社会福祉法人さざなみ福祉会

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授産施設発の食好評 宮城・涌谷「くがね作業所」

2007-02-05 09:05:08 | Weblog
授産施設発の食好評 宮城・涌谷「くがね作業所」

納豆にラベルやシールを張る作業をする通所者
 宮城県涌谷町涌谷の通所授産施設「くがね作業所」が販売している納豆とみそが、人気を集めている。通所者が栽培した大豆を原料に業者に製造を委託しているが、うま味調味料を使わない昔ながらの味が自慢だ。仙台市などの都市部でも販売しており、リピーターも増えている。

 販売しているのは「森の一粒納豆」(一パック90グラム、120円)と「こだわりみそ まろやか」(1キロ、800円)の2種類。納豆は粒が大きく、「懐かしい味」といい、みそはうま味調味料を使わずに約5カ月間熟成させている。

 原料は、町内の岸ケ森生産組合の協力で施設の通所者35人が栽培した大豆を利用。納豆は美里町の成沢商店、みそは涌谷町の川敬醸造にそれぞれ製造を依頼している。

 通所者は業者から製品を受け取ると、ラベルや賞味期限のシールを張る作業をする。昨年から売り始め、これまで納豆は6000個、みそも約800個と予想以上の売り上げだ。

 授産施設は商品を売る際、生産設備を施設内に置くのが通例だった。くがね作業所は地元企業の協力を得ることで、設備投資のコストをかけずに商品を販売できた。川名敏也施設長(46)は「販売が拡大すれば、企業にもメリットはある」と協力関係を強調する。

 商品は美里町や富谷町の農協系スーパーや、仙台市若林区の荒町商店街振興組合事務所内の「アートフルショップ」などで販売されている。同作業所は電話販売を受け付けているほか、商品の取扱店を募集している。連絡先は0229(42)2589。

2007年02月04日日曜日

河北新報

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