受法寺本堂建築誌

伝統木造工法により建築中です

降り棟(くだりむね)

2006年07月15日 | Weblog
降り棟は4箇所を同時に作業を進めていますが、正面北を葺き終えました。

先にしっかり堅結した獅子口瓦から上方に、台熨斗瓦を1段、割熨斗瓦を4段積みます。
獅子口に近い所では、4段が7段となり、棟先に反りを付け天に向かうようにしています。
棟先から置いて途中で消すので、捨熨斗瓦と言います。

降り棟本体は、ステンレス線で屋根下地にしっかりと止めた瓦を立て、土や瓦を入れています。

降り棟の中は、漆喰・葺土で形を作り、雨が流れても溜まらない様にしてあり、獅子口瓦下にも溝を入れてあります。