『からまる』 千早 茜 著 2021.6.5 読了
初めてTRYする作家さんである。友達の友達が友達だってことはよくあるが、登場人物はどこかで繋がっているところを描いている。
もちろん中には、今回の端っこな人物もあるが、最初の方で詳細のない人物のそちら側から見たストーリーを終わりの方で登場させるとか、なかなか深い読み物だった。
こういう書き方は好もしい。現世だって、自分の見方を相手はしない。同調はできても絶対ではない。気が合うと思いきや、相手が合わせ上手なこともよくあり、実はっていう話を聞けばショックを受ける場合も大いにあるわけだ。
実際私がそうだ。何だか相手に違った見方をよくされるが、全くそんなこと思ってないっていうことが殆どだ。単にストレートに言ってしまうと身も蓋もない批判だったりするので、社会性から考えると敢えて口にしないだけのこと(笑)
嘘も方便。気を遣ってるのがなんで解んないのかしら。
種明かしをして本音を言ったら、相手はショックで『そんなはずはない』って言うんだろう。せいぜい勝手に作った夢を見てるがいいって思うので、わざわざ種明かしはしないのだ。
この本も相手の見方が決定的でないところに共感した。本音など相手には解らないのだから。
最後は少し感動する場面がある。
以前ん読んだ他の作家の同様の視点を使った小説はくどかったりしたが、こちらは最後が私後のみの展開となったので、他の本も読んでみようと感じた。
色んな登場人物が出てくるが、誰と誰が知り合いで、さっきの場面で出てきたなって考えるのも面白かった。人物だけでなく物だったりもする。多方面から書き分けているところが凄いんじゃないかと思うのだ。
初めてTRYする作家さんである。友達の友達が友達だってことはよくあるが、登場人物はどこかで繋がっているところを描いている。
もちろん中には、今回の端っこな人物もあるが、最初の方で詳細のない人物のそちら側から見たストーリーを終わりの方で登場させるとか、なかなか深い読み物だった。
こういう書き方は好もしい。現世だって、自分の見方を相手はしない。同調はできても絶対ではない。気が合うと思いきや、相手が合わせ上手なこともよくあり、実はっていう話を聞けばショックを受ける場合も大いにあるわけだ。
実際私がそうだ。何だか相手に違った見方をよくされるが、全くそんなこと思ってないっていうことが殆どだ。単にストレートに言ってしまうと身も蓋もない批判だったりするので、社会性から考えると敢えて口にしないだけのこと(笑)
嘘も方便。気を遣ってるのがなんで解んないのかしら。
種明かしをして本音を言ったら、相手はショックで『そんなはずはない』って言うんだろう。せいぜい勝手に作った夢を見てるがいいって思うので、わざわざ種明かしはしないのだ。
この本も相手の見方が決定的でないところに共感した。本音など相手には解らないのだから。
最後は少し感動する場面がある。
以前ん読んだ他の作家の同様の視点を使った小説はくどかったりしたが、こちらは最後が私後のみの展開となったので、他の本も読んでみようと感じた。
色んな登場人物が出てくるが、誰と誰が知り合いで、さっきの場面で出てきたなって考えるのも面白かった。人物だけでなく物だったりもする。多方面から書き分けているところが凄いんじゃないかと思うのだ。