嫌なニュースの中で、腱鞘炎で床屋を辞めたと容疑者の人物像が
紹介されていた。 廃業の原因が腱鞘炎? 真っ赤な嘘だと思う。
経営を維持する売り上げなら・・・ 一日平均3名のお客様が来て下されば
持ち家で店舗を持ち、使用人も使わずひとりで切り回していれば
なんとか継続出来ると思われる。
あくまで計算上ならと前置きして、顧客単価¥4000円×3名×26日で
=ひと月なら約30万円の売り上げが可能となるとしてみた。
まず、一日平均3名のお客様では腱鞘炎など有り得ない。
開業時の設備投資の返済やら、店舗の家賃やらの経費そして肝心の
生活費までを膨らませて考えたとしても・・・ 一日平均6人で
60万円の売り上げでも腱鞘炎なんて考えにくい。
なので腱鞘炎に成る人数のお客様が来て下さる程の床屋なら
売り上げ的には廃業などしないで済む事になる。
つまり・・・ 営業不振を病気のせいにしているだけだろう。
もしも本当に腱鞘炎になるほど、切れ無くなったハサミを使っていたのなら
それは、鮮度の落ちたネタで寿司を出す寿司屋のお客様が覚える不快感と
似たような不快感をカットを通じて、その床屋のお客様も
感じ取ることでも有り・・・ 経営に対する姿勢を疑わざるを得ない。
理美容鋏の研ぎ師なんて仕事をしていると、そのハサミの持ち主の
道具に対する心構えや、そのハサミの戦歴も研ぎながら
感じ取る事が出来る・・・
これは、私の実家が理容業を営んでいたからかも知れないが・・・
故に、腱鞘炎で廃業なんて言い訳にすぎない。
顔のゆがみを鏡のせいにするな。
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