…

休むまもなく出発、山道を下ると近露の集落、15:24近露王子…

この集落には美術館や民宿などもあって、外国人ハイカーの姿も多く見かけました…

集落を過ぎて、15:45楠山坂登り口から再び山中の登り坂が続き…

16:04比曽原王子~16:19継桜王子、

この先に進むと、紀伊田辺へ戻るバスの時間に間に合わなくなる恐れもあり、

一日目はここまでに。

継桜王子から下ると”野中の清水”名水百選に選ばれていることで有名…

車道を下り、野中の一歩杉バス停に16:45着、

17:30の最終バスまで時間待ち…

17:30龍神バスで紀伊田辺駅前へ戻り、ホテルにチェックイン18:50、

駅周辺で晩食を済ませホテル(泊)。

 

<二日目>4月24日(月) ホテルを6:20チェックアウト、

紀伊田辺駅 6:35始発の龍神バスで野中の一方杉バス停へ…

野中の一方杉バス停7:49着、出発~継桜王子、

とがの木茶屋前8:07~小広王子~9:05草鞋峠~

草鞋峠から下り林道へ出ると、この先通行禁止で迂回路へ…林道は平坦、

でも、山中の迂回路に入ると

厳しい登り坂、これでもかこれでもかという細い急坂が続き青息吐息…

はるか下に登り始めた付近も…

ようやく登り切った所で、朝のバスで近露から乗車したご夫婦(小広峠まで乗車)が休まれていて…

こちらの足の速さに驚かれながら、近露での民宿が少し離れた場所だったけど一泊二食、弁当も満足だったとか…

小休止を済ませ、先を急ぐことに…歩き難い急な下り坂を経て林道へ~途中、細い坂を下ると10:21蛇形地蔵。

少し進むと、本来の古道分岐に合流、清流の谷川に掛かる橋を渡り

10:30湯川王子~

(この付近ではハイカー(外国人など)の姿も少し見かけるようになったり…)

徐々に坂道、次第に急な坂道を登りきると車道に出て、

10:50三越峠着(小休止)10:55出発…

峠からは下り坂が続き、やがて林道、分岐から下ると音無川沿いに歩き~

11:38船玉神社に…

再び、登り坂を登りきると…11:58、発心門王子に到着

(ここはバスで来ることも可能)

静かな車道の舗装路を下り…

車道の舗装路を下り続け、12:20水呑王子~

集落に入りアップダウンを繰り返しながら伏拝王子~

再び山道に入り整備された下り坂を経て…

13:00三軒茶屋跡・九鬼ヶ口関所跡を過ぎると…

丸石の石畳の登り坂(歩き難い)を過ぎると緩やかなアップダウン~

途中、展望台への分岐があり、階段を上りきると広場があり…

13:20”ちょっとよりみち展望台”本宮の旧社地:大斎原の大鳥居が見えます。

ここで持参のパンを食べながら小休止、13:30出発、

ここからは石畳や整備された下りが続き、集落に出て…

脇道を下ると熊野本宮:裏鳥居前に到着=13:41、(予定よりも早く到着)

本殿に無事到着の感謝をして表鳥居に抜け、バス停、バスの時間を確認後、

14:00旧社地である大斎原へ…

(静かな雰囲気が楽しめると思っていたけど、数箇所で作業員の落ち葉を吹き飛ばす機械の音がうるさくて…)

早々に退散…バス停に戻り14:20…14:37発の明光バスで紀伊田辺駅へ…

紀伊田辺駅前に16:10着、みどりの窓口で当初(19:56発)の特急を変更、16:32発くろしお26号に乗車。

新大阪18:51、新快速に乗り換え、芦屋に19:24帰着。

<参考>

中辺路のメインルート…木の根道、大半が杉林の中の山道、林道、集落の舗装路、

厳しい登り坂もあれば、心地良い風が吹きぬける場所もあったり…でした。

歩行距離:滝尻バス停(滝尻王子)→継桜王子・野中の一方杉バス停

16.9km(標準歩行時間7時間10分、標準所要時間9時間40分)

