ホテルのバルコニーから。ツアートラックの右手が屋外劇場。
小田和正ツアー2008『今日も どこかで』
6月29日、沖縄・宜野湾市海浜公園屋外劇場に行って参りました。
前日の土曜日、会場近くのホテルにチェックイン、
部屋からは、海と、明日のコンサート会場、ツアートラックが見えます。
しかも…風に乗って聴こえてくる楽器の音。
リハーサルだ!わあいヽ(´ ∇ `)ノ
日焼け止めを塗ってビーサンに履き替え、近くのビーチまでお散歩。
あぢー(焦)
堤防沿いの道を歩いていると、突然、小田さんの歌声が!
本格的に、リハが始まったようです
しばし歩を止めて、耳を澄ませます。
真っ青な空と海。速いスピードでつぎつぎ流れてゆく入道雲。
波の音と、風の音に混じって、
小田さんが歌う、夏の唄がきこえてきます。。
うっわあ・・・(至福)
2005年のツアー会場だった、コンベンションホール。
この時、次は隣の野外で!と決めたんでしょうね。
以下ネタばれレポです。実際の内容と同じではありません。
ほんの2日前のことなのに、あれは夢だったのかと…
コンサート当日は、朝からずっといいお天気だったのに、
会場へと向かう途中で、ぱらぱらと雨が。
今まで降る気配もなかったのに、開演30分前に雨なんて面白すぎる!
と思いましたが、すぐに
♪雨はやんで 夏の空に変わった~です♪
海側から、強い陽射しが、ステージと客席に当たっています。
傾斜のある客席が、すり鉢状にステージを囲み、
花道は、階段のように、中央の通路まで伸びています。
明るすぎて、スクリーンの明治安田生命のCMもよく見えないほど。
汗だくで花道ステージの真横の席へ着くと、
入り口で買ったビールを飲み干す間もなく、オープニングがスタート!
待ち切れず、音楽に合わせて手拍子が高まってゆきます。
やがて、バンドメンバーが現れ、
つづいて小田さんが、花道を駆け上がって、中央のでべそステージまで来ました!!
もう、大・大歓声です!!うわーー!!
ち、近い…!!Σ( ̄口 ̄;
『こころ』のイントロが、沖縄の空に響きました!
さあ、いよいよコンサートの始まりです!
小田さんのいる方に体を向けると、真夏の太陽が顔面を直撃!
文字どおり、小田さんから後光が射してます
ま、まぶしい~~!! (> < )
しかし、ほんの数メートル先に、小田さんが立ってるなんて…
帽子なんかかぶってられんわ!日よけストールなんかいらんわ!(ばっ)
しっかりと、小田さんの姿をこの目に焼き付けねば!
・・じりじりじり(顔面が焼き付けられる音。)
2008年夏、小田さんとひきかえにシミが出来たとて、悔いはないわ。。
『正義は勝つ』
『愛を止めないで』
『伝えたいことがあるんだ』
「どうもーーーー!!!
今日は、こんな素晴しい環境でコンサートができて、感謝にたえません!
最後まで、みんなの心に残る、素晴しいコンサートにしたいです!
でも、僕ひとりが力んでもダメなんで、みんなも、思いきり楽しんでください。
(西日を真正面から浴びつつ、嬉しそうに会場を見渡す。)
・・すごいね!!信じらんない環境であります。
では、さっそくバンドのメンバーを紹介します。
キーボード、栗尾直樹。
ベース、有賀啓雄。
ドラムス、木村万作。
ギター、稲葉政裕。
パーカッション、木下智明。
サックス、園山光博。
そして、いつもは言いませんが、今日は特別に紹介します。
私が小田です!
オダは、今日は上機嫌であります!!」
(わーーーー!!)
空と海と太陽と。
小田さんは、本当に嬉しそう。
子供みたいな顔してます。
『Re』
『僕らの街で』
ステージは陽射し直撃、バンドメンバーも、オンステージの人たちもかなり暑そうです。
小学校低学年くらいの男の子が座っていて、スタッフの人が日よけのためか、タオルをそっと渡してました。
突き抜ける青い空がただ続いていた
唄に誘われて空を見上げると、雲がゆっくりと流れていくのが見えます。
スクリーンでは会場の様子だけでなく、空や海、太陽の映像も。
いま、まさにそのただ中で、コンサートが行われている。
時おり、風が吹いてきます。
再び花道のステージへ。
暑くて開放感でいっぱいなのか、声も絶好調!
汗でTシャツが胸に貼り付いてるのまで、至近距離からよく見えます。
ためしに双眼鏡を…うおっ!
