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真鳥類?

2006年06月16日 | Weblog

 中国北西部の白亜紀前期(約1億1000万年前)の地層から、現代の鳥の
祖先にあたる水生鳥類の化石が見つかった。 「真鳥類」といわれる現代鳥類の
直接の祖先の仲間で、水かきや飛ぶのに適した風切り羽を持っていた。

中国科学院などの研究チームは「最古級の真鳥類の化石だ。
現代の鳥の祖先はカモのような水鳥だった可能性が高い」と分析している。
16日付の米科学誌「サイエンス」に発表した。

見つかったのは5羽の化石で、頭部を除くほぼ全身の骨格が確認された。    
体長は約30センチ、胸骨の特徴から真鳥類とみられる。
骨の形状から水中で足を前後に動かし推力を得るのに適した足だった。
カイツブリのように水中に潜って魚をとることもできたと考えられる。

鳥類は、陸上で生活する恐竜から進化したと考えられているが、現代の鳥に
つながる真鳥類は、ごく初期の段階で水辺の生活に適応する
進化をしていたらしい。

真鍋真・国立科学博物館主任研究官は「真鳥類は、中生代(白亜紀を含む)の
鳥類の中では飛行能力が高かったが、後世の繁栄につながる特徴は不明だった。
今回の発見で、生活環境を水辺にも広げる能力を初期の段階から持って
いたことが明らかになり、独自の進化や繁栄につながった可能性がある」と
話している。 【永山悦子】(毎日新聞) - 6月16日3時9分更新


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