朝まで起きていた。
いや
朝方早く起こされた
のか
さえも
はっきりしない
ぼんやりした
頭
で
いや
さえたこころもちで
今後の事を考える
答えは出ない
頼っていた御託宣もそこには無く
理屈ばかりが巡る
不安に拍車をかけるネコの喧嘩
予測される出来事への心配で
ますますねむれなく
身体を起こす
冷えてしまった身体と
喉の痛みにギョッとする
安心して熱も出せない
階下ではブラインドを開ける音
相変わらず
昔の不正について問い詰める
記憶をやんわりと修正しようものなら
止まらない
何もかもが、理屈を超えて
襲いかかってくる
正しいもへったくれもない
戻そうとしても
戻らない
問題の解決が難しいとき
癇癪を起こして暴れるという
方法しか無かった頃を過ぎた
無理だと思っていた散歩に出た
問題から離れる
陽光のもと
歩く
息切れ
心臓が高鳴る
血液が巡る
脳の循環がよくなり
そして
問題は
どうでも良くなった