→今回:歩行時間=4時間45分

歩行距離:野中の一方杉バス停(継桜王子)→熊野本宮大社(大社前バス停)

20.8km(標準歩行時間7時間、標準所要時間8時間50分)

→今回:歩行時間=5時間50分

 普段、六甲山で歩き鍛えているので、今回の時間で歩き通せたようです。

●山中では常にリスクがあると考えるのが基本なので、それらも十分考えました。

●天気が不安定な日は避ける…濡れた石畳道は滑り易く、疲労度が増します。

●途中、民宿などありますが値段設定が外国人向けと思えるような…?

熊野古道:次回は”小辺路”を歩きたいと思っていますが…いつになることやら?

 


2016年「青春18きっぷ」で行く…飛騨高山:乗鞍岳へ

2016-09-03 10:06:13 | 昔探しの旅:街道・古道…

7月末頃から計画、週間天気予報を見ながら予定日の天候不良で延期続き…

乗鞍岳は諦め、長野県松本方面の計画をしたり…これも天候不良で中止、ようやく…9月1日実施出来ました。

朝8:38発の新快速で芦屋を出発…米原~大垣~岐阜を経て、高山に15:25着、約7時間の鈍行列車の旅。

<一日目>

高山は昨年の夏旅で訪れ、歩き回っているので街歩きはパス…「飛騨高山まちの博物館」だけ立ち寄り。

この博物館は無料で閉館時間も19時、展示内容もそれなりに興味深いので満足の場所です。

早めの晩食…ということで、ネットで調べていた「M」のカツ丼、結果は10点満点で4,5点。

(とにかく市内の飲食店は飛騨牛が中心、次いでラーメンが多い…)

<二日目>

6:45 ホテル出発…駅前の濃飛バスセンターで「乗鞍乗継往復きっぷ=¥4,530-」を購入。

7:00 バスセンターを出発→7:40 ほうのき平着、7:55発のアルピコバスで乗鞍畳平へ。

平湯温泉経由新穂高ロープウェイ行き=乗客はほとんどが登山客の様子…

自家用車での登山客は、ここに車を置いてバスに乗り換え(=乗鞍スカイラインはマイカー交通規制)…バスは、ほぼ満席で出発。

7:40”ほうのき平”着、7:55発のアルピコバスは乗鞍スカイラインの車両規制のゲートを過ぎ、次第に標高を上げて行きます。

車窓からは槍ヶ岳など中央アルプスの絶景を眺め、スカイラインを順調に快走…、8:43 乗鞍畳平に到着…

一気にバスで標高の高いところまで運んでくれるので”お手軽登山”…、中には普通の観光客の姿も…。

看板の後方に”富士見岳”、右後方に”コロナ観測所”…

畳平でバスを降りると少し風もあったので少しヒンヤリ、ウインドブレーカーを着て丁度いいぐらい。

空気が薄いといわれているけど、全く気にならず…、熊の出没情報も確認して…

剣ヶ峰を地図で確認して出発…(登山道は整備されてあり、好天であれば初心者でも問題なし)

8:45畳平出発 日差しが強く、歩き始めると汗…、ウインドブレーカーも脱いで…、富士見岳山腹の登山道(未舗装の車道)をひたすら…

目指す剣ヶ峰が前方に…

少し下って行くと山小屋”肩の小屋”前に…通り過ぎると”剣ヶ峰登山口”…9:15

ここからが本当の登山道、岩だらけの歩き難い急登でほとんどの登山者がバテ気味の様子…

こちらはいつも六甲を歩き回っているので、それほどバテることも無く順調…

汗タップリで歩き難い急坂を登って行くと”頂上小屋”、もう少しで頂上…

9:50 乗鞍岳最高峰:剣ヶ峰(標高3,026m)に初登頂…

好天に恵まれ、眺望は最高! 残念ながら富士山は見えず…、はるか下には”コロナ観測所””富士見岳”が…

山頂で眺望を楽しみながらゆっくりしたい気分でしたが、往路通り過ぎた富士見岳、お花畑にも…ということで、

10:00 下山開始… (岩場、岩だらけの登山道は下山時に一番注意が必要…)

