とし坊のお祭り三昧

祭りの宝庫、のとの祭り紹介

開山700年の古刹「妙成寺」は魅力いっぱいのお寺

2016年08月21日 | 日記


とし坊の幼い頃から「たきだん(滝谷)の妙成寺」「五重塔の寺」として知っておりました。以来この年齢まで何度足を運んだかは数えきれませんが、今日私的な用件で妙成寺を訪ねてみたら、お盆が終わったのにも関わらず墓参の姿を多く見たので「どのような墓があるのか」と墓地を一回りしました。

もとより加賀藩三代藩主前田利常公、生母寿福院の菩提所として知られており、北陸における日蓮宗の本山であり、五重塔をはじめ境内の建造物14棟中10棟が重要文化財に指定されており、「五重塔を国宝に!」と関係者の方々が関係機関に働き掛けていることはよく報じられております。




お寺でありながらお城の機能・・・?を併せ持つお寺としても専門家の方も言っております。




黒門から駐車場に入り、受付で挨拶。仁王門への石段の左側に浄行堂がありその前に「さざれ石」が・・・・。




石段を登り仁王門をくぐると正面に五重塔が




五重の塔の裏側に行くと、最初に目に付くのが「西村屋忠兵衛」の墓。

一の宮(今の羽咋市一ノ宮町)の出身で大阪で躍進したのが「西村屋忠兵衛」であり、その後、二代、三代と続き、 明治20年頃には北海産物取り扱いトップとなり、「銀行の鴻池、鉱業の古河、海運の 西村」が「浪華財界の三羽烏」とうたわれた豪商。




大槻伝蔵のお墓(供養碑)

藩主毒殺未遂や不義密通というスキャンダルで加賀藩を揺るがした事件として知られ、 江戸時代の三大お家騒動として知られる「加賀騒動=かがそうどう」で、非業の死を遂げた大槻伝蔵供養碑です。

とし坊は、小さい時、映画 『加賀騒動』-( 昭和28年(1953年)、東映。村上元三原作、橋本忍脚本、佐伯清監督)を見ており、その頃は歴史的な加賀藩のことなど知ることも無く、なにもわからず「時代劇の映画」として見た記憶しかありません。大友柳太朗が演ずる主役の大槻伝蔵はかっこよかったことしか記憶にありません。

ただ、五箇山に流刑され、一門が断罪された大槻の供養碑がなぜ、ここにあるのか謀反の主役の墓が、寿福院と同じ境内に立つのか・・?  もう少し調べてみたいものです






西村屋、大槻と進むと石で作られた堂、寿福音、利常公長女・浩妙院のお墓がひときわ目立つ。




第17世妙心院日莫聖人(中興の祖)のお墓

前田利常公、生母寿福音の手厚いご加護により建立された本堂、祖師堂、仁王門、五重塔など妙成寺には歴史的遺産の宝庫です。




境内には時折涼しい風がふくものの、駐車場に戻ると蒸し暑い風。  寺の駅「寿福」で一服。(とし坊のお祭り三昧で、2015年3月のブログで紹介済み)中には羽咋特産のお土産品が並びちょっとしたお土産がゲットできる。また、手打ちそばなど簡単な食事もでき妙成寺の隠れたスポット。

国宝になれば沢山の方が訪れることでしょう。早い時期に実現できるとうれしい!!!



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 15基のキリコに歌、踊り、太... | トップ | 夏祭りのフィナーレを飾る「... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事