goo blog サービス終了のお知らせ 

No Room For Squares !

レンズ越しに見えるもの または 見えざるもの

コロポックルでジャズを聴く

2025-04-19 | 音楽







宮城県の登米市から栗原市の築館に移動したのが前回。築館の前には同じ栗原市にあるジャズカフェ「コロポックル」に行っていた。これで3度目だろうか。JBLスピーカーの最高峰「DD67000エベレスト」を設置した店である。値段の話をするのは野暮だが、スピーカーだけで800万円オーバー。なんだか凄いパワーアンプ機器などを含め、オーディオだけで2000万円くらいになるのではないか。何を言いたいかというとカフェの投資の範囲を超えているということだ。これだけの機器の音をたった700~800円の珈琲一杯で聴くことが出来るのは、もはや奇跡と言っても良い。ところがその珈琲がまた旨いから困ったものだ。

オーディオ機器は高額だから良い音が出るとは限らない。最新機種=最高音質でもない。それは一関の「ベイシー」が既に照明している。このコロポックルは、これだけの機器を揃えながら尖ったところのないカフェである。口コミを見れば「湖畔に佇むお洒落なカフェ。これからの季節はオープンテラスに出て風に当たりながら飲み物を楽しむのあり」などと書かれている。確かに素晴らしいロケーションである。でもここに来たら、湖畔の風に当たるのはなく、エベレストの音に包まれろ!と言いたくもなる。

さて、そのエベレスト。前回来た際には古いジャズを掛けて貰った。アナログレコードをデジタルに変換した音源だった。正直ちょっと耳にきつい音だった。デジタルネイティブの新しい音源のソース、特に女性ボーカルなどは素晴らしかった。オーディオは奥深い。今回は特にリクエストもせず、掛かる音楽を聴いた。アナログ由来、デジタル由来、どちらも掛かったが素晴らしかった。機器の調整がされたのか、エージング的なものか、あるいは僕の問題なのか、判別はできない。いずれにしても家のスピーカーが小型になったこともあるのか、とても音を楽しめた。僕如きが謎の上から目線で言わせてもらえば、すごく音が良くなった。もう少し近ければ何度でも来るのだが・・・。そして出来るなら夏の夕方にここでビールを飲んで涼んでみたい・・・。

コメント (8)