松浦からFUKUOKAへ

流れに抗してを経て そして今

☆松瀬 徹のオフィシャルブログ☆

韓国ドラマ「太陽をのみ込め」

2010年08月21日 09時54分19秒 | 映画

この炎暑のなかで

熱中しているドラマが3本ある。

大河の「龍馬伝」は、もちろんのこと

韓国のドラマ「イ・サン」

そして、「太陽をのみ込め」である。


(タイトルに関係なく、現在、HDVのビデオ編集中の「汗」の表現シーン)

このドラマは、かなりの製作費をかけた

アクション・ラブロマンスであるが、緻密なシノプシス・ストリーを

広大なアフリカ・煌びやかなラスベガス・美しい済州島を

背景にして、展開していく。

このドラマで、私ははじめて、見るが、

ジョンウ役のチソン、ヒロインのイ・スヒョン役ソン・ユリ。

キャストもいい。

それに、エンターティメント集団「シルク・ドゥ・ソレイユ」

の映像・舞台裏もあり、

次週が待ち遠しいドラマである。

ほんと、韓国ドラマ・映画は「強し」のこの頃である。







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映画「隠し剣 鬼の爪」

2010年08月10日 19時11分00秒 | 映画

この映画は、個人的にも想い溢れる映画である。

2004年9月24日、福岡の「アクロス福岡~福岡シンフォニーホール」に

にて、「第49回アジア太平洋映画祭2004 IN 福岡」の

授賞式のあと、特別上映された作品である。

一般公開前の上映だっだこともあり、映画祭を盛り上げるに最も

ふさわしい、そして、日本映画として世界に誇れる良質の、心の

こもった作品であった。

それから、

6年を経て、自宅で「隠し剣 鬼の爪」を見る。

6年前の活動の日々を、思い出しつつ

永瀬正敏、松たか子の演技に見入る。


監督:山田 洋次

原作:藤沢 周平

撮影:長沼 六男

出演:上の二人に、続いて、吉岡秀隆、小澤征悦、田畑智子、
   緒方 拳、・・・・


配給:松竹(日本国内)




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映画「ターミネーター4」

2010年06月22日 07時25分35秒 | 映画
昨夜から2回に分けて、観た

「ターミネーター4」

よかったっす。

前作は、局地的なストリーの展開であったが、

4では、グローバルというか、全体的というか、

スケール規模の大きいほうでの展開であった。


SFで、機械と人類が激闘し、触れ合うというアクション映画であったが、

クリスチャン・ベールとあの「アバター」のサム・ワーシントンのガチンコ

演技は、いい。




(上の絵は、アバターからの部分的カット)

サムは、人間的な魅力ある演技で、静かな力強い「骨太」な演技を披露。

ベールは、二枚目俳優であるが、

私には、福山雅治との共通点をみる。

●顔が奇麗

●ひたむきさを感じる。

●演技に一生懸命さが見える。


サム・ワーシントンは、今後も期待できるし、いい役者さんになりつつある感じ。


ベールと福山雅治は「いい男の代名詞でもあるが、

いい勝負の未来が見えてくる感じ。


福山雅治は、大河のあと、汚れ役などをTV・映画等で演じ、

個性とスケール感を大いに発揮してもらいたいものである。



草食系の男性時代は終わり、いまから、熱さと真の優しさを持ち、

勇気ある

闘い続ける「男の時代」が

復活してくる。

古い言葉で恐縮であるが

「ヒューマニズムを抱く男」時代の幕開けを予知する

「ターミネーター4」

の感想とする。


先週、クリスチャン・ベール風に短髪にした私であるが、

やっぱし、ベールにはほど遠い。
(わかりきったことだが、・・・・)
笑ってください。




(敬称略)

(記:6月21日 松瀬)





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映画「ホノカノボーイ」と虹

2010年06月20日 10時13分46秒 | 映画


描こうとしているデザインが決まらぬなか、

頭休めに、テレビ見る。

映画「ホノカノボーイ」

ハワイでの日常生活を綴った癒し系だ。

2009年 監督 真田 敦
キャストは岡田将生、そして名優 倍賞千恵子

確かに、ハワイでの風景は、癒された。

そして、エンディングロールに入ると

心地よいメロディーが流れる


虹が消えるまで

小泉今日子が歌う

「虹が消えるまで」 作曲は斉藤和義

何か不思議に映画とよくマッチングして心地よい。
(あたりまえの話だが)

サウンドスタッフも、いい仕事してるって感じ、

強いて言えば、

エンディングであったから良かったと思う。

ストリー展開の途中だと効果はどうであったろうか?

