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つうさんのごちそうちょう2

ごはんと乾杯と音楽と小田和正ファンの記録(2005〜過去ログ)

『今日も どこかで』8/19山梨県立県民文化ホールレポ by きっちゃんさん

2008-08-28 03:48:13 | 小田和正ツアー2008今日もどこかで
小田和正ツアー2008『今日も どこかで』
8月19日、山梨県立県民文化ホールのレポを、きっちゃんさんから頂きましたので、さっそくアップ致します!
きっちゃんさん、ありがとうございました!!

以下ネタばれです。
 
 


オンステージが当たった段階で、すっかり舞い上がってしまい
頭の中は空っぽになってしまったのですが、
真駒内に行けなかったので、おぼろげな記憶を頼りに、
ちょっとだけレポにしてみました。


オープニングのビデオ、何度見ても心がときめきます。
今日は小さいけれど、とっても近くのモニターで見れました。
今回は、バンドメンバーや、小田さんが舞台に出てきてスタンバイする気配も感じられて、いやがうえにも期待が高まります。

『こころ』
『正義は勝つ』
『愛を止めないで』
『伝えたいことがあるんだ』


ほぼ総立ち状態の客席。
たたみかけるように4曲。

「ーーお待たせ・しました~
3年ぶりの甲府ですが、駅について街を歩いてても、誰もいないので、
こんなんで本当に(みんな)コンサートに来てくれるのかな、とちょっと不安になりましたが、
こんなに沢山集まってくれてありがとうございます。
精一杯、一生懸命、歌いますので、楽しんで帰ってください。

甲府に来るというので、初めて甲府に来た時の事を思い出そうとしたんですが・・・(よくわからない)
多分誰かと一緒にやったんだと思うんですが・・・
その時に来てた人いますか?
(ぱらぱらと手が上がる)
 誰と一緒だった?ガロ?
(「あ・・・・・・」 よく聞き取れない)
だれ? アリス?
あべ静江?
(聞いてもピンと来ない様子でした)

あっ・・・メンバー紹介するの忘れてました
みんなの方から見て左から…」

(稲葉さん、木村さん、有賀さん、木下さん、栗尾さん、園山さん、の順だったかなぁ?・・・・自信ありません)

『Re』
『僕らの街で』
『いつかどこかで』



--あんなに近くで聴いていても私は気づかなかったのですが、
(っていうか、14歳から憧れ続けたその人がすぐそばで歌ってくれている、 それだけでもう、夢の中にいるようで・・・・)
のどの調子がおかしかったようで、後ろの小物が置いてある所に行き、
後ろを向いて水を飲んだ後、何かを口に入れました。
のど飴だったらしく、口の中でコロコロ転がしながら、
行儀が悪くてすいません、ちょっと喉がおかしくて、みたいな事を言ったと思います。


「この中で、生まれてはじめて私に会うという人はどのくらいいますか?」
(2割弱位?あまり多くはなかったと思います)
    
あ~、あ~、と軽く発声してみて、
「もう大丈夫みたいです、すいません」
(といいながらまた後ろに行って、アメを出しました。
    
「知っている人は、よかったら一緒に歌ってください。
高い音なので、ちょっと不安なので・・・」


『たしかなこと』

小田さん、私には、充分すぎるくらい、綺麗な声でした。

移動しながら、なぜか食べ物の話になりました。 
焼きなすっていう料理が理解できなくて、みたいな話で、

「それだけが、ど~んとでる、子供の頃、イヤでね
だんだん、大人になって食べられるようになって、
今はたまに『あ~今日は焼きなす食いたいな」』とか思ったりもしますけど。

なんか同じものばかり食べてるとね、
オクサンとかはなるべく色々な物を食べさせたいとか思うんでしょうね、  

いろいろなものを作ったり、努力をするんですね。
でもダンナは、同じものが食べたいんですよ」
(客席笑)
(~小田さ~ん、それは言い訳ですかぁ~?

