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辻にぃセレクト!初優勝に燃える5人の“強み”と“課題”#2【辻にぃ見聞】・・川岸史果、岡山絵里に注目

2017-07-04 15:22:00 | 日記

7日(金)に開幕する「ニッポンハムレディス」から後半戦がスタートする国内女子ツアー。前半戦ではイ・ミニョン(韓国)と青木瀬令奈の2人がツアー初優勝を挙げたが、残り5か月でツアー初優勝を挙げそうな選手は誰なのか。上田桃子らを指導するプロコーチの辻村明志氏が5人をピックアップ。続いては今季の前半戦を賑わせた新鋭2人を解説する。

スイング連続写真父譲り!?“飛ばし要素”が満載の川岸史果

川岸史果の魅力は“パワー”だけにあらずゴルフに対する工夫が素晴らしい
未勝利勢で最上位となる賞金ランク7位に位置しているのが川岸史果。怪物と呼ばれた親譲りの恵まれた体格から繰り出されるパワーが取り上げられがちだが、辻村氏はその中にある“繊細”さも評価する。

「開幕前に正直ここまでの活躍は想定できていませんでした。前半戦4位のドライビングディスタンスが彼女の魅力であることはもちろんですが、それ以外のスタッツを見てもバランス良く高い数字となっています。これは飛ばしだけでなく、小技、マネジメントにもちゃんと目を向けて工夫している証。まず、練習ラウンドの仕方が素晴らしい。試合を想定してできている。ピンポジを想定してアプローチなども考えている。スイングチェックなどをせず、今コースでやるべきことのみを行っている。中身の濃いラウンドに将来性を感じます」

工夫はスイングにも表れている。「彼女のスイングの大きな特徴はテークバックで30cmくらい引いたところで一瞬の“静”をつくること。そこからトップまで持って行き、静止したところに振り下ろすイメージでクラブを降ろしてきます。これには2つの理由があると思います。1つは自分なりのタイミングの取り方としている点。もう1つが体の開きを抑えて、前傾を保つためでしょう。インパクトにアジャストしようと体を動かしても浮き上がったり体が開いたりとどこかでズレが出るもの。それを思い切って30cm手前にアジャストすることで、浮いたり体が開くのを補っています。彼女なりの工夫ですね。また、ツアー屈指の深いトップから足、ひざ、腰と順序良く連動させて、うねりのあるところも大きな魅力です。後半戦での初優勝への期待はもちろん、欧米のパワーゲームでも決して引けを取らない選手ですから、全米女子オープン全英リコー女子オープンでも一発決めて欲しい。そんなスケールを持っています」

■若手屈指のショットメーカー・岡山絵里 課題は最終日にアリ
辻村氏が「スイングがとても大好き」と語るのが賞金ランク27位につける岡山絵里。「ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ」で首位発進を決めるなど特に5月から成績が向上した。今季のここまでの最高順位は「ヨネックスレディス」の4位タイとなっている。

「岡山さんのプレーを見ているとポテンシャル、センスの高さを感じますね。きっとゴルフではないスポーツをやっていても上手いでしょう。どこからセンスを感じるかと言えば、動きに全く無駄がないこと。スイングに無駄な詰まりが無くて、トップからフィニッシュに向けて最短距離で加速していく。軸をすごい感じるし、思い切りもいい。下半身でちゃんと打てていて、大振りをしないところも良い。ヒジとか手元が体の近くを通って、クラブの遠心力が活かされている。自分を中心にスイングできている。本当にショットメーカーだな、と言う感じのスイングです」

辻村氏が岡山の課題に挙げたのが最終日。調子を上げたサロンパス-以降の8試合の初日の平均は68.625。同期間で2勝を挙げているキム・ハヌル(韓国)は71.285、鈴木愛が71.333だから、如何にスタートダッシュを決められているか分かるが、一方で同じ試合の最終日の平均は72.25とオーバーパーだ(ハヌルは70.833、鈴木は72※ハヌルの棄権したニチレイレディスは除く)。

「ハヌルさんしかり松山選手しかり、強い選手と言うのは最終日に必ず伸ばします。これは実際に行っているかもしれないのですが」と前置きしたうえで、「川岸さんの部分でもお話ししましたが、練習ラウンドから最終日を想定してやって欲しいですね。勝てる人は会場に入って日曜日をイメージしながら準備しています。ルーキーだから分からない部分もあると思うけど、キャディさんとかに話して日曜日のピンポジを確認して。バーディを獲れるホール、獲れないホールをしっかりと見極めて臨めるようになるとグッと初優勝が近づくのではないのでしょうか」

解説・辻村明志(つじむら・はるゆき)/1975年9月27日生まれ、福岡県出身。ツアープレーヤーとしてチャレンジツアー最高位2位などの成績を残し、2001年のアジアツアーQTでは3位に入り、翌年のアジアツアーにフル参戦した。コーチ転身後はツアー帯同コーチとして上田桃子らを指導。上田の出場試合に帯同、様々な女子プロのスイングの特徴を分析し、コーチングに活かしている。プロゴルファーの辻村明須香は実妹。ツアー会場の愛称は“おにぃ”。

 

以上、アルバニュース

 

私も川岸史果、岡山絵里のふたりは本当に初優勝がすぐそこにあると思います。

 

ふたりとも辻村プロの指摘のとおり、最終日に強くなったら優勝できます。

日曜日をイメージして準備することが重要なのでしょう。


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