日々の事から

日々のあれこれ
by Kirari

秋めいてきました。

2022-10-16 20:38:31 | 日記

3日くらい前から金木犀の香りがするようになった。

少し前にぐんと冷え込んだ日があって、このまま冬になるのかな?って思ったけど、今日などは長袖や暖パンでは暑いくらいだ。

炬燵を出すかなあ...なんて薄い毛布にくるまって考えていたが、今日は暑くて寝具で毛布だけじゃ頼りないって思ってた日が嘘のよう。

春は三寒四温なんていいながら、少しずつ温んでいくが、秋は秋で急に冬にはならないものだ。

明日は朝から珍しく雨。電車の駅を出てから歩く時間が長いので億劫な朝になりそうだ。雨靴は補修したので履き心地が楽しみだけど。

 

庭の秋の虫の声に、暑かった夏の疲れを癒す効果がある。

個人的感想だけど。

また今年もエンマコオロギを誘致することができなかったが、長く生息する虫たちは いい声を聞かせてくれている。何とか命を繋いでいるようだ。

先週は水場を探すトンボが、庭にある発泡スチロールの水槽をホバリングしながらガン見していた。小型のオニヤンマのようなトンボで、珍しいな、と思った。トンボは水を嗅ぎ分けるのだろうが、何キロくらい飛ぶのだろう?  私の家は田んぼからも川からも離れているのだ。

発泡スチロール水槽も、メダカを絶やしてしまってからは、ただ芹が生えるだけの場所となり、バクテリアもうまくいっているか解らない。  産卵してくれたかどうかなあ...

以前、イトトンボが来ていたこともあるので、水のにおいは悪くないのかもしれない。

 

季節は巡り、平凡な生活が戻りつつあるが、体調が健康に戻るかどうかの正念場なので油断できない。数年前に他人に時間を割いた日々の反動だ。二度とああいう譲歩はすまい、と思う。 鏡を見たときに自分の顔が解らないというのはやはり異常だと思う。脳まで異常細胞が増えていないことを祈るだけだ。

こちらが都合した時間を無駄にさせられ、健康被害が出ているのが全くもって理解できないので、当時の人間にもし出会ったら襲いかかるかもしれない。どうして自分が身体の一部を切り取られ、不自由な身になっているんだろう?  恨んでも恨みきれない理不尽さだ。

しかし、自分に出てしまったものは対処しないと仕方ない。 放っておけば全身に拡がりかねないので対処するしかないのだ。  放っておいたら死ねるか? お金をかける価値はあるのか? と思い巡らし家族に問いかけたが芳しい返事は得られなかった。 すぐ死ぬことはないようでがっかりした。 今まで気を張り詰めて生きてきたから楽になれると思ったのに。死に体ではないが生きることは辛いね。評価されない人間なので特にそう思う。

親も命は尊いと言い聞かせてくれたことがなかったし、育った時代も『お前なんて大勢のうちの一人にすぎない』という風潮だったから、命の大切さなど無いも同然。

もっとひどい症状が現れた時もすぐ死ねないということがわかって愕然とした。結果死ぬだけなのに お金だけかかるわけだ。ガンでなくくも膜下出血とかも思ってなれるものではない。病院通いが何年も続くことは煩わしいし、気力ももつとは思えない。不自由なのに仕事もやめる程でないという中途半端な状態で毎日過ごす。

考えないようにしているが、他人から見たら情けない姿、っていうやつだろうな。 当時負担をかけた私のストレッサーでありながら、のうのうと生きている人間をどうにかしたいと思う。そういうことを考えると自分に還るというが、このままでは酷すぎるではないか。

秋をまた迎えられたのは有難い。 予測通り60くらいまでもって死ぬのかどうか、 もたないのかどうか。

終活状態で困ることはないが、自分の価値はこんなもんか、とやはり呆れる毎日である。

 

 

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読書記録📖

2022-10-09 22:13:18 | 

数ヶ月、アンソロジーばかり読むことになっている。

短編ばかりなので記憶に残らないし、色んなテーマで編纂されているので、同じ話がまた出てくるといった興醒めな部分があるので暫く感想はあげていないが、少し読みごたえがあるものがあったのでご紹介しよう。

❀ ❀ ❀ ❀ ❀

『ホラー・ミステリーアンソロジー 魍魎回廊』朝日文庫

生活の中に潜む魑魅魍魎。他の文庫にも載っていたが、小野不由美さんの『雨の鈴』はヒタヒタと近づく恐怖に冷ややかな気分を味わう。意外だったのは京極夏彦さんの『鬼一口』がそれほどヒタヒタ来なかったことかな。

全体的に恐怖、ホラー、怪異を感じるほどではなかったのでホッとした😅  どちらかと言えば、ミステリー、謎解き的。

著名な作家さんが名を連ねるので読みごたえのある一冊だったと思う。

 

そして2冊目。

『アミの会(仮)  アンソロジー 迷 まよう』実業之日本社文庫

こちらも日々の生活の中での迷い、から起こる世界。確かに...と思わせられる着眼点である。自分が生きる時間とそうでない時間。自分の考えること、そうでないことを考えることはあるだろうか。世界は一面ではない。自分一人も他から見れば違うものである。 そんなことをじっくり考えさせてくれる一冊。

こちらは知らない作家さんがほとんどであったが、読みごたえある一冊だった。

続編で『惑 まどう』も今年2月に出ているようだ。両方合わせれば『迷・惑』😃  読んでみようと思う。

 

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