少し涼しくなってきた、というような事もいってたと思います。
でも、

『夏の日』

「--え~、ここで、昔の曲をやります。
昔の曲、というと、オフコースの曲ということになりますが・・(わ~い)
オフコースの1枚目のアルバムは『僕の贈りもの』というタイトルでした(拍手)
じゃ、『僕の贈りもの』をやりますので、一緒に歌いましょう。
2番のほうを…♪夏と~冬の間に~、です」


『僕の贈りもの』(みんなで)

『地球は狭くなりました』


「2枚目のアルバムは『この道を行けば』
いろいろ迷ってる時でしたね。
歌で食っていけるっていう自信もないし・・・
そういう迷っている気持ちが出てるタイトルですね
この道を行って・・・(大丈夫かな?みたいな?)
のに、レコード会社が勝手に『Going My Way』ってつけてきちゃった
それじゃ確信犯じゃねーか、と思ったけど、文句も言えなかったですね。」

3枚目は『ワインの匂い』
これはわりとまとまっていたと思います
この頃から、すこしずつみんなの知ってくれる曲がでてきました
それまでは、前座とかで呼ばれるんだけど、他人の曲ばっかり歌ってたりして、
オフコースってどんな歌うたってるの、みたいな感じで言われたりしました
CMの歌とか結構歌ってたんですが
 ♪(何かの曲、よく聞こえませんでした)
 ♪明治ブルガリアヨーグルト

とかね、歌うと、あぁ~、あの歌うたってる人達、って感じで・・・
   
でも、この頃から少しずつ、ヒットって言うほどじゃないけど、
みんなが知ってくれる曲もできてきました。」

  
『眠れぬ夜』

少しだけのつもりだったかもしれませんが、みんなの手拍子と合唱に押されるように、
1番の終わりまで歌ってくれました♪

「それでは、その『ワインの匂い』から。」

『倖せなんて』
『愛の唄』


「そうやって少しずつみんなに知ってもらえるようになって、
やがてこの曲が生まれました」
(みたいなことだったと・・・)

『さよなら』

(ピアノに移動して)
「これからやる曲も、誰かが聴いてくれてて、
オフコースのファンだけじゃなくて、みんなが知ってくれるようになって、感謝しています」


『言葉にできない』
『今日もどこかで』



【山梨ご当地紀行~】

甲府駅
「3年ぶりの甲府です。くそ暑いです。」(嬉しそうな小田さん♪)

どこかの商店街(何とかロード)
「まったくひとけがありません。。」

舞鶴城公園
入口(?)の石垣の前に立つ小田さん、のぼってみる。
がらんとして、誰もいない。
「くそ暑い舞鶴城公園には、誰もいませんでした。」

どこかのショッピングセンター、人はあまり歩いていない
「店員のほうが多いくらいです。甲府はどこに行っても人がいません
これで本当にコンサートに人が来てくれるのでしょうか?」


お約束のフードパーク、みそラーメンと何かでお昼ごはん
「んー、まいうー^^v」
カメラがひくと、お客さんは離れたテーブルに1人だけ(笑)

善光寺の入口
「善光寺にやってきました。だいぶ傷んでいます」
中へ入っていきながら
「かなり傷んでいます」
本堂のような所へ来て、
「コンサートの成功を祈ってお参りしたいと思います」
手に握った小銭の中から選び出して
「10円で!」

車で移動
「少しだけ遠出をしたいと思います」

昇仙峡 滝の映像。
8合目(6合目かも)まで車で行ける
9合目まではロープウエーで、と乗り込む小田さん
運転士さんが乗ってきて、扉を閉める・・・が、動かない

小田さんのアップ 「・・・」
運転士さんのアップ 「・・・」
小田さんのアップ 「・・・」
運転士さんのアップ 「・・・」
小田さんのアップ 「・・・」
(かなり経った感じで)ようやく動き出す

ロープウエーを降りて、
「ここからは徒歩で登ります」
ウキウキと登り始める小田さん、スキップ気味に
「楽しいな~っと♪」

だんだん、道が険しくなってくる
やがて・・・
【ここからは いよいよ 素敵な(?)のぼりになります】
(正確な言い回しは忘れたけどちょっと面白かった)という注意書きが・・・

