54のパラレルワールド

Photon's parallel world~光子の世界はパラレルだ。

棄てられた民

2007年02月07日 | クリエイティブな思考への挑戦
パンゲア大陸に、棄てられた民たちがいた。

世界の終末、大陸はすべて海に飲み込まれようとしていた。
“地球大洪水”である。
人類はあらゆる手段を講じて大洪水を食い止めようとしたが、無駄だった。
そして悟ったのだった。地球を棄てるしかない、と。
人類は宇宙船“NOA”をつくり、地球脱出を試みた。
しかし、人類すべてが乗るには定員オーバーだった。
そこで、“有識者”たちによる選抜が行われた。それは人類による“最後の審判”だった。
かくして、優れた人間のみが選ばれ、劣った人間は滅びゆく地球に残されたのだった。

海が大陸を侵食してゆくなか、残された人間たちは最高峰の山の頂上に集まり、天に祈りを捧げていた。
神様、助けてください、助けてください。
優れた人間たちは科学の力を信じ、自らの手で運命を切り開いたが、
残された人間たちには宇宙船を生み出す力などなく、神様に祈るしか道がなかったのである。

地球に残された数十億人の棄てられた民たちがみな、オリンポスの山の峰に沿ってびっしりと並び、ひざまずき、両手を天に捧げ、祈っていた。
奇跡を信じて。
すると太陽が大きく輝きはじめた。眩しい光が世界を包み、人々を照らした。そして、向こうの海に光の玉が落ちた。
世界は急速に激変した。海の水が一気に蒸発していった。それはまるで、逆向きに降る雨だった。人々は奇跡を見ているようだった。

優れた人間たちを乗せた宇宙船“NOA”は消滅していた。
高エネルギー反応を捕らえた瞬間、跡形もなく消失していた。
太陽から飛んできた高エネルギーの光の玉は“NOA”を消滅させ、地球に飛んでいったのだった。

雨はやみ、空には虹がかかっていた。
人々は奇跡を目撃していた。
蒸発した海の水は北の端と南の端に集まり、氷の大陸が形成された。
再び姿をあらわしたパンゲア大陸はひび割れていて、移動をはじめ、複数の大陸に分かれようとしていた。
それはまさに新世界の創造であった。
人々は天を見上げ、神に心から感謝した。

神は満足であった。
科学の力など、我々神を脅かしかねん。早いうちに滅ぼしておかねばな、、

今日も太陽は地球を照らしている。。


ステラ・レ・畳。。

タバコを撲滅せよ!

2007年02月03日 | フリージャム
女性は子どもを生む機械である。
男性は射精するサルである。

比喩表現はそんなに罪か?
私は断固として表現の自由を訴えます!
アイボにDNAを!生きる権利を!
魂の座、ゼーレの名のもとに!


タバコを吸う人は早死にします。

当然だと思う。
タバコを吸うようなやつにロクなやつなどいない。
小中高生時代を思い返してみれば、タバコを吸ってた連中はみんな馬鹿な不良どもだった。
あいつらみたいな無茶な生き方してたら早死にするのは当然じゃないか。

タバコに含まれる有害な物質が唯一の決定的な原因ではないのだ。
タバコを吸う人間は食生活が乱れているだろうし、生活リズムも不規則で、ギャンブルに行ってはボロ負けして、ヤケ酒飲んで、ストレスフルでいつもいらいらしていて、何かといえば喧嘩がはじまって生傷が絶えない、、、
寿命を縮める要因があまりにもたくさんあるでしょうな。

だから禁煙、禁煙とばかりやるのは必ずしも有効ではないと思う。
タバコをやめたところでストレスが解消されるでもなく、食生活が改善されるでもなく、何も変わらないのだ。

重要なのは教育である。
家庭科を必修にして、受験科目に加え、生きる力を育むのです!


高校生になって初めて逆上がりができるようになりました。
でも180度開脚ができなくなりました。


タバコを吸うとリラックスする。そのメカニズム。
息を吸って吐く。それを意識的に行うことが、心をリラックスさせる。呼吸法。

私はタバコを吸わない。高いし不味いし臭いし、メリットはなにもないから。
でもタバコを吸う姿はかっこいいと思う。
タバコを吸いながらギター弾くあの人、クールだ。

そんでもって私はタバコを吸うまねをする。
人差し指と中指を立てて、それはしっぺをするときの指の形のようでもあるし、寿司を握って出すときのそれのようでもあるが、それを唇にもってきて、すぅ~と息を吸い込み、指を離して、ふぅ~~~っとやるのである。それはカトちゃんぺのようでもあるし、投げキッスのようでもある。
で、それをやると、妙に心が軽くなって、すっきりするというか、リラックスする。澄み切った青空の下でやるとなおよい。
で、それはひとえに呼吸法のおかげだ。深く吸い、長く吐く。

だからタバコでなくてもよいのだ。
有害物質を撒き散らし、他人に不快感を与えるようなタバコでなくても。

それで思いついた、あるものを。
これは画期的なアイデアだ。
お祭りに行くとある、ぴゅーってやるとひゅるひゅる~ってなるやつ。
カメレオンの舌みたいな、くるくるなっててのびるやつ。
タバコの代わりにあれをやればいいのだ。これで誰も迷惑しなくなる。
有害物質も嫌な臭いもない。しかもその視覚的効果が子どもたちを喜ばせるというメリットもある。

みんなでLet'sぴゅ~ぴゅ~生活!
オ~!日本には愉快な人がたくさんいますネ~

イマジネーション・シガレット。。

本当にタバコが撲滅されたら次はなにが禁じられるんでしょうね?
禁煙の次は「禁臭」か?

体臭のきつい人はどっか行ってください。
○○区は体臭のきつい人の立ち入りを禁じます。

公共の施設に入るときはファブリーズを全身にスプレーされるんですよ。
怖いね~。

禁じられると破りたい。。

俺、三乗

2007年02月01日 | フリージャム
俺×俺×俺 
イコール俺!
ぜんぶ俺!

