日々の事から

日々のあれこれ
by Kirari

📖読書記録

2019-11-09 19:18:09 | 
『イヤシノウタ』吉本ばなな 著  2019.10.26頃読了

吉本さんのエッセイはあまり読まないのだが、イヤシノウタには普段書かれる小説のようなものを感じ、読んでみることにした。
ご家族の関係などがかいま見える感じだった。実は初本からのファンであるが、最近出版されたものに感じていた疑問が少し解けた気がした。
私が好きな吉本さんの書くものは、イメージから来るもので小説ができているところだ。自分にもそういう部分があるので安心する。
ただ、イメージから来るもので難しいのは、表現の幅がないからストーリーが似たようなものになってしまうところがあるかと思う。
新しい吉本さんのお話を期待しているが、切り込みが難しくなってるのかな...と少し寂しく思っていた。
小説って取り巻くものを踏まえて書くにはとても膨大な知識がいると思う。私のように同じ仕事を30年以上やっていても、生活の場は似たようなものだから、兄のように転職を繰り返さないと場面展開はつまらないものになるんだろうなって思う。
吉本さんは吉本さんらしく、これからもストーリーを紡いでいってほしいと思った本だった。




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