ジェームスキャメロン氏は、映画監督であるが、
偉大な、破格な映像作家でもあると思う、同時に、果敢な
映像表現へのチャレンジャーであろう。
長い年月を得て、最新のビデオテクノロジーをフルに開発・活用とする
その姿勢は、学ぶことが多い。
さて、本題の親孝行との関係ですが、
我国、日本では、1926年にテレビの父と称される高柳健次郎氏が
電子式ブラウン管テレビ発明し、「イ」の文字を写すことに成功した。
それから、フィルムでの映画映像とともに、著しく発達し、
映像は、いま、2Dから立体的に表現する3Dとなった。
私の記憶は、テレビの白黒から始まり、映画は白黒、そして、パートカラー
、総天然色、それが、大きく様変わり、今日を迎えたわけである。
我家にハイビジョン対応のテレビが来た時、思ったのは、亡き母に、
この美しい映像を見せたかったと思っていたが、映画「アバター」の
出現で、あらためて、思った次第である。
母の時代は、映画とTVは、カラーで終わった生前時代。
大型ビジョン、3Dの映像は大きなイベントの万博とかで、一部の人は、
旅行して、目的地で、体験出来た。
田舎で暮らすものは、よほど、関心がない限り、未経験である。
(冊子は「THE ART OF AVATAR James Cameron's Epic Adventure )
ジェームス・キャメロン「アバター」の世界
・発行 小学館集英社プロダクション
あの白黒の絵が、カラーになり、動画となり、時を経て
「アバター」が、
3Dの映画を世にせらしめた。
映画は、一部のひとではなく、大衆が参加できるエンターティメント
なのである。
「アバター」は、映画となって、はじめて、3Dという立体映像を、
大衆に体感させたわけである。
この体感を母に、経験させたかった。
更なるビデオテクノロジーの開発、研究は、もっと進むだろう。
ゆえに、”いま”を感じて、長寿の喜びを味わってもらいたかった。
母が好んだ「君の名は」という映画から、58年経過した現在、
新たな映像文化は、あらたな元年を迎えた。
文化とは、大衆の存在なくして、成り立たぬもの。
★高柳健次郎(1899年~1990年)静岡県浜松市
大正15年に(1926年)電子式テレビを完成、昭和14年5月に東京一円に
電波を飛ばす。
★★ 日本映画「君の名は」(昭和28年公開)
監督 大庭秀雄 出演:岸 恵子、佐田 啓示
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