往路を戻り、富士見岳へ…

10:46 富士見岳:山頂…(標高2,818m)

山頂から眺める畳平…

11:05 畳平に戻り、お花畑に向かうことに…

登山道でも咲いている花が少なかったので時期は終わったみたい…と思いながら…

途中、お花畑から戻ってきた方に聞くと、花は終わっています…とのことで中止。

富士見岳への登山道脇でわずかに残っていた「コマクサ」、あちこちに咲いていた 「イワツメクサ」…

お花畑への途中で「リンドウ」…

畳平にはバスで次々と登山客(外国人も…)がやって来ます…(貸切タクシーで来る中高年登山者も…)

こちらは…11:50発のアルピコバスで”ほうのき平”へ…、乗客のほとんどはここから自家用車で下山。

(畳平発、ほうのき平行き:毎時50分)

平湯温泉発:高山行きの濃飛バスへの乗り換え客は3人だけでした…

濃飛バスは平湯温泉発の高山行き…

高山バスセンター13:33到着、駅近くの「きくのや」で昼食(昨夜の晩食もここで済ませれば良かった)、ゆっくりした後、高山駅へ…

高山駅は昨年に引き続き、工事中…、14:48発の普通列車(4両編成)で美濃太田へ…

美濃太田に17:07着、17:27発の岐阜行きに乗り換え、岐阜駅18:04着。

岐阜駅構内の観光案内所に立ち寄り、パンフレットを頂き…18:21発で米原、19:18発の新快速で芦屋に20:59帰着。

新快速…次第に乗客が増え、満員状態=座っていても身体を動かすことが難しくなり、お尻が痛くなってきて(苦笑)

まァ、これが鈍行列車の旅のオモシロさ…(苦笑)

さて、”青春18きっぷ”…残りは後一回分、台風が来そうで天気が不安定?10日までに消化できるか少し心配なり…。

 

 

 