とか思いながら、

虹を創った創作品


(写真 2008年10月27日 タイ・パンパイン宮殿内 撮影:はるみ)

虹を描いた。


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映画「失はれた地平線」 1937年制作!

2010年06月17日 07時27分03秒 | 映画
5月にBSで放送されていた

映画「失はれた地平線」

録画していたものを、先日、通しでみていたが、酔いもあってか、

エンディングが不明・記憶がなくて、

再度、観た。


製作/制作は 1937年!

1937年アメリカの制作で、戦乱の中国から、飛び立った飛行機が

不時着したチベット山中には、伝説の理想郷、不老長生の国シャングリラがあった。

そこからが、また、面白い。



製作 フランク・キャプラ
監督 フランク・キャプラ
脚本 ロバート・リスキン
原作 ジェームズ・ヒルトン
撮影 ジョゼフ・ウォーカー
美術 スティーヴン・グーソン
音楽 ディミトリ・ティオムキン

出演 ロナルド・コールマン 。ジェーン・ワイアット 。H・B・ワーナー 。

原題はLost Horizonとなる。



また、観てはいないが、

生きる歓びをうたいあげるミュージカルにリメイクされた映画もある。

1972年の作品で、

スタッフ・キャストは次の通り。

Peter Finch ピーター・フィンチ
Liv Ullmann リヴ・ウルマン
Sally Kellerman サリー・ケラーマン
George Kennedy ジョージ・ケネディ
Michael York マイケル・ヨーク
Olivia Hussey オリヴィア・ハッセー
Bobby Van ボビー・バン
James Shigeta ジェームズ・繁田
John Gielgud ジョン・ギールグッド
Charles Boyer シャルル・ボワイエ

