受法寺本堂建築誌

伝統木造工法により建築中です

現場寸法合せ

2006年07月07日 | Weblog
建築現場ではすっかり目にする事がなくなった、大工さんがノミやカンナを扱う姿。

今の建築工事では、予め工場で電気大工道具でカットした材木を組み立てるだけになっています。

本工事でも、段取りよく工事を進めるのに、下加工では電気ノコギリや電気カンナを使っています。

しかしプレカットされた材木は、現場での寸法に合わせ切り、仕上げではカンナ・ノミなどを使い現場で寸法を合わせて刻み、削っていきます。

カンナで丁寧に薄く削り取ることによって、ヒノキの木目の美しさが一層引き立ちます。

重量のある瓦が載ると変動があるので、大工さんは仕事を待って、敷居・鴨居などを取り付けています。