2015冬「黒河道を歩いて高野山へ…」

2015-12-20 20:47:20 | 昔探しの旅:街道・古道…

今日は年内最後の晴れ…かも、ということで、思い残していた高野七口のひとつ「黒河道(くろこみち)を歩いて高野山へ…」を実行することに…

昨年11月に10年ぶり二度目の「町石道(九度山~高野山)」を歩き、今年4月に「京大阪道(学文路~高野山)」、そして今回の「黒河道」です。

朝、7時過ぎに芦屋を出発…南海難波駅8:13発の急行で橋本駅へ…9:04着。

橋本駅は南海とJRの共同駅舎、駅周辺をチェックして9:10出発。

駅から南へ…、紀ノ川沿いに橋本橋を目指し、その後、橋を渡ります…

日曜日で車も歩行者も少なく、渡りながら前方の山々がこれから登る所かと…

川を渡り再び川沿いに賢堂交差点を目指し、交差点を左折し、南海高野線の踏み切りを越えてから山域に…

山里に入り最初のポイント=定福寺…9:28

門前を過ぎてから坂道が続き…、ようやく「黒河道」の道標と石仏…

急坂を登り、振り返ると「紀ノ川と橋本橋」が…

山肌には霜がタップリ降りて、日陰ではスリップしそう…人家も途切れ、山中にある柿畑を通り…ポイントの石仏に…

それなりに道標もあり、迷うことなく安心しながら進みます…と、思った時、表示の無い分岐が…右前方は人家、左はテープがあり、左へ。

荒れた山道を登ると車道に合流…、そういうのが多いようです…

車道を歩き、再び急な坂道へ…結構、キツイ…

ポイント:明神ヶ田和の集落が目の前に…10:15

上りきった所は人家前で車道などが交差、そのまま車道を進み(国城山方面だった)、違う?と地図確認で間違いに気づき、改めて左方向へ進むと道標発見…

前方の山の奥に見える山を越えたあたりが、これから進む高野山…

標高も上がっています…落ち葉がタップリでふかふかの山道を歩き、ポイント:ハイキングコース案内板のある分岐に合流…10:35

下り坂になり、ホッとするぐらい今までがきつかった…

”青淵集落”に出て…10:55

青淵集落の住宅横を通り抜け、舗装された狭い急な坂道(道幅60cmほど、落ち葉でスリップしやすい)を下り県道に出ると玉川峡…

以前は、架かっていた吊橋跡…11:08

玉川峡を渡るには県道を歩いて市平橋へ行かなければ…(橋の手前で工事通行止め=右の迂回路)…

市平橋…11:15

橋を渡ると、急坂の車道=ここもまたキツイ…、登りきると”市平集落”…11:25

ポイントの桂の大木を探すが見当たらず?…で、少し行き過ぎたり戻ったりしていると、番犬に吠えられたり…

結局、山の上から地元の方が下って来たのでお聞きして黒河道を確認、山に入りました…11:30

この山道が曲者…道標は最初の一つだけで、踏み跡が多く…進むと墓地に出たり、お社に出たり…行ったり来たりを繰り返し…

こうなると動物的勘を駆使して一気に山道を登り…次の道標に出合ってホッと。

登り続けて…やっと林道に合流し…ひと段落の思いで進みます…12:15

林道から分岐…足元が崩れかけた狭い山道に入り…

この先で道迷いしやすい箇所になり、ここでも動物的勘を働かせて進み…、水田跡のそばの狭い急坂の山道を登り…

ようやく…ポイント:久保小学校跡に…12:50 

日当たりの良い場所に先客のグループがいて昼食中…、仕方なくもう少し先のポイントで休憩することにして…林道合流地点へ 13:05

日陰でヒンヤリしていましたが、昼食タイム…昼食後、前方の林道(雪池山の山裾)へ入ります…13:25

谷川沿いで山麓を巻くように林道=湧水あり、ぬかるみ多く、少々歩き難い…、途中、林業の方が杉の切り出し作業中…作業の手を休ませてしまい、通り抜け…

林道のほぼ行き止まり(グレーチングヵ所)が山道への分岐(ここにあるはずの道標無し)…13:50

分岐:登山口から…伐採の終わった急な山腹を青息吐息で登り続け…、中腹で振り返ると遥か下の谷底から登ってきたわけです=ホンマにキツイ・キツイ…

 ↓ 雪池山(手前)の奥の山の向こう側が通って来た”市平集落”、その向こうが青淵集落”あたり?…

なんとか…ようやく…”黒河峠”へ…14:40

黒河峠は高野山内の山歩きのポイントでもあります…、ここから三本杉を目指して…(下り坂=落ち葉と湧水と苔などでスリップしやすい)

下りきると、谷川沿いでトロッコの線路が残る水平道(楊柳山と摩尼山の山裾)へ…ひたすら歩き続けていると…

風に乗って微かな持鈴の音が聞こえて…でも、お遍路の姿もハイカーの姿も全く無し、空耳だったのか??…少し不思議な体験でした。

静寂の杉林の中でひときわ目立つ杉の大木(古木)を見上げたり…しながら、ようやく”三本杉”に到着 15:00

ここから奥の院の横の車道を歩き…しばらくして”奥の院”へ…

この先にある「弘法大師御廟」へお参りし(撮影不可)15:15

その後、有名なお墓が並ぶ奥の院参道の石畳を一の橋口まで歩き…、苅萱堂前のバス停に15:45着

15:48発の高野りんかんバスで高野山駅へ…ケーブルで極楽橋駅・特急こうやで難波へ…

大阪難波駅17:50着~、芦屋へ…18:50着。歩行=約20k、橋本駅→奥の院:約6時間(休憩少なく、一般より速い歩きです)

黒河道=●日曜日でもハイカーの姿は全く無し(久保小学校跡で休憩中のグループ以外)、道標のある所もあれば、迷いやすい所に無かったり…

      ●ロングコースであり、途中リタイアは不可能に近い=山歩きに不慣れな方、健脚でない方にはお勧めできません!

