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人民元、SDR採用でも一段安の可能性・・SDR通貨になる目的、もしかしてAIIB?

2015-12-02 13:08:03 | 日記

[香港 1日 ロイター BREAKINGVIEWS] - 世界の主要通貨の仲間入りした人民元は、今後下落していく可能性がある。

国際通貨基金(IMF)は、特別引き出し権(SDR)構成通貨に人民元を採用することで、中国が進める金融改革を支持した。

ただし、SDR採用というほぼ象徴的な動きでは、国内景気の減速や金利低下、資金流出といった人民元が受けている下げ圧力を跳ね返せる効果は乏しい。

中国が長年にわたって人民元の SDR構成通貨入りを目指してきた中で、人民銀行はある種の矛盾した状況に追い込まれた。「自由に使える」というSDR構成通貨の要件の1つを満たすた め、当局は資金移動の規制を緩め、人民元がより大きく変動することを許容した。しかし8月の切り下げで海外投資家が動揺すると、今度は政治指導部が人民元 は総じて安定を維持すると主張するようになった。

人民銀行はこれらの目的達成のためにオンショア・オフショア両市場で元の押し上げに動き、市場は安定を取り戻した。

とはいえ、いくら外貨準備が3兆5000億ドルあるといってもこうした介入をずっと続けるわけにもいかない。

人民元がSDRに採用されたことで、長い目でみれば主要中銀や他の投資家は、人民元建て資産の保有を増やすだろう。

それでもその過程はゆっくりと進む可能性が大きい。

中国当局は依然として国境をまたぐ資金移動を監視しており、最近では許可されていない取引を取り締まっている。

また自由に使える日本円はもう何十年も各国の準備通貨の1つになっているが、中銀の準備資産に占める割合はなお4%弱にすぎない。

一方で人民元は値下がりすると考えるだけの妥当な理由はいくつかある。中国経済は減速が続き、人民銀行は過去1年余りのうちに6回も利下げを実施。さらに米ドル高が再燃しているので、人民元は弱含むようにしか見えない。

国際決済銀行(BIS)のまとめた指数によると、人民元の実効レートは今年これまでに約2%上昇していた。

過去1カ月では人民元の対ドルレートは1.3%下落。オフショア市場での下落率はもっと大きい。国際通貨としてINFのお墨付きが得られたにもかかわらず、人民元は一段と下落してもおかしくない。

●背景となるニュース

・IMFは30日の理事会でSDR構成通貨に中国人民元を採用することを承認し、中国が進めてきた世界経済に対する影響力の大きさを認めさせるという取り組みが実を結んだ。

・IMFのラガルド専務理事は記者団に、人民元のSDR採用は中国がこれまで実施し、今後実施を続けていくであろう改革の姿をはっきりと示している、と述べた。

中国人民銀行は、SDR採用について、世界経済において中国がより大きな役割を果たすことを国際社会が期待している表れだとの見解を表明。中国は経済改革や金融市場開放を加速・深化させるとともに世界経済成長の促進や金融安定化、世界的な経済活動のガバナンスに貢献し続けていくと強調した。

以上、ロイター記事

 

おそらく、IMFの役員さんは中国から多額のロビー活動を受けたんでしょうね。

人民元がSDRに採用された目的は何か、考えられることはAIIB銀行を発足させたが、外貨準備3兆5000億ドルあると言っているが、本当は国外に持ち出されたりして残高は少ししかないと噂されている。もし、ドル建てでなく、人民元建てでAIIBが運営できるのであれば、中国にとって大きなネックを解消できる。

しばらく経って、中国が人民元建てと言い出すんじゃないかと推測します。


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