白い紙の上に文字を書きつけていく。書きつけていく。書きつけていく。
一番下まで書きつけたら今度は行と行の間の隙間に書きつけていく。書きつけていく。書きつけていく。
大きな文字で、小さな文字で、文字の上から文字を、隙間があれば文字を、白い部分があれば文字を。

文字を書きつけるたびに、白い紙の上に情報はあふれていく。情報が次々と付加されていく。
ここにはこんなことが書いてある。こっちにはこんなことが書いてある。

しかし、ある一定レベルを過ぎると、情報が失われていく。文字が消えていく。読めなくなっていく。
前にあったはずの情報が新しい文字に埋め尽くされ読めなくなっている。元に戻すことはもうできない。

最後にはただの黒い紙になっている。

人間の脳みそはこのようなものかもしれない。


「ラストサムライ」見ました。二週間くらいかけて、、少しずつ少しずつ、ときどき間をあけつつ、、そもそもテレビ放映されたのはいつだったか、、
いい映画だったね!

最後、カツモトが死ぬところ、とその前のガトリングガンでサムライが次々と撃たれていくところ、を見てて思ったのですが、
はかなく散っていくところに美学がある、というのが日本的な感覚なのかなと、、

驕れる者も久しからず
盛者必衰の理をあらわす

そんな言葉が浮かびます。
るろうに剣心の映画でもガトリングガンで若いサムライが殺されてゆくシーンがあったり。
刀ってやっぱりかっこいいなあ。侍魂最高!
新撰組ぃ!
司馬遼太郎の小説を読みたくなった。


この前の「ボウケンジャー」もよかった。
リュウオーンとボウケンレッドのやりとりがすごく。
子供向けのヒーローモノと甘く見ちゃいけないよ。普通に超クオリティタカスでした。

レッド「お前はオレの闇かも知れない。冒険者が陥る闇。オレもいつかはお前のように冒険者の魂を失い、力を求めるようになるのかもしれない」
リュウオーン「この肉体を捨ててさらなるものへと進化するのだ。完全に人間を捨てる。それがわたしの夢なのだ」
レッド「だがなリュウオーン、夢を見るのは人間だけだ。夢を見続ける限りお前は、人間なんだ!」
リュウオーン「夢を見るのは、人間だけ、、」
レッド「そして、夢を追いかけるものはみんな、冒険者だ」

文字では伝わらんだろうね、、最終二話は見逃せない。
子どもが見る番組はこうでなくてはならない。
小学校高学年ですでにヒーロー戦隊モノを見なくなるなんてナッシング!

「仮面ライダー電王」もおもしろかった。
電車男で、メーテルで、バックトゥザフューチャーで、デスノートで、CGがすげーかったよ!

まなびストレート、まっすぐゴー!!

卒論無事に提出してあとはまったり、、しとるばあぢじゃだい、、、

夢いっぱいでピュアでキラキラわくわくしていられたらいいのに、

というのはピーターパン症候群なのだろうか?

タイムマシンにおねがい

2007年01月31日 | ハコ
もう今日になってしまったお!
1月末日だお!
いつの間にか2007年になったと思たらもう一月が終わってしまうお!
時の流れ早い時の流れ早いヤバスヤバス

卒論書いてたら夜になってしまったお!
時間カムバック!
タイムマシンがあったら小学生の自分にいっぱいの本を読め!と言ってやりたいおす

でもそれで本当に性格が変わってしまったら今の私はいなくなってしまうのか??
ってそんなこと考えとるばあいじゃな~い!!

明日寝坊したらテラヤバス!
いや、もう今日か?
今日の朝寝坊したらテラヤバス!

というわけでもう寝たい。
だけど腹減ってるからなんか喰って寝たい。
喰って寝たい喰って寝たい喰って寝たい。

しょこたん風のテンションに無理があると思う人、は~い。。

締め切りがあるとつらい。
でも、
締め切りがないと書けない。

あ~あ。。

スクラッチ

2007年01月26日 | フリージャム
『はじまり』と書いて<アダムとイヴ>と読め。

氷室京介は最強にROCKだぜ!
IN THE MOOD
ということで、カエラちゃんのニューアルバムがとっても楽しみです。え?

この世に勝ち組と負け組がいるとすれば、それは金に負けた者と勝った者だ。
つまり、金の誘惑に負けた者と負けなかった者だ。

「あるある」が打ち切りになったそうで。
バラエティ番組なんだからデータを捏造したっていいじゃないか。
「いくら食べてもやせないから変だと思ったんですよね~」
その発言は本気なのかネタなのか文字からは判断できませんが、
食べたら太る
当たり前じゃないのか。

われわれは神を創造したのですよ。「納豆」という神を。
人々はその納豆神を信奉する。
「納豆を食べたらやせる」教が生まれる。
これは宗教なんだ。
人は何かを信じることで安心する。
信じるものが無いと人は不安を感じる。
われわれは納豆神を創造して人々に安息を与えたのです。
神の正体を暴くなど、人間の分際で、何様のつもりだろうか?

真鍋先輩がブログに書いてたけど、今だからこそ納豆を食べるべきですね。
生産過多になってるわけだから、買わないと廃棄することになってしまう。
それはMottainaiですから。
小売店が激安納豆セールをやってもらえるとうれしい。

「がくえんゆーとぴあ」がとってもいいアニメです。
主人公の真っ直ぐでピュアでがんばり屋な性格がステキ。
「フルーツバスケット」のとおる君を思い出させます(声が堀江由衣だからか?)
こういうハートフルなアニメが今の社会には必要なのだ。
荒れた子どもたちの心を教育する強力なツールとしてアニメがあると僕は思います。
なぜこれを深夜に放送するのか?理解に苦しみます。
ゴールデンタイムでやっているのは、海賊や死神や忍者が殺し合いをするような暴力アニメばかりでねえか!