      ●季節的には、植物が茂っていない頃(晩秋~春)が良いかも…、見通しが効くので踏み跡も見つけやすいし、害虫などもいません。

       但し、冬季は日陰などに霜・湧水ヵ所の凍結、標高の高い所では積雪・残雪の可能性もありますので注意が必要です。

 


番外編:奈良県・洞川温泉から五番関、大天井ヶ岳を経て吉野へ…

2015-04-25 22:55:10 | 昔探しの旅:街道・古道…

好天が続き、足を伸ばして山歩きに向かうことに…通勤客で混む平日とは違って土曜日は少しマシ。

朝、JR芦屋駅7:07発で天王寺、近鉄阿部野橋駅8:10発の特急で下市口駅へ。

駅前から奈良交通の洞川温泉行き9:20発…山の中の狭い道路を通り、標高も上げて進む路線バスでした。

洞川温泉に10:30に到着、バス停から出発、温泉街の車道を歩きます…

この温泉街は大峰山で修行をする修験者の方が中心に泊まられるようです。

この道路をどんどん歩いて行くと湧水で有名な”ごろごろ水”採水場…皆さん、車に大量のタンク持参で汲んでいました。

母公堂の前を10:55に通過…

この通行止めの橋を通れないと思って右の道を真っ直ぐ…、途中で気づき戻って約15分ロス…

毛又橋を確認11:30、ここを進まないと五番関トンネル:登山口に行けません…誰一人歩いていない車道をテクテク…ようやく到着12:00。

東屋の奥が登山口…小休止の後、急な岩だらけの坂道を登って15分、女人結界のある五番関に到着12:15。

ここから先、山上ヶ岳方面には女性は進めません。(女人結界の門は大峯山系に数ヵ所あります)

今回はこの写真とは逆方向=大天井ヶ岳(標高1439m)へ、12:20出発…

何度か山頂かと思わせぶりなピークを喘ぎながら登り、13:00到着。(急坂の途中で脚がつってイタッタッ…)

五番関からの先行の単独さん(ここで折り返し)と、神戸から五泊六日で熊野本宮まで歩く単独さんに出会い休憩。軽く昼食を済ませて13:15出発…

ここからは下り坂…とはいえ、けっこう厳しい所もあったり…、はるか前方には次に登る四寸岩山方面が…

百丁茶屋跡・二蔵宿小屋に13:55着、小休止の後出発…

足摺茶屋跡に14:40着、先着の夫婦連れだけ。小休止の後出発…

眺望のいい場所で大天井ヶ岳方面を振り返り…

ここでも山頂かと思わせるピークをいくつか超えて、ようやく四寸岩山(標高1235.9m)15:00着、すぐに出発…

この山頂付近は歩き易い尾根歩き…風も通って心地良くて…

安心していると厳しい下り坂が続いたり…落ち葉がいっぱいで、けっこう疲れます。やがて車道に合流…

ここからしばらく車道歩き…途中から山道へ…15:36

青根ヶ峯山頂への分岐15:50…今回は脚も疲れ気味なので山頂方向(階段)には進まず、左方向:金峯神社方面へ…

金峯神社に16:00到着、お参りを済ませ、16:12高城山展望台入り口に到着…休憩の後、展望台に向かわず出発…

前回、乗らなかった吉野ケーブルに乗車(吉野駅まで歩くには疲れて…)¥360ー

近鉄吉野駅に17:10到着…17:30発の特急で阿部野橋駅へ…JR天王寺から環状線で大阪、阪神で芦屋へ…。

今回のコース=洞川温泉から五番関~大天井ヶ岳を経て吉野…は、全体的には下りですが、アップダウンが長く厳しいです。

反対に吉野から五番関は全体的に登り中心で延々と続きますので、より厳しい山歩きになると感じました。

どちらにしても距離が長く、脚力・体力が必要です。(大天井ヶ岳に登る途中で脚がつってしまいましたが、その後は全く大丈夫!)

