ケルベロスの基地

三本脚で立つ~思考の経路

BABYMETAL探究(メトロック2015偶感)

2015-07-26 23:45:38 | babymetal
観た、鳥肌たてた、泣いた。

メトロック2015のプロショット、見事である。
BABYMETALのライヴの魅力を、じつに生き生きと伝えている。

うまく言葉が見つからない。
これ、何度も何度も、繰り返し繰り返し見ていられる。ほんとすごい。
もちろん、BABYMETALがすごいのだが、でも、それを劣化させずにこうして伝えるというのは(残念な先例がいくつかあるだけに)さすがプロだ、と感心する。

さまざまなアングルから、ステージ上の3姫や4神の表情や動きを臨場感をもって伝えつつ
観客の躍動、ステージとの一体感まで、的確に見せる。
「We are BABYMETAL!」のライヴの楽しさが、ここにある。
いい映像だ。
日中の屋外だったから、過剰なライティングがなく、その所為で、
BABYMETALのいわば「筋肉」が、より露わになっている気がする。

これは、とんでもないクオリティでしょ。
音楽好きなら、これ観たらみんな嵌まるでしょ。
そんな映像だ。

それにしても、YUI・MOAの進化たるや、毎日『Live in London』を観ている目から見ても、圧倒的である。
カッコよさの、強度・光沢・伸びやかさ。
一年前のワールドツアーとは、全く別の次元に達していることが、ありありとわかる。

とりわけ、MOAMETALの表情よ!!!
「Road of Resistance」「イジメ、ダメ、ゼッタイ」の2曲って、
本来、そんな楽しい表情(のみ)で「演」奏する楽曲ではないはずなのに、
MOAMETALの底抜けの笑顔は、楽曲の肯定的な力強さを、観ている僕たちのハートに・肉体に滲みとおす、そんな力を発揮している

単に、超絶美形アイドルである、ということではない。
MOAMETALの笑顔はヘヴィメタルの「演」奏として、極めて高い次元にある、ということだ

例えば、ギターのマエストロ達も、最終的には、「観客のハートを震わせること」が狙いというか目的というか、自身の演奏の存在価値である、と考えているはずだ。
いくら高速速弾きができても、アクロバティックな変態フレーズを奏でることができても、それだけでは意味がない。それでは、単なる自己満足だ(例えば、一時期のイングヴェイにはそういう匂いもぷんぷんしていた。まあ、それが彼らしさ、といえばそうなのだろうが)。

MOAMETALの笑顔は、ギターのマエストロ達の感動的な演奏が与える効果を、観客に与えているという意味で、やはり卓越した「演」奏なのだ。
それを、このメトロック2015の映像で改めて確認できた。
(これはまた、いま探究しているBABYMETALの「聖性」の、核のひとつでもあるだろう)

「Road of Resistance」で、サークル・モッシュの中に、ベビメタ衣装をした女性が、実に楽しそうにハイタッチをしながら駆けている姿が一瞬映るが、そこで泣けてきた。
そう、BABYMETALのライヴって、信じられないくらい楽しいんだ。

ああ、またライヴに行きたくなってきた。

そうそう、今回、これを書いているのは、何と言っても、
このブログの「バトル」考でこだわってきた、
「イジメ、ダメ、ゼッタイ」の「バトル」前のキメ、
幕張2015で、YUIのキメとMOAのキメのユニゾンという新機軸に狂喜したのだが、このメトロック2015ヴァージョンでもそれが見られた

ということを記しておくためだった。
ワールドツアー2015ヴァージョンのキメ、なのかもしれない。


WOWOWさんも、幕張ライヴの放映、よろしくお願いします!
1月の新春キツネ祭りが3月放映だったので、と思っていたのだけれど、
8月中には幕張ライヴの放映がないのは明らかなので、
9月には、ぜひ!
そして、このメトロックのプロショットに負けないレヴェルで!
期待せずにはいられない。





コメントを投稿