日々の事から

日々のあれこれ
by Kirari

慣れないことって焦るよね。

2016-11-09 20:41:18 | 日記
朝の満員電車でのこと。

私は長年通勤に地下鉄を使っているから、駅の形状により降りる客がたくさんいる出入口があることは知っているが、たまたま乗っているような乗客は降りれるかどうか不安になるんだろう。

多くの客が降りる駅は、慌てなくても苦労せず降りられる。
長い座席の真ん中あたりに座っちゃうと急ぐ必要もあるだろうが、アナウンスを理解している多くの乗客は、出入口付近をあけるよう降りてくれる。


今日は、乗換駅で乗り込んだら、小柄な男子中学生が乗っていた。
顔が私の肩ぐらい?
満員電車は辛いだろうな…という背丈だった。

私が乗り込む駅はたくさん乗客が降りるが、乗る人もかなりいる。
中学生は奥に押されるかたちとなっていた。

中学生だが、次の駅で降りるらしく(次の駅はあまり学生が昇降する場所ではなかったから、なんか違和感があったのだ。)電車内のアナウンスが次の駅に到着すると言った途端、心配になったのだろう。『すみません、次、降ります!』と声をあげ、前に出ようとした。
アナウンスは少し手前ではいるから、まだ誰も動けないのに。
前に出ようとしたって、まだホームも見えていない。前の人も困ってしまう。

『あらー乗り慣れていないのねー』と、私はまず思ったが、前の人たちが微動だにしないから心配が募ったんだろう。
更に前に立つ人に手をかけ、『すみません、降りるんですが』と言う。
まだ、電車は停止していないから誰もどうしようもないのだ。
私が言ってもどうかと思ったが、横にいたのでつい、『ちょっと待ってね。』と言ってしまった。
それで、安心したのかハッとしたのか、中学生は『はい。』と返事までして止まってくれた。

良かった。
自分の近くに不安な人がいると、私も落ち着かないのだ。
中学生はもちろん無事に駅で降りていった。

なんの用か知らないが、無事に目的地に着けますように。

私も地下鉄に乗り始めた時はそういうこともあったよ。
不安感が懐かしい。
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