あの「ロミオとジュリエット」のオリヴィア・ハッセー

マイケル・ヨーク が出演している。


失はれた地平線 1937年版は

第10回アカデミー賞、編集、美術賞を受賞。

映画オープニングでは、

次のように、テロップを発している。

「本作が公開された時、上映時間132分であったが、やがて、

107分の短縮版が上映された。

1967年オリジナル・ネガは損傷、完全版のフィルムも消失、

1973年、我々は完全版復元に着手、世界中に散らばったフィルムを

探し出して丹念に比較検討を続け、数秒でも削除された部分は復元し

125分の映像と132分のサウンド・トラックを復元。

この修復作業においては

ソニーピクチャーズとUCLAの研究所が誇る

最先端のデジタル技術を駆使した。

現在7分の映像が未発見なため、わずかなスチール写真で構成した。

・・・・・

1937年のフィルムを復元し、スチール写真の活用、

是非、あなた自身の眼で確認してもらいたい映画作品となっている。







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「龍馬伝」と 映画「劔岳 点の記」

2010年04月25日 12時43分00秒 | 映画


25日、大河「龍馬伝」が放映される

第17回「怪物、容堂」。

あの、懐かしき俳優、近藤正臣が演じるのが容堂、

遥か昔のTVドラマの「柔道一直線」で桜木健一とともに、

ライバル役として、クールな役であったと思うが、

いまは、どうして、どうして、渋さをもっての演技を披露している。

今夜はどんな演技をしてくれるのか楽しみである。

それから、2年前位かな、中洲の角打ちに、桜木健一さんが、来ていて

話すことは、しなかったが、よか、おっさんになっていたのを

思い出しました。

まぁ、近くに「博多座」があったので、公演関係で来福していたのだろう。


それと、今夜、BS放送のWOWOWでは、映画「劔岳 点の記」が登場する。

昨年(2009年)の大ヒット作で、あの名カメラマン木村大作が

メガホンをとった話題作でもあった。

CGを一切使わず、実写のみで撮影した、自然の厳しさ、美しさは、

観る人を魅了し、感動させた映画である。

フィルムでの映像を、どこまで、再現できるか、楽しみである。






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闇へ消え行く 乾いた音

2010年03月28日 11時19分51秒 | 映画



「闇に消えゆく 銃声」とタイトルをも考えたが

刺激的になりすぎるので、乾いた音とした。

先日の投稿した裸の19歳 青春の回想

の続きで、投稿後、鑑賞した感想である。

あの若さで観た、衝撃的なものは、感じられず、

淡々とした目線で、映画で流れる映像を追った。





暗闇のなかで、銃声が響く、それも、乾いた、無表情の音である。

それは、憤り、哀しみを背負い、現状から逃避するためだけの

発射だったのか?

印象に残る、音であったし、昔見たときには、気になどしなかった。

音である。

流れる映像を見て、思う。

「貧困」という結果が生み出したこと。

懸命に生きようとするものにたいする、現代社会の冷酷としくみ、

「金の卵」は、孵化することなく、無残にも大人たちの足で、

踏み潰されていく姿。

いま、現代の若者が立たされている社会の現実に、

酷似しているシーンが幾つか或る。

「明日が見えない」「閉塞感だけが流れ溢れる」

昭和という時代が、創った社会の現実。

映画「裸の19歳」は、社会を告発する映画であり、

もう一度、日本の現代歴史を学ぶにあたり、

貴重な映像を創り上げた秀作である。


追記:映画の最後に流れる中学校の校歌。
   歌唱しているのは、俳優 林 隆三である。
   いい声である。





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映画「裸の19歳」 ~ 青春の回想 ~

2010年03月22日 11時49分28秒 | 映画



BS放送の番組予告で、監督:新藤兼人の作品特集が

あるとのことで、早速、予約録画す。

そして、BDにダビング。

まだ、観ていない。

それなのに、この映画に関して投稿しているわけである。



蘇る 昭和45年頃!

実は、この映画は、どこの映画館で観たかの記憶は定かではないが、

一度、観ているのである。

それも、衝撃的に「裸の19歳」という映画、原田大二郎、鳥居恵子、

という俳優さんたち。

「裸の19歳」というタイトルは、それ以来、しっかりと脳に焼き付けられて

それほど、インパクトがある。ストリーであったし、実際にあった連続殺人事件

(永山則夫連続殺人)を題材にしたもので、多感な年頃であり、はじめて社会の

風と空気に触れた矢先のことで、とにかく、強い衝撃であった。


当時の社会を霊感させた未成年者の事件であるがゆえに、この映画は、

事件の背後にあるしっかりと日本の歴史や複雑な人間模様が描き、社会が

生み出す矛盾を鋭く提起している作品となっていて、日本映画界の巨匠の

一人である新藤兼人監督の入魂作となっている。

■映画「裸の19歳」

近代映画協会の創立20周年記念作品
製作:絲谷寿雄
    能登節雄
    桑原一雄
監督:脚本:
    新藤兼人
脚本:松田昭三
    関 功
撮影:黒田清己
    高尾義照
音楽:林 光
    小山恭弘

出演:原田大二郎
    乙羽信子
    草野大悟
    佐藤 慶
    渡辺文雄
    殿山泰司
    河原崎長一郎
そして、初々しい:鳥居恵子





撮影:2010年1月19日 術後、自宅療養中の髭をそった私。
昭和45年に、18歳で社会人になり、こうして生き延びて、58歳をむかえる



逮捕後、故:永山則夫は独房の中で猛然と勉学に励み、マルクスや他の哲学書を読破し、

手記「無知の涙」(合同出版)を発表する(ベストセラー)となり、その後も、小説

に挑戦し、「木橋」(立風書房)は新日本文学賞を受賞している。




映画「裸の19歳」と「連続殺人事件」は、一人の若者の姿を厳しく、重く、悲しく、

映し出しているが、

私は、逮捕後の独房での生き様に、人間としての魂の苦悩、叫び、懺悔、後悔、

生命、・・・。

その姿に光を見出し、救われる感がする。




さて、40年ぶりに観る、映画「裸の19歳」は

今の私に、何を語るのだろうか?







