受法寺本堂建築誌

伝統木造工法により建築中です

獅子口瓦据付

2006年07月03日 | Weblog

屋根の流れが重なり合う頂部において、雨水などの浸入を防ぎ、棟の端を隠すために造られる瓦には、鬼瓦などがありますが、浄土真宗の寺院の山内には、鬼はいませんので獅子口瓦になります。

受法寺旧本堂では、「受法寺」と刻まれたものでしたが、この度に本願寺御影堂と同じく、獅子口瓦となりました。

一つに見える瓦ですが、全体が6個に分けられています。

下で仮合わせのあと、瓦揚機と人力で上まで揚げ、ステンレスのボルトで止め、ステンレス線で締めての据付となります。4人がかりの作業です。