たろの事を知ったのは秋の始め
路地裏に住み着いた白黒の子猫が
ひどく人懐こくて
可哀想だけどどうしようもないよなあと
聞いて
つい存在を確認しに行ってしまった
多分ふくちゃんを飼っていなかったら
それ程感じなかった
ふくちゃんを飼うようになったら
他の猫のこともふくちゃんの事に重なって
切なく感じてしまうようになった
それまで野良猫なんて他人事だったのに
外でどんなに寒いだろうとか
お腹がすいてひもじい寂しい姿を
想像してしまうようになった
それは切なく耐え難い空想だった
餌やりのヒトビトを
自己満足のめいわくな人たちと決めつけ
猫に割く時間や金が膨大な人たちを馬鹿にしていた
そんなワタシが
こんな風に
感じている自分に
一番驚いていた。
路地裏に住み着いた白黒の子猫が
ひどく人懐こくて
可哀想だけどどうしようもないよなあと
聞いて
つい存在を確認しに行ってしまった
多分ふくちゃんを飼っていなかったら
それ程感じなかった
ふくちゃんを飼うようになったら
他の猫のこともふくちゃんの事に重なって
切なく感じてしまうようになった
それまで野良猫なんて他人事だったのに
外でどんなに寒いだろうとか
お腹がすいてひもじい寂しい姿を
想像してしまうようになった
それは切なく耐え難い空想だった
餌やりのヒトビトを
自己満足のめいわくな人たちと決めつけ
猫に割く時間や金が膨大な人たちを馬鹿にしていた
そんなワタシが
こんな風に
感じている自分に
一番驚いていた。