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[東京 29日 ロイター] -
東京株式市場で日経平均は3日ぶりに反落した。朝方は買いが先行し前週末比276円高となる場面があったが、中国株の下げや円安一服感の強まりなどを受けて下げに転じた。政策待ちで買いの勢いが盛り上がらない一方、戻り売り圧力は強く、大引けにかけて一段と軟化し、日経平均、TOPIXともこの日の安値で引けた。
堅調な米経済指標を背景に113円台後半とドル高気味に推移していた為替や、20カ国財務相・中央銀行総裁会議(G20)で採択された政策総動員の共同声明などを追い風に朝方は買いが先行。日経平均は一時25日移動平均線(1万6499円31銭=29日)に迫った。
ただ中国・上海総合指数.SSECが一時4%を超す大幅な下げとなり、市場心理が後退。ドルJPY=EBSが113円割れへとドル安/円高方向に振れると、トヨタ(7203.T)やホンダ(7267.T)、キヤノン(7751.T)など主力輸出株が下げに転じ、指数の重しとなった。
日 経平均は今年に入って3日連続で上昇したことがなく、投資家心理は冷え込んだままという。
市場では「連日で上昇しても結局は弱気相場下での戻り局面という 解釈になり、買うシナリオが描けない。
3月に入っても政策待ちとなり、手控えムードが続きそう」(ちばぎんアセットマネジメント調査部長の奥村義弘氏)との声が出ていた。
個別銘柄では、熊谷組(1861.T)が大幅安となり、昨年来安値を更新。住友不動産(8830.T)が販売した横浜市西区のマンションで、強度を保つための複数の鉄筋が不適切な施工によって切断されていた可能性があることが判明したと報じられており、嫌気された。
半面、日産自動車(7201.T)が堅調。同社は26日、取得株式総数3億株(発行済み株式総数の6.7%)、取得総額4000億円を上限とする自己株式取得を決議したと発表。株主還元を強化する動きを評価した。
東証1部騰落数は、値上がり545銘柄に対し、値下がりが1294銘柄、変わらずが102銘柄だった。
日経平均.N225
終値 16026.76 -161.65
寄り付き 16313.31
安値/高値 16026.76─16464.75
TOPIX.TOPX
終値 1297.85 -13.42
寄り付き 1325.63
安値/高値 1297.85─1333.11
東証出来高(万株) 249281
東証売買代金(億円) 25944.96
以上、ロイター記事
円高に振れると、株かも下がる原理は変わらない。
113円台で安定すれば株も下がらないが、外国の経済が不安定であり、心配になると外国人投資家がドルを売り安心な円を買うと株が下がる。
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