(記載の歩行時間=”山地図記載の標準時間”より早く歩いていますので一般的には”+2~3時間”加算が必要)

次回は…はてさて??


高野山開創1200年/「高野街道:京大阪道」を歩いて訪れる…

2015-04-18 20:42:52 | 昔探しの旅:街道・古道…

昨日の予定では奈良県天川村:洞川温泉から大天井ヶ岳を経て吉野に歩こうかと…でも、今朝になって高野山へ行こう…と変更。

(紀伊清水駅から”黒河道”を歩いて高野山へ…)しかしこれが想定外の出来事になるとは…。

阪神電車でなんばに向かう途中で、先行の電車が車両故障=乗車中の電車は当然遅延…中止しようかとも思いながら時の流れに身を任せ…

もうひとつ想定外のこと…いつも持参のボールペンを忘れて、ザックの中に予備があったと思っていたら入っていなくて…。

(今回は記録など無しということに…時間記録は途中から時計を撮影することで済ませました)

結局、南海:難波駅発が約30分遅くなり…ここでも急遽変更して”学文路駅”から”京大阪道”を歩いて高野山を目指すことにしました。

(なお、京大阪道沿いの旧跡・説明等は、多くのブログで詳しく紹介されていますので省略しています)

↓ 学文路駅に到着(10:04)

電車は高野山へ向かう乗客でいっぱい…ザックを背負った方も多く、この人達も高野街道を歩くのかと…。

しかし、紀伊清水駅では普通の服装の人がひとり、学文路駅では四人だけ(地元の人三人)でした。

ほとんどの人は電車・ケーブル利用で高野山へ向かったようです。

↓ 駅から”京大阪道”へ…集落を通る舗装道路を歩きます…

歩き始めの頃は道路標示や表示板があったりで、比較的わかり易かったけど、生活道路だけに分岐も多く、少し迷いながら…でした。

迷いやすいような分岐に表示がもっとあれば良いのに…と思いつつ。(もちろん、地元の方の手製の表示はうれしい限り)

緩やかな坂道をテクテク…次第に眺めも良くなったり…、

街道沿いには昔の本陣跡も…

千石橋を過ぎて、作水集落に向かう道はへとへとになるぐらい…とてつもない急な坂道(舗装路)が続きます(写真を撮る気も起こらない)。

集落を抜け、西郷集会所を過ぎると道幅も広がりドライブウェイを歩くみたいでしたが、すぐに道幅が狭くなり…

地元の人の車の通行も多め…慣れているのかスピードを出して走るので、歩行者は注意が必要。

この街道のポイント=日本で最後の仇討ちが行われたことでも有名:表示板あり…(11:50)、その先には墓所もあり…

その後、今は休校中の”旧・白藤小学校”手前で、カメラ持参の若い方と出会い…話をすると白藤小学校を借りて管理されているとか。

今日は撮影で貸していて、その管理のために大阪から来られていたようです…ついでにお願いをして内部を見せて頂ける事に…

いろいろ話をしながら、今では貴重な木造校舎…何らかの形で使わなければ朽ちてゆくだけ…。

集落の人達や行政、南海電車など交えて、いろいろな企画を…(都会の大学生などの斬新な企画を期待しています)

 ●極楽橋駅の手前にある紀伊神谷駅は秘境駅の趣きもあり…そこから白藤小学校も近いので交通至便!

 ●高野山から不動坂を下山…白藤小学校に1時間ほどで来れそう…夏涼しく、自然の中でキャンプも出来そう。

今日の想定外のうち、白藤小学校での出会いがあったことは、ホント…想定外の”嬉しい一期一会”になりました…感謝!