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残念!「アバター」作品、監督賞逃す。

2010年03月09日 11時44分16秒 | 映画

3月8日、世界最高峰の映画の祭典、第82回アカデミー賞授賞式が

LA(ロサンゼェルス)で開催され、次のような結果発表とあいなった。


・作品賞
『ハート・ロッカー』

・監督賞
キャスリン・ビグロー監督『ハート・ロッカー』

・主演男優賞
ジェフ・ブリッジス『クレイジー・ハート』(原題)

・主演女優賞
サンドラ・ブロック『しあわせの隠れ場所』

・助演男優賞
クリストフ・ヴァルツ『イングロリアス・バスターズ』

・助演女優賞
モニーク『プレシャス』

・長編アニメ賞
『カールじいさんの空飛ぶ家』

・美術賞
『アバター』

・撮影賞
『アバター』

・衣装デザイン賞
『ヴィクトリア女王 世紀の愛』

・ドキュメンタリー長編賞
『ザ・コーヴ』

・ドキュメンタリー短編賞
『ミュージック・バイ・プルーデンス』(原題)

・外国語映画賞
『瞳の奥の秘密』 アルゼンチン

・メイクアップ賞
『スター・トレック』

・作曲賞
『カールじいさんと空飛ぶ家』

・歌曲賞
The Weary Kind (Theme from Crazy Heart)『クレイジー・ハート』(原題)

・音響編集賞
『ハート・ロッカー』

・短編アニメ賞
『ロゴラマ』(原題)

・短編実写賞
『ザ・ニュー・テナンツ』(原題)

・音響賞
『ハート・ロッカー』

・視覚効果賞
『アバター』

・脚色賞
『プレシャス』

・脚本賞
『ハート・ロッカー』

・編集賞
『ハート・ロッカー』



『ハート・ロッカー』6冠、『アバター』3冠、『プレシャス』2冠




(この作品は、タイトルに直接関係ありません、合成作品です)


気になる公開日?


受賞決定の批評は、差し控えるが、気になるのが

2009年12月23日公開  アバター

2010年3月6日公開 ハートロッカー

2010年4月24日公開 プレシャス

となるのは、国内では、まだ、公開されたばかり、公開予定ということだ、

これは、国内の上映権、配給権の問題であるが、

各映画を総合的に見比べる機会が得られないという現実。




アカデミー賞をはじめ、世界各国での祭典においても、

賞が決定し、話題になり、それから、映画興行の成績アップという

システムが確立されている現実をみるとき、

埋もれたままの秀作品を世に出すという功績はあるが、

ひとつの疑問を持った次第。

一握りの映画批評家、評論家、映画関係者

プラス+

Webサイト上での投票による大衆参加。


それこそ、名実ともに、世界祭典と呼ばれる

ものに、なるのだが?


文:松瀬 徹(2010・03・09記)



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山中貞雄の世界に魅入る

2010年03月06日 11時59分50秒 | 映画


昭和初期に、活躍した亡き、日本映画史上屈指の天才監督のひとり、山中貞雄の

作品の2作品を観る。

『河内山宗俊』、『人情紙風船』である。

数少ない作品のなかで、「人情紙風船」が最高傑作品で遺作となっている。

公開されたのが、1937年(昭和12年)、私が生まれる15年前だから、母の胎内に当然

、誕生していない。その時代に、山中貞雄は、映画少年から、天才監督として、

活躍していたのである。

映画進行のなかで、時折、現れる、紙風船。

それは、なにげなく、さりげなく、何も語らず

どこか寂しげさを感じる。

紙風船。

長屋生活を描写した映画作品は、数多くあれど、

ものいわぬ紙風船に、託した作品への思いを託した。

山中貞雄監督。

偉大である。




(2点の作品は、タイトルには、直接関係ありません、あしからず)