道はますます狭く険しい登りになり、
ハイキングではなく、山登りっていう感じでした
さすがの小田さんも、
「ちょっとこれは、こわいようだな」
と言いつつ、登りきったところは、崖か岩の上みたいな所でした
それだけに絶景ですが、高所狂気症の小田さんも
「何だか足がすくむような感じです…」

「ご当地紀行楽しんでいただけたでしょうか
コンサートもいよいよ後半戦、張り切って行きたいと思います!」



すでにステージ上では、全員がスタンバっています

『NEXTのテーマ』
小田さんと稲葉さんが向かい合って演奏する所は
何度みても、カッコいい~♪

『Yes-No』

『ラブストーリーは突然に』
来た!小田さんが来た!
60センチ!手を伸ばせば届きそう・・・
でも固まってしまってそんなことはできませんでしたが・・・
マイクは前列の人だけでした
前列に小学3年生位の男の子がいたけど、
イマイチ乗ってない風なのがわかったらしく、
小田さんもマイクは向けませんでした

『キラキラ』
ステージから見て左側から客席に下りて、後ろのほうへ通路を上って行く小田さん
2階席に手を振っています
さらに後方まで上っていく小田さん
後ろの方では、出て行こうとするお客が警備員に引き止められています
そのせいかどうか、小田さんは最後尾の手前7~8列くらいで止まってしまいました

誰も無茶な動きをせずにじっと待っていたら、最後尾まで行ったかもしれないけれど・・・
通路を戻り、右のほうへ移動して、右側の通路も後ろの方まで行き、
戻ってきて、ステージの右側から帰ってきました

『そのままの君が好き』
『時に愛は』


ピアノに戻って来て
『風のようにうたが流れていた』
ピアノの後方の席だった私は、
ピアノに向かう小田さんを真横から見ることの出来る特等席でした
座っているとその手元は見えませんでしたが、
小田さんがピアノに向かって集中するその一瞬、
その素敵な横顔を息を止めて見ていました
このまま、永遠に時を止められるものなら・・・
(もちろん無理ですけどね~)

『東京の空』
 
ステージ中央に戻った小田さん
「どうにも、悔しくて、このままでは帰れないので、やり直します
多分後ろでは今すごく慌ててると思いますが・・・」


『たしかなこと』
コンサートの終盤に、こんなに澄んだ声で、しかも気迫のこもった歌に
小田さんが1回1回のコンサートをこんなにも真剣に、
そして大切にしてくれているんだという事を改めて感じました。

「コンサートをやって来て、みんなの喜ぶ顔とかを見ていて、
また、いつか会える気がしてきました
ここで、いつかまた、会いましょうよ、ね


~ハーイ、また来ます!小田さん、約束だからね!

「じゃあ、その願いを込めて、知ってる人は、一緒に歌ってください。」

『ダイジョウブ』
歌わなきゃ、でも小田さんの言葉が嬉しくて、
涙が出てしかたがありませんでした…

小田さんがマイクを置いて帰っていきます
バンドメンバーも・・・
客席はほぼ総立ちのまま、アンコールの拍手に・・・




~アンコール~
『またたく星に願いを』
ステージから見ると、手を振る客席は、波のようでした

『君住む街へ』
いつもこの曲になると、コンサートがもうすぐ終わってしまう淋しさに襲われます
もう少しでこの曲が嫌いになりそうなくらいです(それは逆恨みと言うものですが^^;)
この曲でも小田さんは客席に下りて、1階の前方と後方の間の横向きの通路から、
2階席に向かって何度も手を振っていました

メンバー紹介
稲葉さん、木村さん、有賀さん、木下さん、栗尾さん、園山さん、の順だったかな?