アダムとイヴと嫁。。

昨年末に録っていた「有頂天ホテル」を今頃になって見たから、気分はお正月気分だよ。おい!

まったく時間ていうのは同時に複数存在するからよくわからんね。
俺にとっては過去、君にとっては現在。
過去が未来に影響を与えたり、未来が現在に飛んできたり。

多世界だねえ。。

売り切れた納豆

2007年01月12日 | フリージャム
まったくいいかげんにしてほしいぜ!
納豆はダイエットにいいらしい。それをテレビでやった。そしたら急に納豆が売れて売れて売り切れた。
納豆は急にやせる食べ物に変化したのか?
いや、何も変わらない。はるか昔からずーっと納豆は変わらない。
天才バカボン?だっけ、イサフラボンか?
納豆は日本が生み出した文化の極みだね。

俺は朝食は納豆でいただいていたのだ。はるか昔からな。
その伝統がテレビ信者ダイエット信者たちによって崩されたのだ!
ブリティッシュ・インベイション、ビートルズが武道館でコウルサイオンガクをやったように。

納豆。小粒の豆、そこからのびるネバネバした糸。
粒でありつつ、連続している。複数あるようでいて一つとして存在する。
ネットで連結されている。
それはまるで脳みそ。
点から点へとイマジネーションが伝播する。その粘性。
練れば練るほど、ネットは強度を増し、点と点は強く結びつく。

私は脳みそを食べていたのだ。イマジネーションを食べていたのだ。
納豆が売り切れた今、俺はどうすりゃいいんだい?

そこには豆腐があった。白い豆腐。
そうか、豆腐か!同じ大豆じゃないか!
私は伝統の納豆を捨て、豆腐を手にした。
朝食は麻婆豆腐。中国4000年の歴史を召し上がる。

納豆と豆腐がおなじ大豆だと信じられるかい?
粒子と粒子がネットで連結された納豆、うってかわって豆腐はなめらかにすべてが連続している。
パックに入れられた豆腐は四角い形をしているが、豆腐の本質は無限であろう。可能な限り無限に白い空間に広がっていくだろう。豆腐世界。上も下もないすべて真っ白ななめらかな豆腐空間。

脳みそはだから変化しうる。
納豆から豆腐へと。粒子とネットの存在から無限になめらかな存在へと。
そして豆乳である。大豆の究極形態。
私の脳みそは液状化し、豆乳となって放出される。白い涙となって。
私は白い涙をコップに集める。
その水面にはイマジネーションが現れる。
忘れかけていた記憶がよみがえる。あいまいだった記憶が補完される。
私はそのイマジネーションを飲み干す。
するとさらに醗酵したイマジネーションが生まれてくる。
頭で考えているのではない。腹で考えているのだ。
胃の中でイマジネーションが熟してゆく。白い涙が醗酵してゆく。
そしてストーリーが吐き出される。
腸を通り抜け、肛門から。
私はそれをクソストーリーと名づけよう。

世界は茶色でできている。。

「diet」は「食事」の意。
つまり「ダイエットする」は本当は「食事をする」と訳されなければならないのだが、、

それをYOUなら、「ROCKする」は「岩する」だぜ?
イギリス英語があり、アメリカ英語があり、日本英語がある。
特に、ジャパンはハイブリットなカルチュアーだね。。

僕らの知らないところで

2007年01月09日 | クリエイティブな思考への挑戦
少年は働いている。12歳ながら、大手のパン工場で働いている。
未成年の深夜労働は法律で禁じられているが、工場長は少年の家庭の事情を考慮して少年が働くことを黙認していた。
少年の父親はタクシードライバーだった。
タクシー業界の大不況の影響でもともと稼ぎが悪かったのだが、数ヶ月前の事故でその父親は全身不随になってしまった。
母親はパン工場で働いていた。少年がパン工場で働けたのは、母親のはからいがあってのことだった。
事故以来母親は父親の看病と深夜のバイトで心身ともに疲れ果てていた。
少年はそんな母親を見て、自分が働かなければ、と思ったのだった。

少年は中学生になる。
父親の体は一生動かない。しかし意識は鮮明である。それが逆に父親を苦しめるのだが。
母親のバイトは日勤になった。体調を崩すことが多くなったからだ。
夜勤は体に負担がかかる、少年は母親を気遣った。
少年はだから、週に五日深夜バイトをすることになる。
学校にも休まずに通っている。成績は当然悪い。
授業の大半は眠ってしまう。授業内容などまるで入ってこない。
夢の中で見るのはバイト作業のことだった。小麦粉1kg、グラニュー糖100g、イースト20g、、、。
クラスメイトは少年をいじめる。頭悪いなお前、眠ってばっかりじゃないか。
先生にも同様の指摘を受ける。
少年は思う、なんで自分だけこんな目に合わなければならないのだろうか。
しかし父親を恨むことはできなかった。全身ぐったりとしたまるっきり不自由な父親を責めることなどできるはずもなかった。

少年は高校生になる。いや、高校生の年齢になる。高校には進学しなかった。
少年はパン工場で働きはじめて数年になっている。
バイトの人間は次々と入れ替わる。少年だけはずっと働き続けている。
18歳にも満たない少年は、しかし仕事に関しては先輩格であった。
パン生地の生成から成形、焼き加減から包装にいたるまで、パン工場で行われるほとんどの作業に通じていた。
少年の若い頭脳はあらゆるものを吸収していたのだった。
18歳になるやいなや少年は、いや青年は洋菓子課のチーフを任されることになる。
たまたまそこに空きが出たからだったが、青年は歓喜する。洋菓子、ケーキだ。
青年はケーキをつくる。週に五日、何千何万のケーキをつくる。
母親はすでにバイトをやめている。青年は十分に家族を養えるようになっている。
19歳、青年は新作ケーキの開発に携わっている。工場での長年の経験を活かして、新しいケーキを開発する。
目にしてきた数多のケーキ、作業工程のことまで考えた、洗練されたケーキデザイン。青年はパン工場の中枢にいる。
青年が開発したケーキは売れる。大いに売れる。
青年の評価は上がる。ケーキ以外の開発にも抜擢される。
青年はパン作りのプロになっている。パン工場の、いやこの大手製パン会社の中心人物になっている。

