54のパラレルワールド

Photon's parallel world~光子の世界はパラレルだ。

桃色のイルカ

2005年10月08日 | クリエイティブな思考への挑戦
星降る森の小さな小屋で。

夜、ふと目がさめた。ぼんやり外に出る。森林の心地よい風が体をなでる。
私はなぜか森の中にいた。そのとき、誰かが私を呼ぶ声がした、気がした。
導かれるように歩いていくと、森の向こうに桃色の光が見えた。
導かれるように森を抜けると、そこには桃色に光る湖があった。
私はその美しさに見とれてしまった。近づいて湖の中を覗いてみると、桃色のイルカが泳いでいた。
優雅に泳ぐ桃色のイルカを見ていると、その軌跡が光の線になって浮かび上がった。光り輝く五芒星。実際にはそこに光の線なんてないのだけれど、私には見えた、気がした。
空を見上げると、たくさんの星が輝いていた。空を覆い尽くしてしまいそうな無限の数の星々。星は何かを伝えるかのように瞬いた。まるでメロディを奏でているかのように。
私の心には「Peace」という言葉が浮かんだ。瞬く星が「Peace」という文字を描いていたのではなく、星の奏でるメロディが「Peace」を歌ったのでもない。しかし、わたしははっきりと「Peace」を感じた。
バシャッ。
湖を見ると桃色のイルカが高くジャンプしていた。
そして桃色のイルカが月と重なった瞬間、夜空一面が桃色になった。
私はその瞬間、世界中が桃色の空に包まれたのだと知った。。

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2 コメント

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桃色の空 (りま)
2005-10-09 20:08:27
54さん、こんばんわ



凄いポエムですね

桃色の空=朝焼けですか?

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じゃあ、こんにちは (54)
2005-10-12 13:35:11
ポエムというか、夢です。

で、

桃色の空=エロス、

心理学的に言えば。



感じるところは人それぞれがいいと思います。
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