54のパラレルワールド

Photon's parallel world~光子の世界はパラレルだ。

ハイデロ

2006年11月30日 | フリージャム
キツネは黄色か茶色か?で北島と一晩中議論した。
結局、人それぞれだろうという結論に至った。
キツネそれぞれではなく、人それぞれだというのがポイント。
つまり、キツネの色はそれを見る人間の思い込みによって変化するということだ。
キツネそのものの物質的な色は変化しないが、脳内の色イメージ、クオリアが変化するということ。

さて、そんなことはどうでもいいとして、人間が動くにはカロリーとモチベーションが必要である。
カロリーは文字通り、なければ動けない。人間は、生物はカロリーを燃やして動いているのだ。コスモを燃やして、、。
もうひとつ、モチベーションがなければ人は動かない。カロリーだけあっても、やる気がなければ何もできない。人間は他の単純な生物と違い、意志で動いているから、モチベーションは重要なのだ。

戦後、貧しい暮らしの中で、日本は高度経済成長を遂げた。カロリーはなかったが、モチベーションがすごかったのだ。
現在、我々はカロリーに満ち溢れている。もはや食べるものに困ることはなくなった。そんな現在では、働こうとしない若者が急増中である。モチベーションがないのだ。

何かを得るということは、何かを失うということなのだろうか?

人間、切羽詰らないとやる気が出ないものである。レポート期限が近づかないと取り掛かれない。テスト直前にならないとモチベーションが上がらない。
就職しなければ生きていけない、そんな切迫した状況にない。ま、いっか。

みんなと同じだと安心する。やっべー、宿題やってねー。私もやってないから大丈夫だよ。そだねー。赤信号、みんなで渡れば怖くない。みんな死んじゃえ。
テレビでニート問題が取り上げられる。ニートが増えている。みんな同じなんだ。安心感。ま、いっか。実際ニートになっても生きていける環境がある。

絶食をする。空腹になる。食べたい欲求が生まれる。絶食を続ける。飢餓の境地に達する。生きたい欲求が生まれる。身体内部から激しい欲望の塊があふれ出してくる。ハングリー精神。モチベーションMAX。

日本には断食の習慣がない。お腹は満たされ続けている。空腹で死を意識することがない。死を意識することがないということは、生きていることを実感することもないということだ。
自殺する人間が増えている。生きていることと死んでいることの区別がないから。生きていることに実感が湧かないから。

人間は生き返ることができる。ドラゴンボールを集めて神龍に頼めばいい。
だが、勝手に死んじまったてめえを生き返らせるために誰がドラゴンボールを集めるだろうか?
人間は生まれ変わることができる。神様が、死んでしまった者の魂を新たな生命として再び現世へと戻してくれる。
だが、勝手に死んじまったてめえをどこの神様が生まれ変わらせてくれるだろうか?

人を生かすも殺すもその人自身である。

精一杯生きて、それから死になさい。。

オラ、腹減ったぞ~。。