戦争のため、28歳の若さで、旅たった彼を想うとき、

未来へ向けて溢れる創造力を、中断された悔しさ、悲しみは、

理解することが出来る。

最後の手記には「紙風船が遺作とはチト、サビシイ、友人、知人には、

いい映画をこさえてください」と遺された。


 戦争とは、未来ある映画文化の担い手である巨人をも奪ったのである。






天才映画監督 山中 貞雄


映画「人情紙風船」のキャスト

河原崎長十郎(海野又十郎)
中村翫右衛門(髪結新三)
山岸しづ江(又十郎の女房おたき)
霧立のぼる(白子屋の娘お駒)
助高屋助蔵(家主長兵衛)
市川笑太朗(弥太五郎源七)
市川莚司(猪助)
橘小三郎後の藤川八蔵(毛利三左衛門)
御橋公(白子屋久左衛門)
瀬川菊乃丞(忠七)
市川扇升(長松)


■ 追記

  第33回日本アカデミー賞の授賞式が5日、都内で行われ、「沈まぬ太陽」が

 に最優秀作品賞に輝き、

 カメラマンの木村大作氏の初監督作として話題となった「剱岳 点の記」は監督賞など

 6部門で受賞した。剱岳を応援してきた私にとっては、朗報である。





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映画「春よこい」 佐賀の映画

2010年02月25日 10時29分58秒 | 映画

2008年に製作された映画「春よこい」は、どうしてどうして

いい映画であった。ストリーは過失で人を殺し、逃亡を続ける

夫とあらゆる困難に立ち向かいながら、息子とふたりで、夫を

待ち続ける妻、その姿を新聞の記事にして発して生じた家族と

の関わりを持ち、自らを振り返る一記者の兄妹の姿を描いて

いるものであった。


□ 映画「春よこい」

(C)2008 映画『春よこい』製作委員会
製作年: 2008年
製作国: 日本
日本公開: 2008年6月7日
上映時間: 1時間48分
配給: 東映

スタッフ
監督: 三枝健起
原作・脚本: 中村努
脚本: いながききよたか
撮影: 藤澤順一
照明: 長田達也
編集: 松本哲夫
音楽: 三枝成彰
主題歌: 夏川りみ

キャスト
工藤夕貴
時任三郎
西島秀俊
吹石一恵
小清水一揮
犬塚弘
高橋ひとみ
宇崎竜童


キャストは、御覧の通りの布陣になっている。

工藤夕貴が主演であるが、脇役陣が、それぞれの個性を

発揮し、大いに好感がもてた、

犬塚弘の祖父役、宇崎竜童の定年前の刑事役など、

コミック的な動作、情ある渋さの表現など、

実によし。



(このデザインは、映画には、無関係です。)


そして、非常に好感がもてたのが、最後のスタッフロールで、

映画が佐賀県唐津、呼子、玄海町で、多くの市民の協力で

制作されたこともあり、

●ツヨシの同級生、 ●唐津市のみなさん

●玄海町のみなさん ●佐賀県のみなさん

として、ひとりひとりのフルネームで流れた。


先日、映画「アバター」での感想で最後のエンディングロールまで、

観てくれと提起したが、あたかも、提起の主旨が理解されたような

ロールとなっていた。

多くの人々の時間と力を得ながら、制作されていく映画。

その制作に参加することから、生じてくる絆と連帯、

ふるさとへの愛着であり、再発見しかり、

クリエティブな現場は、あらたな始まりの芽を育てるのである。


また、撮影協力として佐賀市、佐賀県玄海町、

そして、・佐賀県フィルムコミッション
    ・フィルムコミッション・唐津
    ・福岡フィルムコミッション

となって、縦から横へと連携・連帯を実践する各FC(フィルムコミッション)

の姿(実際は、裏方役で、調整などで苦労が多いが)。


いずれにしても、佐賀のみなさんは、2006年に公開された

「佐賀のがばいばあちゃん」に続き、2本目の映画となる良質・秀作品を

2008年、世に出していたのである。


追記:Webサイトは、現在、リニューアル中ですが、http://www.harukoi.com/
   
   シネマトゥディは、http://www.cinematoday.jp/movie/T0006078




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映画「アバター」と親孝行?