さて、青年のかつてのクラスメイトたちは、まだ勉強している。
大学で、あるいは塾で勉強している。
青年を、いやかつての少年を見下していた連中は今なお勉強している。
なんのための勉強なのかも理解せずに、ただただ勉強している。
そうしてさえいれば未来は開けると思っている。
青年はそんな世界のことなど知らない。勉強のことなどまるでわからない。
しかし青年は君臨している。若くして、パン業界の中心人物となっているのである。青年が生み出したパンは日本中で、いや世界レベルで食されている。
パン工場で育てられた少年は、いまや世界中にパンを生み出す青年となっているのである。
大学の講義を聞きながら新作のパンをかじるかつてのクラスメイトはそんなことかけらも知らない。

魔法は僕らの知らないところで起こっている。。

ピーターパン少年の成長

2007年01月09日 | クリエイティブな思考への挑戦
むか~しむかし、といってもほんの2,3年前の話。
日本の東京都にピーターパンという少年がいました。

ピーターパンは大学四年生でもうすぐ卒業というところでした。
でも”少年”なのです。心の弱い、弱い少年だったのです。
少年にも夢がありました。
サッカー選手になりたかった。しかし自分のあまりの体力のなさに挫折してしまいました。
ミュージシャンになりたかった。しかし自分のあまりの歌唱力のなさに挫折してしまいました。
物理学者になりたかった。しかし量子力学の高度な領域を理解できなくて挫折しました。
ピーターパンはたくさんの夢を見ましたが、たくさんの挫折を繰り返したのち、夢を亡くしてしまいました。
無気力になった少年は就職先も決まらず、この春からニート決定なのでした。

そんなある日、ピーターパンの身に異変が起こります。
いつものように無気力なピーターパンは、たまった食器を見て、皿洗いいやだな、今日はやめよう、と思いました。
するとピーターパンの上半身が膨らんで一回り大きくなったのです。少年はそのときはあまり気にも止めませんでした。
次にピーターパンはたまったレポートを見て、レポートなんて書けないよ、もういやだ、と思いました。
するとピーターパンの上半身は膨張してまた一回り大きくなったのです。少年は少し驚きましたが、気にしませんでした。
ピーターパンはその後も、卒業研究いやだな、授業に出るのいやだな、起きるのいやだな、生きてるのいやだな、と思いました。
すると、そのたびに上半身が膨れ上がっていくのでした。
そしてついに、大きく重くなりすぎた上半身を支えられなくなって、ピーターパンの足が崩れ落ちました。
そして少年は身動き取れなくなったのです。
ピーターパンは思いました。動けない、動けない、こんなのいやだ、こんなのいやだ!

するとそこへ妖精があらわれました。
「どうしたの、少年?」
「身動き取れなくなってしまったのです」
「でも、これはあなたが望んだことなのよ。あれもいやだ、これもいやだとあなたが思ったから、なにもできないようになってしまった。これはあなたが望んだことなの」
「そんな、いやだよ、動けないなんていやだよ!こんなこと、望んでなんかないよ。」
「助かる方法がひとつだけあるわ。あれがしたい、これがしたいと思うのよ。そうすれば、あなたの上半身はどんどん縮んでいくわ。そして元通りになる。」
ピーターパンはいろいろなことを思いました。
「おいしいものをたらふく食べたい!お金持ちになりたい!有名人になりたい!おもしろい話ができるようになりたい!スポーツ万能になりたい!頭がよくなりたい!たくさんの女の子と寝たい!」
少年の上半身はどんどん縮んでいって、すっかり元通りになりました。
「これであなたはもう大丈夫。いやだいやだとばかり言ってないで、これからはあれもこれもやりたいと思って、いろんなことをやりなさい、挑戦しなさい。世の中にはおもしろいことが山ほどあるんだから」
青年は言いました。
「妖精さん、早速ですが、今晩どうですか?」

心霊現象2007

2007年01月06日 | フリージャム
え~、今日のテーマは「心霊現象2007」ということで、お送りしていきたいなと思います。
みのさん、、あ、いや、みなさんは幽霊を信じますか?
私は人間でさえ信じられません。

正月はなにをして過ごしていますか?
私は部屋に引きこもっております。寝正月。
やりたくてやってるわけじゃないんですよ。
部屋のドアが壊れて開かなくなりまして、外に出たくても出られないのです。
正月早々監獄ROCKです。
ロックンロールはいいですね。リリンが生み出した文化の極みだ。
買ったはいいが、ほとんど聴いていないCDがたくさんあったので聴いてみた。
ヴィンス・ニール「エクスポーズド+2
モトリー・クルーのヴォーカル、ヴィンス・ニールが解雇されて発表したソロアルバム。めちゃくちゃよかったです。モトリークルー以上にいいかもしれない。やっぱりヴィンスニールの声がすばらしいのですな。ダム・ヤンキーズのジャック・ブレイズが参加している曲とか最高。

ところで、「解雇」って日本では「クビになる」と表現するけど、アメリカでは「get fired」って表現しますよね。日本は刀の文化で、アメリカは銃火器の文化なのだなと思います。
だけどアメリカでは「殺す」ことを「斬る」っていうんですよね。

部屋に閉じ込められて数日間。時間が喪失している。今が昼なのか夜なのか、今日は何日なのか。
人工の太陽が閉鎖された世界を照らし、人工の海が波の音を聞かせる。
私はただ一人、その世界に生きている。原始の地球のレプリカ。私は最初の人間アダムを演じている。
アダムは一人だった。一人の人間からどうやって子孫が生まれていったのか?
我々はアダムのオナニーから生まれたのだ。
自分の肋骨を取り出して、それを「イヴ」と名づけた女性だと夢想して、夢精する。そして人間は生まれた。
アダムの罪よ!

