<かぐや>人類は確かに月面に立っていた……アポロ15号噴射跡を世界で初めて確認
5月20日15時52分配信 毎日新聞
米航空宇宙局(NASA)のアポロ15号が1971年に月面着陸した際に残したエンジンの噴射跡を、日本の月探査機「かぐや」が撮影した。宇宙航空研究開発機構(JAXA)が20日、画像を公開した。アポロ計画終了後、アポロの痕跡を撮影したのは世界初。 【写真特集】 アポロ宇宙飛行士の写真と同じ場所の立体画像、地球の入り、月面…月周回衛星「かぐや」が写した幻想的な画像 アポロ15号が着陸したのは、ハドレー谷と呼ばれる地点。かぐやが2月24日、搭載した地形カメラで周辺を撮影した。 画像を詳しく調べたところ、直径150メートルほどの白っぽい部分が見つかった。位置や地形の特徴から、月面に堆積(たいせき)していた砂が、アポロ15号着陸時のエンジン噴射で吹き飛ばされてできたと判断した。 アポロ15号は、米国のアポロ計画の一環。71年7月26日に打ち上げられ、同月30日に月面着陸に成功。8月7日に地球に帰還した。 |