2010年02月13日 03時47分57秒 | 映画
ジェームスキャメロン氏は、映画監督であるが、

偉大な、破格な映像作家でもあると思う、同時に、果敢な

映像表現へのチャレンジャーであろう。

 長い年月を得て、最新のビデオテクノロジーをフルに開発・活用とする

その姿勢は、学ぶことが多い。

 さて、本題の親孝行との関係ですが、

我国、日本では、1926年にテレビの父と称される高柳健次郎氏が

電子式ブラウン管テレビ発明し、「イ」の文字を写すことに成功した。

それから、フィルムでの映画映像とともに、著しく発達し、

映像は、いま、2Dから立体的に表現する3Dとなった。

 私の記憶は、テレビの白黒から始まり、映画は白黒、そして、パートカラー

、総天然色、それが、大きく様変わり、今日を迎えたわけである。




 我家にハイビジョン対応のテレビが来た時、思ったのは、亡き母に、

この美しい映像を見せたかったと思っていたが、映画「アバター」の

出現で、あらためて、思った次第である。

 母の時代は、映画とTVは、カラーで終わった生前時代。

 大型ビジョン、3Dの映像は大きなイベントの万博とかで、一部の人は、

旅行して、目的地で、体験出来た。

 田舎で暮らすものは、よほど、関心がない限り、未経験である。





(冊子は「THE ART OF AVATAR James Cameron's Epic Adventure )
ジェームス・キャメロン「アバター」の世界
 ・発行 小学館集英社プロダクション



あの白黒の絵が、カラーになり、動画となり、時を経て

「アバター」が、

3Dの映画を世にせらしめた。

 映画は、一部のひとではなく、大衆が参加できるエンターティメント

なのである。

「アバター」は、映画となって、はじめて、3Dという立体映像を、

大衆に体感させたわけである。

 この体感を母に、経験させたかった。

 更なるビデオテクノロジーの開発、研究は、もっと進むだろう。

 ゆえに、”いま”を感じて、長寿の喜びを味わってもらいたかった。




 母が好んだ「君の名は」という映画から、58年経過した現在、

新たな映像文化は、あらたな元年を迎えた。



文化とは、大衆の存在なくして、成り立たぬもの。





★高柳健次郎(1899年~1990年)静岡県浜松市
  大正15年に(1926年)電子式テレビを完成、昭和14年5月に東京一円に
  電波を飛ばす。


★★ 日本映画「君の名は」(昭和28年公開)
   監督 大庭秀雄 出演:岸 恵子、佐田 啓示




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映画の中の風景 「旅立ち~足寄より~」

2010年01月18日 09時26分01秒 | 映画
松山千春のベストセラー自伝小説「足寄より」から生まれた映画

「旅立ち~足寄より~」をBSで観た。

松山千春デビューの軌跡と深い絆を描いた映画であった。

家内と二人でみたが、最初家内は、軽く考えていたが、

遂にははまって、観て、「良かった」とのこと。

キャスト・スタッフ次の通りであるが、製作は2008年。

監督 : 今井和久
原作・主題歌 : 松山千春
出演 : 大東俊介 、 萩原聖人 、 石黒賢 、 尾野真千子 、 伴杏里

舞台が、北海道であるので、美しく雄大な自然が、

巧く、撮り入れられたストリー展開となって、美しくもある

映画となっている。そして、キーワードとなる一輪の薔薇。

そして、注目の俳優の大東俊介は、

山田勝之新役でNHKの朝連続ドラマでのウェルカメに出演している彼である。




作品は、その薔薇を意識して急遽、編集したもの。





また、下の絵は、北海道の自然の美しさには、負けるが

病院で撮影した写真を編集して

福岡の冬の風景を創作したもの。

撮影は 年末の12月と明けて1月に撮影。












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本日公開!「E.,YAZAWA ROCK 」 最高です!

