久しぶりに叔母と話をした
雨が心配だからと電話をくれた。
電話をくれたからといって、何が変わるわけではないけど
思いついたのだろう。
叔母は川の土手近くの低いところで暮らしているんだけど
風も強くないし、そんなに災害もないし、
いいところに住まわせてもらって
幸せだと思ってる
と
言った。
歩けて自分の身の回りのことができてるだけ
ありがたいと思うよとも。
叔母の人生の話は細かく描けないけど
苦労の連続だったし、今だっていくつも苦悩と言えるものを抱えていると言える
しかし、その人の口から
「幸せだと思ってる」と
芯から思っている口調でしみじみと語られると
幸せってなんだろうなと思う。
ほんとうに普通に思っていることが
幸せなんだ
痛くもなく、
口から息が吸えて、
水が口から飲めて、
目が見えて
足が動いて
自分でトイレに行ける
たとえトイレに1人で行けなくても
なにかあるはず福音が。
それに気づけるかどうかが
幸せかそうじゃないかを分けるんだろうと
思った。