54のパラレルワールド

Photon's parallel world~光子の世界はパラレルだ。

あけましておぼろげです。。

2007年01月01日 | ハコ
2007年を今年はTOKYOで迎えた。
代々木では万単位の人間が15秒前からカウントダウンをしていた。
15,14,,,,,3,2,1,ゼロー!!
そのとき私は、イギリス標準時はまだ31日の15時じゃねーか!と思っていた。
ああ!時間とは何なのだろう!!

2時30分、JRはまだ運行している。しかし東横線は眠っている。
原宿をブラることにした。
表参道は眠っていなかった。
道路沿いに並ぶ屋台の列。屋台沿いに並ぶ人の列。
祭りだ!
しかし、闇に浮かぶその光の列、その光景は幽霊の街に思えた。
なんて非現実的!
だって今は2006年と2007年の狭間の亜空間なんだ!

ところで今2007年は地球のどこまで行った?

原宿には明治神宮があった。ブラることにした。私は仏教徒ではない。
オレンジ色の灯に淡く照らし出された道を、無数の人が歩いてゆく。
ぞろぞろぞろぞろ、列を乱さずに。
なんて統制された行進!宗教の力!
眠っていない私の脳みそ、ぞろぞろ続く単調な行進、砂利道を歩くたびに起こるじゃりじゃりという音。オレンジ色の淡い光。この雰囲気。
私は死者の列にいるのではないかと思った。
この先には三途の川があるんだろう。
いや、この人の流れこそが三途の川なのか。
しかしその先にあったのは巨大スクリーンだった。
なんたる時代錯誤!ああ!科学は宗教だった!
そしてその先で人々は金を投げるのだ。
金をよこせ、さすれば願いを叶えよう。
宗教の力!
いや、資本主義が宗教さえも食ってしまった!!
私は最前列付近に落ちていた100円玉をいくつか拾った。
ああ神よ、私の願いはいきなり叶えられた。
私の願いは金をくれだった。

2006年は今どこにいるのだろう。
日付変更線のその境界では、そこを泳ぐ魚は。
海流に流されるたびに、あるいは自力で泳ぐたびに、
2006年と2007年を行ったり来たりするのだろうか?
ああ!時間とは何なのだろう!!

東京には腐るほど人間がうじゃうじゃいたが、横浜は死んでいた。
おそらく北海道はもっと死んでいるだろう。
都市とは何なのだろう?人間は磁石なのか?
クソ寒いからそそくさと家に帰る。
ドアを開ける。そして思う。
大掃除の済んでいないこの部屋はまだ12月31日のままだ。
時計は6時示していた。イギリスはまだ21時なんだ。

ところで、宇宙に時差があるとすれば、宇宙標準時で今は何年なのだろうか??

はじめまして宇宙人さん、ところで今は何年なんだい?