受法寺本堂建築誌

伝統木造工法により建築中です

建築ボルト

2006年02月16日 | Weblog
旧本堂では、自然石の上に建物があり、地震に大いに不安がありました。

新本堂では、基礎部と木造建物とを、建築用ボルト計90本で繋ぎ止めます。

ボルトはステンレス製で最大25㎜径で90㎝あります。

八寸丸柱

2006年02月03日 | Weblog
丸柱はまず八角形に切り取り、意図しない所で割れないよう背割りを入れ、十分に乾燥させ、木を埋め、後で丸く加工していきます。

これまでに見学してきた寺院の中には、背割りをしたままの丸柱もありましたが、寺院建築を数多く手がける澤匠さんのこだわりが見られます。




向拝柱埋木

2006年02月03日 | Weblog
須崎の刻屋(木材加工所)では、現場で組み上げる前に、調達しておいた木材を加工しています。

大きな桁は作業は終了し、寿製材所で保管。
その他の柱・梁などの作業の進捗状況を見てきました。

写真は、本堂の正面の向拝柱で、傷んでいますが修復して使います。
傷んだ部分を取り除き、同じ材料のケヤキを埋めて、後に面を合わせるように削ります。
新しい所は、年月を経ると収縮するので少し大きめにしておきます。
見違えるほど、立派になっていました。




御影石束石据付

2006年02月02日 | Weblog
2日間は雨で休みましたが、今日から作業の再開。

束石は、直接柱を支える石です。
旧本堂は石灰石や丸い自然石でしたが、新本堂ではあらかじめ工場でカットしてきた中国産の御影石を据え付けていきます。

一人はレーザーで見定め、「1、 0,5」と指示し、もう一人がハンマーで微調整していきます。