約30分ほどお邪魔をしてから集落の端まで一緒に歩き、お別れ…、その後、極楽橋駅~旧不動坂を経て清不動堂へ…

清不動堂(13:15)…昼食タイム、小休止の後、お堂の裏側から旧不動坂の続きに入り、女人堂へ…

金剛峯寺周辺は観光客や真言宗の信者さんの団体、バスでやって来た遍路の団体さん、また外国からの団体さんで大賑わい…

(やはり、静かで厳かな雰囲気の方が高野山には似合う気がしました…)

さて、奥の院方面に向かおうかとも思いましたが、あまりにも人が多くて、夕方の帰りの電車の混雑も気になり下山することに。

それでも、15時過ぎの極楽橋行きのケーブルは満員…、極楽橋駅からは皆さん特急利用が多く、15:13発の橋本行き:各停は空いていました。

橋本駅に15:54着(乗り換え)16:11発:急行で難波駅へ…でした。

★次回は…再び高野山を目指して黒河道を歩くか、洞川温泉から吉野へ歩くか…はてさて、どうなることやら?

<閑話休題>不思議な現象…?

 第六の地蔵堂を撮影…帰宅後にブログ作成で見ると、お堂の周囲を囲むようなフレアーが? 逆光ではない順光だったので不思議です。

 学文路から続く他の地蔵堂の写真には無い現象…、この第六地蔵のお堂の痛みが激しく、お地蔵さんが嘆いていられるのかも知れません??


10年ぶりに「高野山町石道」を歩く…

2014-11-21 21:01:29 | 昔探しの旅:街道・古道…

10年前の同じ日に歩いた歴史ある”高野山町石道”…

今日も天気は安定、気温も山歩きにはベストコンディション…

朝7時前に芦屋を出発、南海:九度山駅に8時56分着。

駅から西へ約30分…慈尊院~丹生官省符神社へ、神社の境内にある180町石柱から町石道に…

柿の木畑を横に見ながら標高を上げていきます…道標に”熊出没”と…

和歌山県にはそれほどの個体が生息しているとは思えないけど、柿を狙って来ているのかも…

でも、落ちている柿の実を食べた形跡無し…なので、大丈夫でしょう。

約20分程で、山全体が柿の木畑の頂上近くにある展望台に到着…、今歩いてきた九度山方面、紀ノ川の流れが一望出来ます。

展望台を過ぎると山の中へ…1町(約109m)ごとに立つ石柱を辿りながら、進みます。

順調に歩き、10時40分に”六本杉”到着…

11時に古峠、11時05分に”二つ鳥居”に到着…早朝の出発だったので、ここで昼食タイム…

12時08分=笠木峠、矢立に12時45到着…茶屋を横に見ながら、疲れた足に辛い上りがしばらく続きます…

(10年前はここから大門までが辛かったことを思い出します…) 

13時20分に着いた40町石地点は車道との合流…ここにも”熊出没”の注意喚起が…

外国人観光客への英文でも表示されてありますが、外国人ハイカーは町石道で出会わなかったです。

平日だからか、ハイカーも少なめ…(なお、このコースは経験者同行が安心です)

40町石地点から緩やかなアップダウンを繰り返しながらラストスパートに…終盤の大門手前の上り坂が益々ツライ…

坂を上りきった大門前の車道が工事中で写真が撮りづらくでしたが、14時15分大門に到着。

その後、1町石の石柱を撮影…結果、”高野山町石道”約22kを約5時間少々で踏破。

観光案内所(宿坊案内所)に立ち寄り、小辺路のマップ、宿坊パンフを手に入れて…(熊野古道:小辺路を歩きたい願望で資料収集)

高野山内でゆっくりするか…と思ったけど、帰宅ラッシュと重ならないために下山・戻ることにしました。

(朝は出勤ラッシュ時間のピーク前でしたが、満員電車の中ではザックが気になり下ろして持ちます…それでも足元で邪魔?)

目の前の千手院前バス停からバス=観光客(外国人観光客の姿も)で満員状態のまま高野山駅前へ。

高野山駅前~ケーブル~極楽橋15時20分発の電車で橋本~なんば~芦屋17時55分に帰着。

十年ぶりの町石道でしたが、普段、六甲を歩いているだけに体力にも余裕、健脚ペースで順調でした。