私は本を読んでいた。本を読んで、寝た。読んで寝る、読んで寝る、読んで寝る、、その繰り返し。
多くの言葉を取り込んだ脳は眠りを欲する。だから私は読んで眠る。その間隔は短い。2時間だったり、30分だったり。
眠りは時間感覚を失わせる。私は何時にいるのか、何日にいるのかわからなくなる。
だが、時間などどうでもよい。地球規模のグローバルな世界において、時間などなんの意味を持つ?インターネットに流れる時間は、常に24時間のいずれもが存在する。
そもそも、想像力の空間に時間は必要ない。必要なのはファンタジーだ。
言葉を取り込んだ脳は、眠りによって言葉を、物語を切り刻み、再構成して、吐き出そうとする。脳の中はイマジネーションに溢れている。
私はイメージを紙に書き付ける。何次なのかわからない時空の狭間で、私は言葉を書き付ける。部屋の中は言葉で埋め尽くされた紙でいっぱいになっている。そこには宇宙がある。私の内部から吐き出された私だけの宇宙が。
一度吐き出した言葉を脳は覚えていない。なぜならば次から次へと新しい言葉が飛び込んでくるからだ。私は本を読み続けている。そして眠り続けている。そして書き続けている。それが延々と繰り返されている。サークル。しかし二度と同じ場所には戻ってこない。らせん構造。確実に上昇している。イマジネーションは飛躍を続けている。私はどこまで行くのだろうか?

ヘヴン。

天国のイメージ。「心霊現象2007」ということでお送りしてきましたが、私が幽霊なのか、それとも幽霊が私なのか。イマジネーションは幻覚を見せつける。本は確実にドラッグになりうる。らりる。天国のイメージ。どこまでが現実で、どこまでが夢で、どこまでがイマジネーションなのか。
いや、この世の中にイマジネーション以外のものがあるか?
私は部屋の中に宇宙を創り上げた。私は神様以外の何者でもない。
私は6日間をかけて、この宇宙を完全なるものに仕上げなければならない。

俺は誰だ??

あいかわらず、松本人志のイマジネーションには感服いたします。。

あけましておぼろげです。。

2007年01月01日 | ハコ
2007年を今年はTOKYOで迎えた。
代々木では万単位の人間が15秒前からカウントダウンをしていた。
15,14,,,,,3,2,1,ゼロー!!
そのとき私は、イギリス標準時はまだ31日の15時じゃねーか!と思っていた。
ああ!時間とは何なのだろう!!

2時30分、JRはまだ運行している。しかし東横線は眠っている。
原宿をブラることにした。
表参道は眠っていなかった。
道路沿いに並ぶ屋台の列。屋台沿いに並ぶ人の列。
祭りだ!
しかし、闇に浮かぶその光の列、その光景は幽霊の街に思えた。
なんて非現実的!
だって今は2006年と2007年の狭間の亜空間なんだ!

ところで今2007年は地球のどこまで行った?

原宿には明治神宮があった。ブラることにした。私は仏教徒ではない。
オレンジ色の灯に淡く照らし出された道を、無数の人が歩いてゆく。
ぞろぞろぞろぞろ、列を乱さずに。
なんて統制された行進!宗教の力!
眠っていない私の脳みそ、ぞろぞろ続く単調な行進、砂利道を歩くたびに起こるじゃりじゃりという音。オレンジ色の淡い光。この雰囲気。
私は死者の列にいるのではないかと思った。
この先には三途の川があるんだろう。
いや、この人の流れこそが三途の川なのか。
しかしその先にあったのは巨大スクリーンだった。
なんたる時代錯誤!ああ!科学は宗教だった!
そしてその先で人々は金を投げるのだ。
金をよこせ、さすれば願いを叶えよう。
宗教の力!
いや、資本主義が宗教さえも食ってしまった!!
私は最前列付近に落ちていた100円玉をいくつか拾った。
ああ神よ、私の願いはいきなり叶えられた。
私の願いは金をくれだった。

2006年は今どこにいるのだろう。
日付変更線のその境界では、そこを泳ぐ魚は。
海流に流されるたびに、あるいは自力で泳ぐたびに、
2006年と2007年を行ったり来たりするのだろうか?
ああ!時間とは何なのだろう!!

東京には腐るほど人間がうじゃうじゃいたが、横浜は死んでいた。
おそらく北海道はもっと死んでいるだろう。
都市とは何なのだろう?人間は磁石なのか?
クソ寒いからそそくさと家に帰る。
ドアを開ける。そして思う。
大掃除の済んでいないこの部屋はまだ12月31日のままだ。
時計は6時示していた。イギリスはまだ21時なんだ。

ところで、宇宙に時差があるとすれば、宇宙標準時で今は何年なのだろうか??

はじめまして宇宙人さん、ところで今は何年なんだい?