2009年11月21日 13時08分58秒 | 映画
ついに、公開日となった

永ちゃんの「E.YAZAWA ROCK」



(クリック先は、映画オフィシャルサイト)




実は、映画会社の計らいで、試写会にいった私からの感動報告です

まず、映画「RUN&RUN」を越えた(当たり前だが)

ドキュメント映画で、最高の感動(人間性、闘争性、創造性、生命力性)

を与えてくれるものであった。


矢沢語録でよく出てくる「リメンバー佐世保」。

当時、佐世保に住んでいた 私は、このリメンバー・・・

の次の「凱旋ライブコンサート」(妻と一緒に佐世保市民会館へ)から、

矢沢永吉氏に魅了され、即、自然に絶大な支持者となった次第である。




劇中には、多くの語録となっている言葉の数々が述べられる。

「成り上がり」の書籍よりも、リアルに映像をもって写し出される

言葉の重さは、観る人にわかりやすい説得さと感銘を与えてくれる

のである。

少年時代の貧しさゆえに、給食を裏で受け取るあの屈辱さ、

その怒りをもって立ち上がってゆく、その姿と行動、

そして、本人も語っているが、「欲しいものを手に入れる」

という方法論では、

「後ろからではなく、正々堂々、前から手に入れる」

この正道さ、潔癖さ、それを動かす力強い自信と行動力。

やっぱし、グレードである。


いまでこそ、NHKは矢沢様様であるが、

キャロル、ソロデビューでの時は、当時NHKは、あたかも反分子的人、行動かの

ように、保守的な対応、態度をとっていたのである。

そういう時代の風潮の中にあっても、矢沢氏は、媚を売ることもなく、

走り続けたのである。



1999年、横浜国際総合競技場で開いた50歳のバースディライブで

「アイ・ラブ・ユー・OK」で歌ったいる途中、感極まって思わず

絶句する矢沢氏、その姿に、涙を流す観客のシーン。

私も、そのシーンには、涙した。

(歴史=今までの苦労がオーバーラップする)





単車(古い言葉で恐縮)での永ちゃんのイメージはあるが、

なんと、永ちゃんが自転車で走るシーンがある。

おお、えいちゃんがチャリンコ!



是非、多くの人に観てもらいたい映画である。


私が、文部、文化の役人だったら、

文部文化省推薦として紹介したいものである。




矢沢永吉という人物が、現代社会の仕組みに抗して、

怒りをロックスピリッツに変え、愛と勇気をもって

日本のロック界を創ってきた歴史。


この偉業さに、是非、多くの人に参加してほしい。

映画「E.YAZAWA ROCK」は、

その偉業さの一部分に直接、触れることになるからである。





松瀬 徹




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映画「ハプニング」とそのイメージデザイン(松瀬徹オリジナル)

2009年11月03日 06時20分37秒 | 映画
映画「ハプニング」2008年 米

映画「ハプニング」公式サイト
こちらからどうぞ。

監督は、「シックスセンス」でおなじみのM・ナイト・シャマラン監督

うーん、彼の感性は本当に独特なものですね。

映画の3分の1ぐらいから、敵の本体が、わかり掛けてくるんだとけれど

怖いというか、不気味な映画ですね。

人を狂わせる

敵の正体は、

なんと、緑の樹々が風の支援をうけて、

攻撃をかけてくる

話なんですか、

本当に、不気味で、それも、風の如く

スイスイと空気にのって、(スピード感ある展開)


キャストは、マーク・ウォールバーグと

ズーイー・デジャネル。

しかし、監督、世紀末感を表現させたら、ものすごい才能を

発揮する人と思うよ。





というわけで、

勝手にイメージして創作したのが、

これ。



映画のラストは、

再び、新しく誕生した生命に対し、自然界の植物が

抵抗してくる 動きを伝えて、終わる。














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