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7いるかと申します。

「ブスに花束を。」「私の少年」を主軸にその時好きな漫画のネタバレ感想。

私の少年 8巻 ネタバレ感想 前半

2020-06-16 11:04:48 | 連載漫画
第34話「時間」

【あらすじ】
高校生になった真修と聡子は、たまに彼女の会社近くのカフェで勉強を共にするようになった。
真修が中学の時に比べ、落ち着いて穏やかな時間を過ごす2人。

その頃、真修と高校が離れた菜緒は、駅前のパン屋で彼の登場を待っていた。
偶然を装い、5分(体感5秒)の時間を共にする事を楽しみにしているのだ。

真修は有名イケメン高校生として、女子から写真を頼まれまくるようになっていた。

何回目かの水曜。
真修に「なぜ自分と写真を撮った子たちは、自らの顔をスタンプで隠すのか」と問われた菜緒。

考えて出た答えは「すきな人といる時の、自分の顔を見られたくないから」と答える。
「それが恋だから」と。
腑に落ちてない感の真修を置いて、恥ずかしさから立ち去る菜緒。

その姿が、中学時代聡子に告白した自分の姿と重なり、違和感を覚える真修。

後日、本屋でりおんが菜緒の行動について、他の友達に話すのを聞いた彼は
その直後、菜緒を見つけ声をかける。その表情と彼女のそれまでの言動で、菜緒の気持ちに気づいた真修だった。

【感想】
菜緒はいつこんなに真修への気持ちが爆発したんでしょうか。

小学時代から好意は持っていましたが、中学までの淡い恋と比べるとあまりに激烈。
会えるかどうかわからない彼を毎週待つって、男女逆ならストーカー呼ばわりされますよ。
まあここが起点となり8巻ラストに繋がるわけですが。

真修と同じ高校に行かなかったのは、彼が男子校だからでしょうか。
相当な進学校のようですが、菜緒なら多分行けますよね。

そして菜緒の気持ちに気づいた真修。
何でそこに気づいたかを思うと、菜緒にとっては残酷ですねぇ。

聡子との関係は、飢餓感がなくなり落ち着いたものになってます。
まさにこれが2人が望んだ着地点なのではと思うくらいに。


第35話「露見」
【あらすじ】
ある休日。ソファーにボーっとしながら菜緒と聡子の事を考える真修。
背後をバタバタする遼一。「お前も行きたいのか」という元樹。

というわけで、ヨネサス主催のVRゲーム体験会に3人で行くことになった。

会場で出迎えたのは椎川。
元樹と挨拶し合いながら、過去の聡子の件について言い訳じみた説明をする元樹。

その態度に「全く理解してない父」だと認識する真修。

その時、椎川が真修に話しかけてきた。
今でも聡子と会っている事を遠回しに避難する椎川に毅然と応じる。

真修の言動を見て「聡子→真修」ではなく「真修→聡子」に気づき
大人風を装い、かつて聡子と付き合ってきた事まで暴露するが、真修の天然さにノックアウトされる。

【感想】
大人たちのあざとさが、少年の純粋さにフルボッコされた回です。

特に椎川のダメージは計り知れません。

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