私のそばにいれば安心して
体をぴったりつけて寝ている たろ
を見ながら
なんでこの猫という動物は、
人間というワタシをみつけて
にゃーにゃーと鳴きながらついてきたのか。
どうして、こうして
別の種類の生き物のそばに体をぴったりとつけて
安心なのか。
別の種類なのに。
猫は、単独で暮らせる生き物ではなかったのか
人間になつかず家につく動物といわれていなかったか。
けっしてそんなことはなく、猫は
人がいないと不安であり
いつも一緒にいないとさみしく
ことばが通じようとつうじまいと
なにやらニャーニャーと訴えてきて、
なにかをわからそうとしている。
わかってくれると信じて。