はさみ屋のブログ

理・美容師の使うカットシザーのメンテナンス・アドバイザー(研ぎ・調整・販売)

知識交流求む。

2006年08月28日 | Weblog

自分の知り得る事が・・・ 仮に100あるとしたら、それをジャンル別に10分割
したとしたら・・・ ひとつのセクションには、10個の知識が有ることになる。
ここでは知識もスキルも同じものとして、とにかく10個は有るとしてみる。

さてっ そのひとつのジャンルが、自分のビジネスの領域だったとしたら

これが出来ます。 あれも出来ます。 こんな事も知っています。
あんな事やそんな事も知って居るんです。 なんせプロですから!
と「10個」全部を素人のお客様相手にアピールしたがる。 

人間は得意な事を繰り返しやりたがるんです。

もちろん、それらは、自慢だけでなく出来ない人達から仕事をもらうためにもです。

「暗闇でウインクしても、口説きたい相手はそれに気付かない」ので
気付いてもらうためには、必要なのが宣伝やプロパガンダです・・・ ね。


自分のビジネスの領域(得意分野?)と仕分けたモノが仮に「10個」でした。
同業者などのライバルも、自分と同じ「10個」だと思いがちですが・・・
中身が「3個」の個人もいれば・・・ 複数の専門家が集まる組織としてなら
持ち駒は「120個」も有り得るわけです。 あくまで例えですが・・・

逆に、一個人でも「10分割」した別のジャンルや、他のセクションを犠牲にして
一分野に特化しようとしたら、個人で「30個」の知識やスキルも有り得ます。

世の中には、それぞれの専門分野で、それぞれのプロが存在するんですね。


つまりそれは、自分で考える(やる)よりは、その道のプロに任せるという事が
成立する事です。 何かのプロになれればニーズが有ると言い換える事も出来ます。

お客様は、専門家に任せることで、自分自身で苦労してやらなくても良くなるし・・・
必要以上に無駄な事まで、考えなくて済むからなんですね。

多少のコストは必要でしょうが、その道のプロなら、落とし漏らし無く
逆に、自分でやるより素早く、お安く処理してくれると思います。

では、逆の発想として、自分の仕事に対しては、プロとしての知識やスキルが
人よりも勝っていなくては、プロとして生きていけない事でも有るんです。
その道のプロに成るには、それだけの努力も必要なんですよね。


さて、それを自分のビジネスに当てはめて、真のプロかどうか考えて見ましょう。
取り合えず・・・ 不足もあるけど、素人よりはマシってな人は学び続けましょう。

きっかけが・・・ 極める前に得意だからで、自分のビジネスとして始めてしまった。
でも良いのです。 半数?位は、多分そうだと思います。

肝心なのは、お客様の望む技術や知識を持っていて、お客様のお役に立つ事で
自分の役割が評価される・・・ それで自分も生きていく事が出来れば・・・ ですね。

つまりは、お客様の考える(やる)手間を、代わりに考えて表現したり、処理して
あげられるのなら・・・ 今が、完璧で有る必要は有りません。

但し、自分がその道のプロとして・・・ どの程度の位置に居るかには
アンテナを張り続ける必要は有ります。 座標軸の事です。
そもそも、自分に何が足りないのかを知らなければ、解決できないですし・・・

単に商品を仕入れてきて、棚に並べるのだけが、ビジネスでは有りませんよね。
お客様のニーズに合わせ、お客様の代わりにそれを処理する。
つまり、お客様の脳ミソを代行してあげるのだってビジネスですよね。

まとめ

戦後、マニュアル方式で学ぶ様になってから、真のプロが激減したと思います。
代わりにセミプロなら、マニュアルで簡単に育てる事も可能になった。

セミプロがゴロゴロ転がっていると、あえてプロと名乗り難い感も有る。
半端なプロと一緒にされたく無いからと、気恥ずかしい事も要因のひとつですね。 

でっっ 書き出しの これが出来ます。 あれも出来ます。 
こんな事も知っています。 あんな事やそんな事も知っているんです。
なんて仕事欲しさの口上は、オイラの場合口には出さず・・・ 

お客様に任せられた事だけこなして、聞かれた事に答えるだけに徹している。
素人さんは結果が良ければ、自慢話なんて聞きたくも無いと思うので・・・
それは、ツールでも渡せば済むことです。 それ位のウインクはしてますね。

大変な事を、涼しい顔で何気なくやってのける。 なんか粋だよね。
その道のプロから認められなくては、まだまだ一兵卒。 
セミプロの途上だとオイラは考えている。

一昨日から、ほんの少し涼しくなったから、やや正気を取り戻しつつ有ります。
まだ、労働意欲は減退気味でも・・・ ショートしていた思考回路は動き始めました。

勉学の 秋 間近。 その道のプロと交流を持ちたいので、誰か遊んでください。 

素人相手の自慢も良いけど、プロだと錯覚しているかも知れないオイラに
お仕置きしてくれる様な、プロとお友達に成りたいんです。

専門用語で検索してここにたどり着くのは、おそらく同業者が8割。
数十人の同業者がここに来てると思うんだけどねぇ・・・ 。


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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (小宮)
2006-08-30 13:16:39
異業趣交流。は聞きますが同業はあまり聞きません。

みんな社長で店主、おまけに職人なんでしょうか

床屋も不景気といえど。武士は食はねど高楊枝。

プライドだけは
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職人気質? (8338goo)
2006-08-30 23:17:06
茹で蛙の話を知っていますか?



鍋に入れられ、火を付けられても最初は緩いので

良い気持ちで風呂にでも入った気分でいたら

熱さに気付いた時は、手遅れでどうしょうも無い

状態だった。(気付きと、対策の甘さについて)

と例える話です。



戦後の理容業界は、花形でしたし儲かりました。

少なくても日本にビートルズが来るまでは。

ピーコック革命やモッズ・ルックでも

長髪だからNHKに出られなくても

全ての若者が床屋放れはしませんでした。 つまり

理容業界はまだ、ぬるま湯でじょんのび出来ました。



気が付いたら・・・ 現在の状態です。



別な、茹で釜の話



「世に盗人の種は尽きまじ」の石川五右衛門は

処刑の方法が釜茹での刑だと聞いています。



息子?共々釜に入れられたそうで・・・

最初は子供を抱え上げていたらしいのですが

いよいよ自分が熱さに耐えられなくなった時

子供を踏み台にしたとか・・・



それを別な解釈では、子供の苦しむ時間を短くする

親心が有ったとかの話も有りますよね?



でも・・・ 理容業は刑罰で茹でられているのでも

鍋に入れられ蓋をされたカエルでも有りません。



お客様の好みの変化を理解して対策をとれば

まだ、間に合う業界だと信じたいのですが・・・

経営者が自分の改革を避けていては変わりません。



武士は食わねど高楊枝。



食わず嫌いの集団(業界)なのかも知れません。
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Unknown (小宮)
2006-08-31 07:23:18
お礼奉公までして習得した技術にしがみつくのも人情。業界ぐるみでぬるま湯に浸かっていた事はまちがいない所。共産主義の世界です。かってのソビエト連邦の様に崩壊するかもしれません。日本の文化が床屋を必要としているのか知りたいところです
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