ケルベロスの基地

三本脚で立つ~思考の経路

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BABYMETAL探究(FOX DAYに吹き荒れて !!!①)

2017-04-03 22:12:24 | babymetal
書きたいこと・書くべきことが一気に押し寄せた、
そんな、4月1日の FOX DAY 、爆発的な出来事の奔流だった。

まずは、到着した『LIVE AT TOKYO DOME』映像盤・音盤について、第一印象をまとめておこう。

ひと言で言えば、「WOWOW版とはまったく別物だ!」という圧倒的な熱量を感じたのだった。

まあ、正規リリースの商品版なのだから、当然そうでなければいけないのだが、
それにしても、
BABYMETALのライヴが、いかに、はじめから終わりまで、
テンションを張り切った状態でつながり、
また、起伏・緩急のドラマが盛り込まれているのか、を圧倒的なスケールで体感できる

そんなパッケージになっている。

いやほんと、(ファンだから当然なのだろうが)観始めたらあっという間に惹き込まれて、
鳥肌を立てたり、ついニヤけてしまったり、ヘッドをバンギングしたりしながら、
気づいたら最後の曲まで観てしまう。

この”丸ごと感”よ!!!
(だから、音盤でも、紙芝居ごと”丸ごと”収録されているのが嬉しい。
『RED NIGHT』の「シン・ゴジラ」ネタ、大好きなのDEATH!
後ろの荘厳なオケも、女性のスキャット(?)も!)

多くの場面は、もちろんWOWOW放映版と重なってはいるのだが(小さなカット割の差異もいくつもあるようで、より好ましい方に変更されているように感じるが、それはそれとして)
2夜で、BABYMETALの全ての楽曲を、被りナシで「演」奏する
という、今回の(酔狂な)コンセプトが、ようやくしっかり体験できるようになったのだし、

また、単に東京ドームという大きな会場でライヴをおこなうというのではなく、
東京ドームという空間使って
BABYMETALの最新(=最高)の「演」奏を、今までにないスケールで・演出で・豪華な美しさで行った、
その「スタジアム・ロック」としてのステージの”大きさ”の全貌が、ようやく味わえるようになった。

例えば、『BLACK NIGHT』の”高さ”だ。

僕は『BLACK NIGHT』は体験していなかったので、WOWOW版のみを観ていた一昨日までは、
「あ、そうか、2日目は、あまり天空ステージは使わなかったのか。まあ、その方が、やっぱり盛り上がるもんな」
なんて思っていたのである。
WOWOW版では、ラストの銅鑼たたきで3人が天空ステージに上るだけで、
あとの楽曲は、魔方陣移動や、まわるステージはあっても、3人が上にのぼるものはなかったから。

ところが、(WOWOW版ではカットされていた)
「NO RAIN, NO RAINBOW」そして、「ドキドキモーニング」に、
まさに、
天空ステージを(ファンであればあるほど「えっ!」と驚くかたちで)”使った”、
特別なこの夜限りのスケールでの「演」奏が、実現されていたではないか。

あるいは、『RED NIGHT』の「4の歌」
東京ドームを4つに分けて、全員で「よん!よん!」と叫ぶ、
というBABYMETALならではの狂気(狂喜!)が加わってこそ、
『LIVE AT TOKYO DOME』であることの「意味」が存分に立ち上がる、それが体感できる。
(あ、僕は、やっぱり「幸せの4」チームだったようだ・・・かな?)

いや、しかし、こんな複雑な移動・段取りが必要だった「一発勝負×2夜」。
よくやったよな。
プロだから、当然といえば当然なのだけれど。

そして、(僕や娘も含めて)会場を埋めたファンも、この2夜のステージの大切な構成要素。台風の中。よくやった。

見えなくて・音がよくなくて残念、という思いをされた方も少なからずいたようだが、こうして「記念碑的な化け物ライヴ」の一端を担うことになった、という結果は、これはこれでファン冥利につきる、といえるのではないだろうか。
(勝手な憶測、ごめんなさい)

で、各論で言えば、僕が4月1日にいちばん感動したのは、
多くの皆さん同様(ですよね?)、何といっても「シンコペーション」だ。

イントロの、ドックン・ドックンからの緊張感、
さみだれ式に奏でられるイントロのフレーズ(キター!)
ひっぱってひっぱって→期待感マックスの後、
爆発的に曲が立ち上がる、その冒頭の瞬間の3人の動きの鋭さよ!

泣きました(ですよね?)。

・・・これは、凄い。・・・絶句。

そして、その後の、キレッキレの舞踊よ。
BABYMETALの舞踊を「キレッキレ」と称すのは常套句だが、
この「シンコペーション」は、とんでもない。

動きの速さ・可動域の大きさ・ダイナミックさ・かっこよさは、
「ヤバッ!」を超えて、BABYMETALの振付のなかでも「極」、だろう。

とりわけ、この日のこの曲でのMOAMETALの動きは、とんでもない。
ぶんぶん、と音がするような力動感が、鋭さへと化して、比類のない美しさだ。
不謹慎な喩えだが、表情も含めてこの曲でのMOAMETALは「美しい妖刀」と化している
BABYMETAL史上の、MOAMETALのベスト・アクトのひとつ、だろう。

もちろん、3人とも凄いのだ(MOAMETALがとりわけ、という話である)。
ライヴの現場では、「シンコペ、きたー!」という興奮に狂喜していたし、
3人の動きを冷静に観察なんてしていないのだけれど
(これがBABYMETALの常だが)こうして映像盤できちんと確認すると、
3人とも、とんでもない動きを高速で、いちいちキメていることに、慄然とする。

これこそが、(世界で唯一無二の)「メタル・ダンス・ユニット」だ!