『パラサイト・イヴ』『エヴァンゲリオンの夢』

2006年12月24日 | 読書感想文
読書感想文です。『パラサイト・イヴ』と『エヴァンゲリオンの夢』。
なぜこの組み合わせか。
エヴァンゲリオンにハマっていたときに、エヴァ関係の本をいろいろ読もうと思って、予約していたのが今頃届いたので『エヴァンゲリオンの夢』。他にもなんか読もうと思って偶然手に取ったのが『パラサイト・イヴ』。
しかしこの二冊は奇妙なシンクロニシティをみせたのだった。

エヴァンゲリオンの夢―使徒進化論の幻影
パラサイト・イヴ

では、『エヴァンゲリオンの夢』。あの難解なアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』を細部まで解読したのが本書。
まずオープニングの解説から。

真っ黒な画面に白い点があらわれたあと、円が広がっていくイメージからはじまる。テレビは平面だが、これは円ではなく球と捉えるべきだろう。さらに最初の点はすぐには消えない。何らかの球状のものがあり、その一点で起こったことが全体に広がるというイメージだ。
これは精子と卵の細胞膜が癒着して受精膜が形成されるイメージではないか。受精卵は受精膜によってほかの精子が入りこむのを防ぐ。『新世紀エヴァンゲリオン』の用語を利用すれば、受精卵がつくりだすATフィールドにほかならない。卵と精子をアダムと使徒に置き換えれば、受精膜はインパクトの実態に重なり合う。
このイメージの後、『残酷な天使のテーゼ』がはじまり、「残酷な天使のように、少年よ、神話になれ」と歌われるなか、様式化された天使の図と、ロバート・フラッドの「カッバーラのセフィロートの樹」の図があらわれる。いきなりの天使三連発であり、よほど天使にこだわっているとしか考えようがない。
重要なのは歌詞のフレーズ。言葉を補うと、「残酷な天使が神話になったように、少年よ、神話になれ」となる。神話になった天使といえば、まずルシファーに目を向けざるをえない。・・・省略(ルシファーの叛乱と堕天の神話、ルシファーとサタンは交換可能)・・・「神話」にはさまざまな可能性が開けてくる。原罪を贖う新たなキリストになる可能性、楽園に帰還する可能性、善悪を知る樹の実や生命の樹の実かそれらに象徴されるものを獲得する可能性だ。これらはいずれも最終的には救済の一語であらわせ、個の救済なのか人類全体の救済なのかは分明ではないにせよ、救済神話は人類補完計画に呼応する。
(『エヴァンゲリオンの夢』より引用。ところどころ省略してます。)

まだアニメのオープニングの十数秒くらいですけど、、ここまで読めてしまうのですね。僕は知識がないので「セフィロートの樹」なんて知らなかったし、ルシファーも知らなかった、、こんな感じであの難解な『新世紀エヴァンゲリオン』が読み解かれていく。
ほかにも、

「遥か未来めざすための、羽根があることを~」のとこでエヴァ初号機に光の翼が生えるところでは、翼の数は十二枚であり、ルシファーの翼の数も十二枚で一致している。さらにルシファーは「第一位の天使」であり、第一位は初号機にも通底する。
そのあとの目まぐるしいカットの連続に挿入される文字では、ほかのものすべてが黒地に白の文字で書かれているが、「ADAM」だけは白地に黒い文字で書かれている。ターミナル・ドグマに封印されていたものがアダムではなくリリスであったという逆転はここですでに暗示されている。

といったことが解読されている。このようにして、『新世紀エヴァンゲリオン』が一話ずつ細かく解読されていく。
え~、エヴァファンは読んでみてください。というか、今さらなんですけど。

次、『パラサイト・イヴ』。最高。
引き込まれるような文章で、次よ次よとどんどん読まされてしまいました。魔力です。

まず永島聖美が出てきて、夢の話になるのですが、年に一度クリスマス・イヴに見る夢、ということで。偶然にもクリスマスが近いときにこの本を手にしたのは運命だぁなどと思ってしまいました。ひとつめのシンクロニシティ。

聖美が死んで、永島利明がその肝細胞を培養します。聖美は死んでも、聖美の細胞は生きている。聖美は生きている!その細胞はEveと名づけられ、その後のクローニングで最も増殖力のあるクローンはEve1と名づけられた。
エヴァンゲリオン初号機、EVA-01が思い出された。シンクロニシティその二である。

そして、雌(Eve)であるミトコンドリアは雄の遺伝子を得るために受精しようとする。雄のDNAを得て完全体となり、究極の生命体になるのだ。
受精。これが三つ目のキーワード。使徒とアダムの接触、受精のイメージ、インパクト。シンクロニシティの三。
それはEvolutionであり、サードインパクトだ。最初の人類(ジャイアントインパクト)はホモ・ネアンデルターレンシス、第二人類(セカンドインパクト)はホモ・サピエンスである。

さて、Eve1とEVA-01から『パラサイト・イヴ』と『新世紀エヴァンゲリオン』はシンクロした。
想像を飛躍させよう。
両作品に共通するテーマは「新世界」である。
『パラサイト・イヴ』はミトコンドリアによる新たな世界の創造、『新世紀エヴァンゲリオン』は人類補完計画による人類の進化であり救済であり、やはり新世界の創造である。「新世紀」とは、欧文字表記の「NEON GENESIS」で明らかなように、「新 創世記」である。(もちろん『エヴァンゲリオンの夢』からの知識です)。
そして、新世界の創造の鍵となるのはEVA(Eve)である。EVAはアダムをコピーしてつくられたものであり、Eveは聖美をコピーしてつくられた。さて、聖美は女性でありながらアダムなのだろうか?それとも、EVAはリリスのコピー?アダムではなくリリスだった、という逆転を用いるなら、EVAがリリスのコピーであり、聖美はリリス。リリスは、、、

Eveと受精するのは永島利明である。EVAと受精するのは、綾波レイ(リリス)である。いや、レイが受精するのはEVAではなくシンジである。シンジ=EVAではない。
が、ともかく両者の受精は失敗する。Eveの受精は成功するが、その子どもは死ぬのである。レイとシンジは結合するが、シンジはそれを拒むのである。

