残念な店。

通勤途中に、昔からやってそうな豆菓子やがある。
デパートにも時々出店していりから、なかなかの老舗なんだろう。

今日、そこの店から、ご主人らしい人が出て来て、店の前の舗道で三脚をセットし、カメラで何かを撮そうとしていた。

左右には特に被写体にしたいものはない。
あたりは真っ暗な時間帯。細い月でも取るんだか？

ところで、ご主人。
ここの舗道は、自転車が激しく行き来してるのはご存知でしょうに。

自転車の人たちが、三脚の足に引っかかって転倒したら－？
逆に三脚を引っ掛けられてカメラが破損したらー？

どっちになっても目も当てられない。
私は信号待ちをしながら、ことの次第を観察していた。

そもそも。
店の前に植物を置いているんだが、最近そいつが蔓延り、老舗でもそれでいいのか？舗道は公道のはずだがね‥という印象になってしまった。

つまり、周囲に気を遣わない人間だったのだ。

宣伝の時にはにこやかに和やかに接客していても、こういう瞬間で完全に帳消しになってしまう。

幸い、１台の自転車が気を利かせて、だいぶ手前で、前方から来る自転車をよけてあげていた。


私はホッとしたが、その状況すら気がつかない主人に幻滅。

いろいろ残念な人だ。