毎年、恒例となったセリフがあります。
“当たる気がするねん”
僕は、知っている。
当たったことがないことを。
そう!宝くじ。
かみさんが毎年買う宝くじのことです。
今年も買っていました。
“当たる気がするねん”って相変わらず言いました(笑)
なので、僕はかみさんに言いました。
“気がする”じゃ当たらないと。
“当てる”にした方がいいんじゃないかと。
どんな気持ちで買ったかはわかりません。
ただ、当たった時の妄想を話す表情は、変わらず素敵で楽しそうなので、こちらも笑顔になります。なので、僕もその妄想ワールドに1、2歩足を突っ込んでしまいます(笑)
そして、ようやく。
当選番号をチェック。
横で、こんな声が聞こえてきます。
“あーー!おしい!”
“あーー!ちょっとの差やのに!”
等々。
表現力豊な文言が一方的に飛び交います。
宝くじに興味のない僕でも「おしい!」って文言を横で聞いていたら気にもなります。
なので、番号を見せてもらうと・・・。
全然!
ぜんぜん!
ぜ!ん!ぜ!ん!
おしくなーーい!
仮に、当選番号が「100」で、手持ちの宝くじが「101」なら「おしい」です。
けれど、僕から見ると、それぞれの番号の配列や使われてる番号が「似ている」だけのように思えるんです。
つまり、「おしく」ないんです。
かみさんは、この僕の考え方をスルッとかわしこう言います。
“楽しみ方をしらんねー(笑)ロマンやで(笑)”って。
この「おしい」は、宝くじでは「あるある」なんだろうか?
そして、今回の宝くじ。
僕の予想が当たった(笑)
そう!
僕は、知っている。
かみさんの宝くじ。
当たったことがないことを(笑)