三位一体の原則は『パラサイト・イヴ』にも通用するだろうか?『エヴァンゲリオンの夢』によれば、『新世紀エヴァンゲリオン』の世界は三位一体の原則がはたらいていて、三人一組の結界が張られるのだという。同じ人物が他の組合せでいくつもの三人一組をつくるという複雑な構造。
エヴァンゲリオンのパイロットとして、シンジ、アスカ、レイという三人一組の結界があり、四人目のトウジやカヲルは排除される。ミサトの家ではミサト、シンジ、ペンペンの三人がいて、四人目のアスカはのちに排除される。ゲンドウ、冬月、リツコの三人の結界があり、ミサトが排除される。
『パラサイト・イヴ』では。利明、聖美、浅倉の三人、麻里子、吉住、安斉の三人、利明、浅倉、石原の三人、そして利明、吉住、安斉の三人。ここに四人目のミトコンドリアEveが入ることによって結界が崩れる。しかし排除されるのは四人目ではない。Eveは生き残る。利明、聖美、浅倉の三人にEveが入り込み、聖美が排除される。麻里子、吉住、安斉の三人にEveが入り、麻里子が排除される。次は少し違って、利明、浅倉、Eveの三人に、石原が入って浅倉が排除される。
最後の場面だけ、Eveのほうが排除される。Eve、Eveの子、吉住がいて、利明、安斉が入ってくる。Eveがまず排除される。続いてEveの子が排除される。三人になる。ここで、麻里子が意識を取り戻す。利明が排除される。生き残るのは常に三人。三人一組。

パラサイトEVA。。

クリスマス・イヴの夜ですな。でもクリスマスの前日なんだからただの普通の日じゃねーか!というか、キリスト教徒でない多くの日本人にとってはクリスマスも普通の日なのだが、、
私は彼女を抱いてかき鳴らします。
彼女は夜の静寂に美しい旋律を聞かせてくれます。
彼女はマイエレキギターですけどもなにか?
真鍋センパイはM-1に出てたねぇ。そして叙々苑にいるねえ。。

いらない贈り物

2006年12月23日 | クリエイティブな思考への挑戦
12月22日。もうすぐクリスマスだ。
だけど僕はサンタさんを信じていない。
来るはずないんだ。

まだクリスマスにもなっていないのに街のあちらこちらに現れるサンタクロース。
あいつらはみんな偽者だ。
トナカイなんて着ぐるみじゃないか。バレバレなんだよ。

こんな真夏にあんな暑苦しい格好しちゃってさ。馬鹿みたい。

そうそう、オーストラリアのクリスマスは真夏なんだ。
クリスマスのイメージって冬なのにさ、現実は真夏なんだ。頭がおかしくなっちゃう。
本物のサンタさんだって、あんな暑い格好してるんだから、こんな真夏の南半球までプレゼント届けてくれるわけないよ。

だから僕はサンタさんを信じていない。
来るはずないんだ。
信用していないんだ。

北半球の子どもたちばかりにプレゼント配っちゃってさ、ずるいよ。
半そで着て南半球に来てくれたっていいじゃないか。
なんであんな格好にこだわるんだよ。馬鹿。

今年で僕は14歳。え、もっと年下に見えるって?
ちっちゃいからってなめんなよ。
来年15歳になるから、今年が最後のチャンスなんだ。
サンタにプレゼントもらえる最後のチャンス。
だって子どもしかもらえないんだもん。15歳からは大人でしょ?

で、僕は旅立つことにした。北半球へ。雪が降るところへ。
サンタのイメージからフィンランドにしました。
たった一人でフィンランド旅行。
うん、なんだかもうすでに子どもじゃない気分だね。
プレゼントもらえなかったりして。
飛行機代だけで60万円かかっちゃった。

サンタさん、60万円に見合うだけのプレゼントたのむよ。

僕は結局お金がないので野宿することになる。野宿っていうか、雪宿!?
雪が降る中、外で眠るなんて、オーストラリア育ちの僕にはこたえるよ。
飛行機で30時間かかって、それから半日移動してるからもう12月24日の夜なんだよね。
クリスマスイヴの夜、いよいよサンタさんに会える!
僕は凍える夜の中で眠らないように眠らないようにがんばった。
サンタさんに会いたいから。
というか、死なないためでもあったりして。
でも僕はうっかり眠ってしまったのである。
僕はまだ子どもだった。

次の朝、僕の枕元には、といっても枕なんてないよ、雪の上!には、プレゼントがあった。
しっかりと、くつしたの中に入ってた。
僕はサンタクロースの物語に忠実に従って、枕元に、いや雪の上!にくつしたをおいておいたのでした。
おかげで僕の右足はカチンコチンに凍っていた!
さて、肝心のプレゼントですが、、、

ああ、僕はなんでサンタさんに欲しいものをお願いしなかったんだろう!
あれが欲しい、これが欲しいとあんな方法やこんな方法で伝えていればよかったのに!
サンタさんは僕にとって一番必要なものだと思ってプレゼントしたんだろうね。

オーストラリア行きのチケット。
いらねーよ!!!

でもたしかに60万円に見合うだけのプレゼント。。

サンタクロースの存在

2006年12月20日 | パラソル
サンタクロースはいると思いますか?

私はいると思います。

サンタクロースの存在は確実に夢を与えてくれています。
子どもだけでなく、大人にまでも。

サンタクロースはいるんだよ、クリスマスプレゼント何がほしい?
クリスマスがやってくるとわくわくする。
子どもたちはサンタのプレゼントを楽しみにするし、
大人たちは子どもたちの喜ぶ姿を楽しみにする。

このわくわく感は、サンタクロースやクリスマスといったイメージが与えてくれるもの。
サンタクロースは私たちに夢を与えてくれているのです。

そういう意味でいって、私はサンタクロースは存在していると思うのです。。

もういくつ寝ると。。

僕は小学生のときサンタクロースの存在は疑問視してはいたけども基本的には信じていました。
プレゼントを買ってくれているのは親だと思っていたけど、それとサンタは別だろうと。

サンタクロースが自分のところにやってこないのは、自分が本当によい子ではないからだと思ってました。
本当によい子のところにだけサンタはやってくる。そう思ってました。
そう思いたいと思っていたのかもしれません。

実際、サンタにプレゼントをもらえるようなよい子はなかなかいないんじゃないか。
誰にだって非はあるでしょう。
子どもは無邪気なだけに、数々の過ちをも犯してしまうものです。
自分のとこにサンタさんが来ないのは、自分がよい子じゃないからだ。
そう思うことは、子どもの日々の行動の戒めになるのではないか。
自分の非を認め、正しい行いをしようと努めるようになるのではないか。
そんなことも思います。

サンタクロースなんかいないんだ、と初めから信じないのはやはり夢がないと思うのです。

ところで、、

サンタクロースイズカミントゥーター♪

サンタクロース is coming to 、、、ターってなんだーーー!!??