『いつか どこかで』
恋に落ちてゆく二人 愛を重ねる二人
空と、風に流れてゆく雲が映し出されます。
「今の歌(いつか どこかで)も、夏が出てくるんですね。
この環境で歌をうたうの、最高ですね。」
タオルで汗をぬぐいながら、嬉しそうに。
「ホントに、お客さんの表情ひとつひとつがよく見える。
ひょっとした拍子に、あくびなんかしてるとアレ?と思いますから(笑)
がんばりますよ。
鹿児島のコンサートから沖縄にすぐ来て、ずっといたんだけど、
どれぐらいずっといたかというと、
ホテルの大浴場の掃除のおばさんと、親しくなるぐらい(笑)
来てからは毎日、天気を気にしていて…
沖縄に来て、どれだけ、空を見上げたことでしょう(笑)
朝は晴れてても、夕方になると急に雨が降ってきたり、またやんだり。
で、つじつま合わせみたいですが、(笑)
そういう歌をうたいます。」
『たしかなこと』
入りをちょっと間違えて笑うすぐ歌い直し。
目を閉じて、心をこめて、歌い始めます。
(客席:おださ~ん)
「はいっ」
(つぎつぎ声がかかる)
「あ~、どうも。」(笑)
花道のでべそステージに、いなぴーと二人で座ります。
「暑いけど大丈夫ですか?
僕なんか、暑い暑いと言いながら、心の中ではとっても嬉しいです
でも、沖縄の人は毎日暑いんだよね…何も、暑い中やんないで、涼しいとこでやりゃいいんじゃないか?(爆笑!)
…そう思ってるな~(笑)
なんか、終わりたくない…いつまでもやっていたいです。
(やってーーー!!)
沖縄に初めて来たのは、30何年か前に文化放送のフォークビレッジだったかな。そん時、アタシはいた!って人いる?
(ぱらぱらと手が挙がる。でもいかにも世代が下すぎ)
うそつけ!!(笑)
そんとき、ムッシュかまやつ…♪とぼけたカオしてババンバーン(歌う)
の、ムッシュが(笑)
(もっと?と声がかかる)
相手にしないでおきます(笑)」
「では、せっかくなんで、夏の歌を。」
『夏の日』(拍手!)
ああーーなんて気持ちいいんだろ!
『夏の日』聴くときはいつも炎天下で、汗だくだなあ。。
園山さんが花道で、サックスをカキーンと吹き上げます。
画面は、オフコースのPVに映ってたような、雲と海。
いつ松尾さんがチャリで通りすぎるかと(笑)~
「では、オフコースのアルバムから…『僕の贈りもの』。
せっかくこんな環境ですから、ぜひ、みんな一緒に歌ってください。
ま、知らない人は黙ってるほかないんですけど(笑)
積極的に参加してね。」
『僕の贈りもの』
ようやく、陽射しがゆるんできて、涼しい風が吹き始めました。
「いや~いい感じですな。ぼんやりしてしまいます。
…この風が、『寝なさい!』みたいな感じで。(笑)」
『地球は狭くなりました』
思わず空を見上げてしまいました。
ゆっくりと動いてく雲と、飛行機と、どっちが速い?とか考えながら。
「2枚目は『この道をゆけば』地味なアルバムでしたね。
3枚目が、派手で(笑)
派手っつったって、ちょっと売れただけってことですが。」
『眠れぬ夜』さわりだけ歌います。
(残念そうな声に)「もったいぶってますが~(笑)」
その間も次々と「小田さん!」と声がかかり、なかなか歌い出せず、
「なにしに来たんすか(笑)」
小田さん、ウケすぎてぶひ(ブタっ鼻)ってなってるし(笑)
と、客席から「(せーの)かずまささーん!!」(爆笑!)
「…なんか、協同組合の何かに呼ばれて来たみたいですが」(笑)
『倖せなんて』
『愛の唄』
泣きぬれて ただひとり…
園山さんのサックスと、小田さんの歌声と。
少しずつ海へと降りてゆく太陽が映ります。
『愛の唄』が終わって、椅子から小田さんが立ち上がり…と、
汗に濡れて、ズボンのおしりの色が黒くかわっちょるではないですか!
ステージの上はめちゃくちゃ暑くて、ものすごい汗なんですね。
そんなになって、歌ってくれるなんて…(感動)
この小さな発見に、騒然となる客席(笑)
「ん?大丈夫ですかって?なんかまずいことあったんですか?」
(客席:おしりがぬれてる~)
「え~、おしりが濡れてるそうです(笑)
えへへへへ…(笑)←か、かばええ
お尻が濡れてる位でそんなに嬉しいんですか?(爆笑)」
(客席:がんばれー)
「がんばってます!(笑)」
「さて、いろんな曲を書いて来ましたが…
この曲は、ヒット曲です。」
『さよなら』
「♪もう… あ、ごめんごめん(爆笑!)
どれくらい濡れてんのかな~って、気になって(笑)」
もぞもぞと、ズボンの後ろをさわって確認してますよ
『さよなら』仕切り直し(笑)
花道を駆け下りて、ステージのキーボードへ。
『言葉にできない』(拍手!)
夕暮れの最後の光、涼やかな風の中で聴いた『言葉にできない』
最高でした。
大きな拍手に、何度もぺこっとおじぎする小田さん。
「こんな環境でできて、幸せです。」
『今日も どこかで』
曲の最後に映ったのは、海に沈んでいく夕日でした。
ご当地紀行へと続きます♪~