~アンコール再び~
『Yes-Yes-Yes』
『今日もどこかで』


そして、ピアノに向かう小田さん
客席は喜びのどよめきと拍手

「海の見えない街で、海が出てくる歌もピンと来ないかもしれませんが…」
    
『my home town』
ここで、この曲が聴けるとは思ってもいませんでした
ピアノに向かわれた時、
きっと『生まれ来る子供たちのために』を歌ってくださるんだろうと思ったのですが 
嬉しいサプライズでした。


本当に、小田さんのファンで良かった
私の人生にはいつもいつも、
まるで空気のように当たり前に小田さんがいてくれた
手を抜かず、ぶれずに、いつも、真っ直ぐで。
私のずっと前を行く小田さんを追いかけて、
導かれるように、生きてきた
嬉しいときも、悲しいときも。
どんなときも小田さんが音楽を続けてくれて
歌い続けてくれた事に感謝しています
小田さん、ありがとう
本当にありがとうございます




きっちゃんさんのドキドキが伝わってきます
小田さんのライブにかける思い、きっちゃんさんの思い、読んでいて思わず涙です…
素敵なレポを、ありがとうございました!

やって参りました岡山です~

2008-08-27 23:42:07 | 小田和正ツアー2008今日もどこかで


岡山市民会館前【photo by きっちゃんさん】

私はもちろんるすばんです。北海道から、ポケモンジェット(笑)で帰って来ました~
岡山に参加された皆様、
今ごろはうっとり余韻に浸ってらっしゃることでしょうね~


小田さんが札幌ご当地でソフトクリームを食べまくっていたので、
ついつい私も♪
小田さんが食べた場所ではないですが、

 

右:積丹半島の神威岬にて、しゃこたんブルーソフト(ミント味)
左:洞爺湖近くの高原にて、北海道ミルクソフト(ベリーソース味)

小田さん、札幌でちゃんと魚介類は食べたんでしょうか~


真駒内

2008-08-24 23:41:36 | 小田和正ツアー2008今日もどこかで
酔っぱらってブログ更新するのは、控えようと決心しましたが、
更新せずにはいられません。。

小田さんのファンになって良かった。

小田さんの音楽が、小田さんの歌がある人生で、本当に良かった。

小田さんと同じ時代に生きていられることに、
小田さんが音楽を選んでくださったことに、心から感謝します。


『今日も どこかで』ツアーレポをまとめてみました

2008-08-23 10:20:33 | 小田和正ツアー2008今日もどこかで

小田和正ツアー2008『今日も どこかで』
ここまでの、ツアーレポ&頂いたレポをまとめてみました。
参加された方からもコメントを頂き、ありがとうございます

横アリへのコメント、ありがとうございます!てくてくとお返事しております


8/12(火)横浜アリーナ初日レポ

8/13(水)横浜アリーナ2日目レポ
(前半まで)

『情熱大陸スペシャルライブ』8/9夢の島公園レポ

8/8(金)栃木県総合文化センターレポ
(by みゆさん、くるみさん、きっちゃんさん、おしゃべり係長さん)

7/26(土)香川・さぬき市野外音楽広場テアトロンレポ

 
 四国の夏は暑かった…


7/27(日)スタレビテアトロン・小田さんゲストレポ ( by piyopopさん)

7/22(火)23(水)京都会館第一ホールレポ( by ペコさん)
 (photo byきっちゃんさん、くるみさん、古都マロンさん)

7/20(日)ap bank fes'08 レポ(SHINさん)のご紹介

7/17(木)朱鷺メッセ・新潟コンベンションセンターレポ

 
 小針浜のカフェ・ポセイドンにて。海を見ながら乾杯♪ 


7/12(土)13(日)仙台・ホットハウススーパーアリーナ・レポ(ckmusicさん、真田さん)のご紹介

7/6(日)広島グリーンアリーナ前の写真
(photo byくるみさん、コメント欄レポbyきっちゃんさん)

6/29(日)沖縄・宜野湾市海浜公園屋外劇場レポ

 
 ツアートラックも、沖縄を満喫中


6/18(水)19(木)国立代々木競技場レポ

6/12(木)名古屋・日本ガイシホールレポ

6/7(土)8(日)大阪城ホールレポ

6/3(火)富山オーバード・ホールレポ

5/21(水)22(木)横浜アリーナレポ

5/15(木)岩手県民会館レポ

 
 盛岡は新緑の季節でした…どんど晴れ~


5/8(木)長野県県民文化会館レポ

5/6(火)三重県文化会館レポ( by おまつさん)

4/19(土)20(日)米子コンベンションセンター(coming soon!!)

