駆け込み需要なのかねえ...

残業帰り、20時台に地下鉄に乗ることになった。
改札近くで、飲み会が一緒で逆方向に行く男性二人が会社員的な挨拶をしあって通路の邪魔となっている横を通る羽目になった。
駅までの道、飲み屋の客入り状況をチラ見して気にしていた私は、そこではたと『この時間って、飲み会帰りの人間が多いのではないか？』と気づいた。

来た電車に乗り込んだら、やはり...嫌な予感が当たった。
緊急事態宣言が出た訳だが、今日はまだ駆け込み需要なのか、花金なのか、却って飲みに行くやつらが増えてしまったのでは？
通常なら21時頃が酔っぱらい電車になっていた。

飲食店が気の毒なのは解る。でも、出かけるなって行ってる時期に、気を付けている人と、ひょっとして罹患して来た人間が乗り合わせるっていう危険な状態だとゾッとした。

名古屋では換気のために地下鉄が窓を開けている。
検証では5分ほどで空気が入れ換わるそうだから換気できてると言いたいのだろうけど、乗った電車は酒臭くて堪らなかった...

飲食店経営の方にも聞いてみたいが、もちろん飲食店が媒介になるとは言うつもりはないけど、コロナにかかってるかもしれない人が遊びに来てるかもしれない状態って迷惑に思わないの？
それでも来てほしい？ 自分の店に来た客が実は罹患してたらどうする？
私は自分が無症状罹患の状態有無が解らないから、飲食店には行けない。
せいぜい『お持ち帰り』だよね。
コロナ禍のようにいつまでも人を恨む気持ちが消えない私が言うのはなんだが、コロナが蔓延しないよう自粛しよう。
自分の欲が先に出る人間は私は大嫌いだ。恨んでるやつとまるで一緒。

医療機関の皆さんにゆとりをあげて欲しい。
どんな不真面目な人間も、あんなにもいつまでも病気の方を治そうとしてくださる...

我慢できないのかねえ...

再度の緊急事態宣言。これまでもレジャーとか制限されてストレスが溜まる...などと、事態を楽観的に見ている発言が多かったけど、外国みたいに外出を制限されているわけでない弛さが解らないのだろうか。
今の職場は対人的に常識ある人たちばかりなので安心していられるが、前にいた職場はオフィシャルな場でも自分の欲丸出しで我慢できない人間がいたので、きっとそういうタイプは我慢ができず文句ばっか なんだろうな。見苦しい。

外国は飲食店などの救済をどうしているんだろうか。日本は営業時間が短くなっただけで行くことを止められてはいないから、早い時間に行けば特に支障もないだろうに。
ただ、先日私が目の当たりにしたように、ストレスを溜めた人間と飲食を共にしない方がいい。
一緒にいて周囲が気になるし、こっちもうんざりする勢いで喋られる。インドア派が一番だよなあ...とつくづく思う。

変異種がどう流行するか。リモートワークもしてくれないわが社の体制には呆れるが自分は家で集中した仕事はできないタイプなので仕方ないかと毎日出勤する。
会社中心で出かける仕事だから家では仕事ができない。
ワクチンはできても受けないつもり。副反応のリスクが高い体調だから。
薬も飲めないかもしれない。幼少時に高熱に良く効く薬の投与を受けたのだが、永久歯に生え替わったら歯がグレーになったものが生えてきたからだ。
また、ろくに試されない薬が出回るのか...健康被害は深刻でなければ何も誰も助けてくれないよ。子宮頸がんワクチンと同じだろうかね。怖くて受けられないよね。

ただ根拠のない正義で周囲の人間を責める浅はかな人たちもいるらしいが、とにかく暫く、予防に徹した生活を続けるしかないよ。
こんな生活、長くしたくないでしょ？ みんな、それぞれ頑張りましょうね。

単純な笑い。

苦悩の毎日でも日常の他愛ない笑いは無くはない。


人は人柄って言うけど、動物だと同じように言うと変かな？

人柄、犬柄、猿柄、鳥柄...
ここで ゲラゲラ '`,､('∀`) '`,､ 笑えてきた。


鳥柄は既に変化してしまっている。だしがうんと旨そうだ。
人の想像力は窮地にあっても逞しい。

久々に嬉しかった ひと様の気遣い。

ここ数日、低温注意報が出るほど気温が低い。 一昨日は地温がそれほどでないので積もりはしなかったが、少し雪が降りしきった時間帯もあったし、12月のような積雪や凍結はないものの、空気は張り詰めるように冷たい。
昨日、帰る際にも外気への用心に防寒をしっかりし事務所を出ようとしたら、同僚の若い男性と出口で一緒になった。

今の事務所は駅まで歩くので一緒に歩くのは気まずい。15分くらいあるので、歩きながら世間話は疲れるのだ。大抵は近い方の駅に向かうので、人を見て遠い方の道を選べば良い訳なので、そう頭が働く。
昨日の彼は車通勤だったので『じゃあね。お疲れさま。』と挨拶を交わせば別々で帰れる気安さも考えていた。すると彼が帰る方向を尋ねてきた。途中まで乗せてってくれるつもりと解って曖昧な返事をした。現にいつも同じ駅には帰らないので。
そうしたら『今日は冷え込むので、良かったら使う駅までお送りしようかと思いました。』と言う。
大変嬉しかったのは、こんなおばさんに冷え込む夜道を気にし声をかけてくれたことだ。
ここ数年はある人物を恨む毎日を送ってきて、周囲に対しては虚無感しかない。辛うじて嫌な感じにならないよう態度の均衡を保っているが、出てくるビジョンには嫌な感情しか浮かばない。あれほど可愛かった猫も可愛くもなんともなくなったし、天然石も石ころにしか見えなくなってしまった。何もかも興醒めな自分にも礼儀としての声かけをしてくれる気持ちが嬉しかった。
ただ、その彼は休暇を取らずに職場に来てしまう人なので『いいよー。折角仕事終わったとこだから早めに帰ってね。』と礼を言って断った。
『僕、一回の断りで引き下がっちゃう人間なんですが、いいんでしょうか？』と言う。
彼は礼儀正しくすると英文の日本語訳のような喋り方になるのだ。
構わない。私も人の返事を真に受けるタイプだ。その方がシンプルでいい。
丁重に礼を言った。

毎日通勤で使う地下鉄のマナーの悪さと、人からの裏切り行為で神経を磨耗している今の心理状態では身に染みる嬉しさだった。
本当に駅まで気軽に乗せてってくれるタイプだが、一応礼儀で言ってもくれたのだ。
今日のところは気持ちだけありがたくもらっておこう。

すぐ人を頼り、自分を正義だと言い立て、組織に従えない人間の浅はかな行動より、何十倍もこんなシンプルな言動が尊いと思う。
自分は人としてこうであるべきだと説くような人間より心から動ける人間の方が輝いていると感じる。人に自分のやったことを述べる人間など人からの称賛を期待しているだけだ。

随分無為な時間を消耗させられ無の状態が長いので、少し彩りのある一瞬を見せてもらった気分になった。
自分が元の状態に戻るより、以前関わった人間が少しでも不幸になればそれでいいのにな。