いやほんと、BABYMETALを知らない人には、まずこれを見せるべきだろう。
(近日中に、やってみます。さあ、どういう反応をするだろうか?
その際には「これ、CGでもないし、アニメでもないし、早送りでもないですよ」と付け加えるのを忘れないようにしよう。)
(米国のアニメの主題歌に、というのもあながちありえないことでもない。米国のアルバムには未収録だし、このとんでもない振付があれば、日本語歌詞という「壁」も壁にならないだろう)

踊りは嘘をつけない。
映像盤化するにあたって、歌や楽器の音の差し替えはできても、舞踊の差し替えはできない。
(アングルや絵面の選択はできても、映る舞踊は、その日その時のものでしかありえない)
まさに「一発勝負」の神髄。

しかも、これ、まったく「ダンス・ミュージックじゃないじゃん!!」(by M.フリードマン)
この、「シンコペーション」を観て、改めてそのことの「凄み」を感じた。
(このブログでは、もう繰り返しの文言になるが)
メタルにあわせて踊っているのではなく、
メタルを踊りで「演」奏している。

その「凄み」は、この「シンコペーション」にまさに完璧に体現されている。

で、次に来るのが「Amoreー蒼星ー」(井上陽水の「少年時代」を想わせる長いイントロも大好きなのDEATH!)。
その次が、「GJ!」。

(鳥肌)うえ~ん!(感涙)

この、「シンコペーション」→「Amoreー蒼星ー」→「GJ!」、の並びよ!
まさに至高

例えば、「シンコペーション」1曲だけなら、BABYMETALの3人と同じように、あるいはそれ以上にキレッキレに歌い・踊る3人を見つけてくる(オーディションで選ぶ)ことはできるかもしれない(・・・できないか?)。

しかし、その中の一人が、「Amoreー蒼星ー」を歌い踊って、5万5千人を圧倒・感涙させ、
他の二人が「GJ!」を歌い踊って、5万5千人を仰天・破顔させる。

この三連チャンは、ゼッタイに無理だ。
ありえない。

で、さらに「悪夢の輪舞曲」が続き・・・、「4の歌」、で、「CMIYC」・・・
(鳥肌)うえ~ん!(感涙)
ラス前には、「Tales of the Destinies」まであるのだから。
(鳥肌)うえ~ん!(感涙)


この、”丸ごと”なんだよな。
BABYMETALの「恐ろしさ」は。
(MCなし・アンコールなしの「恐ろしさ」、だ)

それをたっぷり味わえる、とんでもないディスクだった。


そして、もう一曲、「NO RAIN, NO RAINBOW」。

僕は、この曲(だけ)にはBABYMETALの演目として本心からは納得できていなかったのだが、
この『BLACK NIGHT』のこの曲の「演」奏には、もう、降参です。
ごめんさい。僕が見損なっていました。

(つづく)
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2 コメント

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初めまして (よっちん)
2017-04-04 00:44:43
初めまして。ブログ楽しく拝見しています。僕は、去年の11月からベビメタをとあるきっかけで、聞くようになり、ウェンブリーのブルーレイで、打ちのめされファンになった新参です。WOWOWにも入ってないので、今回の東京ドームデロリアンでの視聴がドーム公演の初視聴になるのですが、圧巻の一言ですよね!

前回の記事で、ミニアンプのSU-AX7を使用しているとありましたが、僕も使用しています。本当に良いミニアンプです。これかますと、音のしまりが良くなりますね。

ところで、ドームのライブCDなんですけど、音が物凄く良くないですか?あと、プレイリストで、曲順をファーストとセカンドアルバムの曲順通りにして聴いても、なるべく曲と曲との切れ目が自然になるようになってるんですよね。ファーストの方は、何曲か不自然な感じになってしまうんですけど、セカンドの方は、ほぼ自然な感じになります。こんな所にまで拘るのが、凄いと思い驚きながら、ライブCDを楽しんでます。

長文失礼しました。
コメントありがとうございます。 (ケルベロスの基地)
2017-04-06 22:21:18
SU-AX7は、いいですよね。
何か、2次元だった音が、肉づいて、3次元になる、というか。これを通して、よいヘッドフォンあるいはイヤフォンで、例えば、武道館「赤い夜」の、「イジメ、ダメ、ゼッタイ」を聴くと、「るるる~」の後の、ギターのリフの凶悪さ、とか、本当に生々しく、未だに聴くたびに涙が出ます。

「プレイリストで、曲順をファーストとセカンドアルバムの曲順通りにして聴」くって、凄いですね(笑)。
僕はそれはやってみたことがありません。

ライヴCDも、武道館「赤い夜」、「黒い夜」、フォーラム、ブリクストン、新春キツネ祭り、ウェンブリー、東京ドーム「赤い夜」&「黒い夜」(これはセットですよね)で、都合7種、になりました。
どれも、それなりに、味があっていいですよ。武道館「赤い夜」も、やや楽器が引っ込み気味ですが、その分SU-METALの声がよく響いて、これも大好きです。
いつか、聴き比べ、というか、「ライブアルバムバージョン楽曲 Myベスト10」なんてやってみたい、とは思っています。

これからも、よろしければ、時々コメントお寄せください。
聴き比べ

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