基壇に旧本堂で使っていた石灰石をそのまま使い、元の位置に戻していきます。
最初は眺めて位置を探しているだけのように見えていましたが、徐々に作業が進みまっすぐに面が揃っていきます。
ジグソーパズルのようですが、紙と違い一度積むと入れ変えるのが大変です。
最初は眺めて位置を探しているだけのように見えていましたが、徐々に作業が進みまっすぐに面が揃っていきます。
ジグソーパズルのようですが、紙と違い一度積むと入れ変えるのが大変です。
『高知遺産』(ART NPO TACO編集・定価1890円)という高知の懐かしい風景を集めた写真集に、受法寺の納骨堂(本堂の南側)が、浦戸周辺の街並みと共に紹介されています。
浦戸の山を穿つ人道トンネル。たまに軽トラが走ってきてびっくりすることもある。トンネルを出てすぐのところに石張りのフォルムが印象的な受法寺の納骨堂(山本長水さんが設計)がある。
ちなみに庫裏も増築を重ねていますが、山本長水さんの設計になります。
今日の高知新聞に地元の出版社でありながら5000部を超えたと載っていました。
都市が開発され、次々と古くからの家が取り壊され新しく建てられていますが、日本中どこも同じような建物や風景になっています。
新しい本堂となっても、浦戸の街並みに溶け込み、高知ならではの親しみと懐かしさを感じる建物となることでしょう。
本日から、基壇の石積みです。
旧本堂には、基壇に石灰石を積んでいました。
ここ浦戸の古くからある民家では、基礎に石灰石を積んで趣のある街並みを形作っています。
石灰石は地元では産出されません。
ここから10KMほど離れた南国市稲生から運んだのでしょうか。
新本堂でも、石灰石の石積みを生かすことになります。
その為、解体の前に番号を石灰を水で解いて跡が残らないようにして書いて(写真)、再び元の場所に置く事になります。
一度組み立てたジグソーパズルをバラバラにして、もう一度組み立てるようなものです。