詩  知らんぷり

2015-12-18 09:12:57 | 
   知らんぷり

どこへでも行きたがる女の子の
ペダルが勝手に回っている

流れ星を待って止まってしまった水車
ドット・コムからはぐれている少年の背中を押す

見えるかい
風が音のすき間を広げているね

蝶つがいが壊れているドアのノブを回す私の捜査官
テーブルを囲む胡椒箸立爪楊枝も知らんぷり

遺留品も不在証明書も無い部屋に
長居はしないことだ
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あてにならない土地勘

2015-12-17 09:43:54 | 独り言
引っ越して3ヶ月半経った。そこそこの土地勘にたよって領土開拓に出かけた。いつものように当麻寺でのお参りを済ませたあと、見知らぬ町並みの辻々を気が向くままに歩いた。たまに二上山を仰いでおおよその位置を確かめる。山の姿形で方角がわかるはずであったが、途中からそれが怪しくなってきた。向かっているはずの地点から次第に遠ざかっているようなのだ。すると線路が見えた。地図で見ていたからだいたい分かるはずだ。ところが近鉄の線路だと思っていたのがJR線だった。こうなると私はとんでもないところ来ていたのだ。それからは土地勘は捨てて地図の記憶を頼りに線路の架線を見失わないように歩いて、やっとこさ見慣れた場所に戻ってこれた。3時間半の長旅になった。歩数は2万歩を超えていた。あてにならない土地勘にしてやられた。餃子定食で12個の餃子とご飯のお代わり、空腹を満たして、ラスト30分慣れた坂道を歩いて住処にたどり着いた。
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詩  明日は少しぐらい

2015-12-16 08:48:16 | 
   明日は少しぐらい


転がっていく空のドラム缶を追いかける
二百リットル満タンのドラム缶が迫ってくる
空っぽの音と 満タンの音と
誰も居ないはずのに
今日もなんとなく騒がしいのはなぜだろう
宅配便のお兄さん
どんぴしゃのタイミングじゃないかね
明日は少しぐらい
いい日になるのかね


雨の朝は気持ちもグレー・・。私は思いつくままに言葉を拾い、ニャン娘は私の椅子をぶん取ってふて寝!!
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我が当麻我が二上山

2015-12-09 19:09:02 | 日記・エッセイ・コラム
9月1日に二上山の近くに引っ越してきて今日で5回目の山登り、いつも古いカメラを持っていくのでたくさんの写真ができた。沼津に帰った時に小さなギャラリーで「二上山と当麻展」なんてのも面白いかな。そんな立派な写真ではないから、写真展なんて恥ずかしいし、額に入れるんじゃなくてラミネートで大中小の写真をテーブルにまいておいて、勝手に手にとって見てもらうってのもいいななんてことも考えている。毎日気の向くままに歩いていて、来るべきして来れたという必然のようなものを感じる。またこの頃は「西方浄土」を身近に感じている。
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日溜りの女たち

2015-12-07 19:23:58 | 日記・エッセイ・コラム

やっと陽がさした朝、どこに居るかと思いきや、ちゃ~んとあったかい場所を見つけてるんだなあ。女同士で・・・・。二上山も晴れやかに、やっと秋の装いになりました。
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