タイラント番外編?

2006年12月19日 | クリエイティブな思考への挑戦
街では凶暴化した人間が人間を襲い喰らうという猟奇的殺人事件が多発していた。

そんな中、青年は彼女を呼び出した。

「待った?」
「待ってないよ。行こう。」

こんなときにデート?と思われるかもしれない。でも、こんなときだからこそ彼女といたいのだ。
もしこのまま世界が終わったら、もう二度と、、

夜の公園を歩いた。そして外灯の届かない暗がりにさしかかったところで、青年は立ち止まり、彼女にキスをした。そして、押し倒した。

「ちょっと、、待ってよ、、」

青年は止まらない。彼女の下着を脱がすと強引に犯した。
青年もここしばらく何も口にしていなかった。空腹だった。
しかし、青年の中では食欲よりも性欲の方が勝っていた。
これぞ若さ!

青年は激しく腰を振る。初めてのセックスだった。これが本物の女の子かぁ。気持ちよかった。
しかしだんだん疲れてきた。腹減ったな。
青年の中で食欲が性欲を侵食し始める。

彼女、女の方は。女は快感を感じていた。突然のことに最初は戸惑ってしまったが、好きな人とだし、それに興味もあったし。そして、本当にとても気持ちよかったのだ。全身がヒクついた。
女の中では性欲が食欲を圧倒していた。

青年は止まった。

「ちょっとぉ、やめないでぇ、もっとしてぇ」

青年は女に口を近づけた。
女は「もっとぉ」と甘い声を出しながら青年に口づけようとした。
青年はその口をくわえた。そして噛みちぎった。

「いやああああああああ!!!!!」

女は唇のない口で悲鳴をあげた。そのグロテスクさ。
青年は吐きそうになった。そして本当に吐いた。
女の口元に唇が帰ってきた。ぐしゃぐしゃになった唇。

「くそったれ!」

女は罵声をあびせながら青年を逆に押し倒し、馬乗りになった。
そして青年の首を絞めた。しかし女の腰は動く。馬乗りになってセックスは続いている。
気持ちよかった。女の中では性欲が圧倒していた。

快感にあえぐ女。その口には唇がない。剥き出しの歯ぐきと歯。そのグロテスクさ。
青年は気絶した。それは極度の恐怖のためか、首を絞められたせいかはわからない。
青年のイチモツは急にしぼみ、抜けた。女は叫ぶ。

「この役立たずのくそったれ!」

女は青年を喰らう。やけ喰いである。血と肉の暴飲暴食。

数日後、女は友達に言われる。
「あんた、最近太ったんじゃない?」
「彼氏と別れたのよ!」

怖さ。。

ストーリーには挟めないなあと思って番外編?扱い。
エロとか恐怖というよりユーモラスって感じ?

DVD「B'z LIVE-GYM 2006“MONSTER'S GARAGE”
明日発売。むっちゃ楽しみや~。。

セイント聖夜

2006年12月08日 | 音楽
ZEPP東京に天使が舞い降りた。

アルファベットのBから、ZではなくAへと戻るエンジェルの名はBoA。

「WHITE CHRISTMAS」で始まる今夜はホーリーナイト。

セイント聖夜。

宝石を散りばめたようなきらびやかな音ではじまる「JEWEL SONG」。

空から天使の羽が降ってくる。

そしてワムの「ラストクリスマス」。

まさに気分はクリスマス。

ワムの名曲を、BoAは完全に自分のモノにしていた。

オリジナルを超越する歌声。

その背中には天使の翼が生えていた。

さらに桑田佳祐の「白い恋人達」。

難しい曲を簡単に歌ってしまう。

ピアノを弾くエンジェル。

音色は白い羽雪となって降り注ぐ。

冷たいのではない、暖かいのだ。

そしてエンジェルは舞い上がる。

観客の頭上を優雅に飛び回るのだ。

夢が降り注ぐ。

ラストは「キミのとなりで」。

天使は歌声の中に消えてゆく。

そして観客の心の中に溶けていった。

セイント聖夜。

みんなの心に火が灯る。

暖かいのだ。。

聖闘士星矢。。

アンコールに応えて出てきたのはBoAサンタ。

大きな袋に夢と希望をいっぱいに詰め込んでひとこと。

「みなさん、サンタさんっていつまで信じてました?いつサンタがお父さんだって、、」

ひび割れる音。

ファンタジーのクリスタルは一瞬にして粉々に崩れ散った。

サンタさぁ~ん!(By よっすぃ~)

でもそんなBoA様が大好きだったりする。

最後の最後は「メリクリ」。

みなさまの心にファンタジーは届けられたでしょうか?

その中に本物のクリスチャンは何人いたのでしょうか?

宗教が商業に利用される。

クリストの十字架も今やファッションである。

宗教の魔力はいまだ健在ということであろうか?

と、BoA教信者は思ってみた。

でも本当はB'z信者なのだけど。。

※このレビューの80%が妄想による特殊効果が加えられております。念のため。

エンジェルが飛び回るイメージはエアロスミスの「ANGEL」のPVのイメージ。

天使の翼が生えるイメージはエヴァンゲリオン、、、ではない。。