4/12(土)神戸ワールド記念ホールレポ

4/5(土)小田和正ツアー2008「今日も どこかで」静岡エコパアリーナ初日


2005年~2007年のライブレポは、
サイドバー右の『ライブ・番組レポなど』から、
携帯からは『リンク集』から行けます。

今から真駒内へ向かいます。北の大地を放浪してきます


横浜でこのオープニングを見るのはこれで最後…

2008-08-22 19:27:21 | 小田和正ツアー2008今日もどこかで
小田和正ツアー2008『今日も どこかで』
8月13日、横浜アリーナ最終日レポその1。
8/12レポはこちらから→

以下ネタばれです。実際の内容と同じではありません。
 
 


MCで自ら「張り切りすぎた(笑)と言うほど、
この日も最初から全開でした。
2日目、さらに元気に見えるのは…どういうこと??

19時5分、場内が暗くなり、オープニングが始まります。
横浜でこのオープニングを見るのは、これが最後。
小田薬局、聖光学院、八景島…

やがて小田さんが登場、花道を歩いてステージに立った瞬間、
うわああーーーーーー!!というものすごい歓声が!

この日はフロア席、後方の花道近く。
降り注ぐ歓声、歓喜に沸くスタンドの様子がよくわかる。

小田さんが遠くにいて見えないときは、もっぱらスタンドを見ていた。
みんなとっても楽しそうで、嬉しそうで、
それを見ているだけで幸せな気持ちになるから。

『こころ』

『正義は勝つ』

すぐ近くの花道を通って先端のステージへ。ヽ(´ ∇ `)

小田さんの歌う姿は、躍動感に溢れ、
声も、昨日のオープニングよりさらに出ているように感じます。

ちょうど小田さんが目の前の花道を歩いているとき、
♪きっと うまくゆくさ…の「っと!」で、
片足を上げるようにして、全身の力を振り絞ってシャウト!!
と、次の瞬間、バランス崩しかける
花道、狭いですから!気をつけてくださ~い!

『愛を止めないで』

『伝えたいことがあるんだ』


小田さん、絶好調です!

「横浜夏の陣2日目、すなわち横浜最終日を迎えました。
余すところなく、精いっぱい、がんばります!

それにしても、序盤にちょっと張り切りすぎたかもしれません(笑)
でもがんばります!」



『僕らの街で』

『いつか どこかで』


イントロの美しい音色が流れる間に、
照明を落とした花道を、小田さんがこちらに歩いて来ます。
さざ波のように湧き起こる拍手、かすかな悲鳴のような、喜びの声。
ギターを受け取って、ぺこっとお辞儀する姿に、拍手が降り注ぎます。

マイクの方に向き直ると、柔らかな笑顔から一転、厳しい表情に。
歌に集中するように、じっと目を閉じて。

 恋に落ちてゆく二人 愛を重ねる二人

静かに、情感のこもった歌声が、
アリーナ全体を包み込むように、広がってゆきます。。

この歌声を、ライブで聴くことができる。
至福を感じる瞬間です。


「今歌った曲は、一作目の映画の曲です。
一曲前は、ジャニーズのカトゥ ーンというグループに作った曲で、
まあ、おっさんは知らないでしょうか。
スマップなら知ってるよね?
先日、カトゥ ーンのコンサートがありまして、行こうかなと思いましたが、照れくさい感じがあってやめました。
…曲行きますか。」


(なぜかMCを続ける)
「2~3日前、街を歩いていたら、明らかにおばさん、が寄ってくんなー、
気配を、遠くにいても感じるんですよ。
あ、あれ、来るなー(笑)
で、寄って来て。
『あ、小田さんですね。私のがファンです!』(笑)
思わずわたしは、あんた、いくつだい?と思いましたね~(爆笑)

MCのとき、面白くするためにちょっと大げさに話す人もいますが、
私の話の場合は、ほとんど事実ですから。
信じてもらって結構ですよ(笑)
…あ、曲行くんだった(笑)」


『たしかなこと』

丁寧に、心をこめて…

 哀しみは絶えないから


…すいませ~~ん!!(えええっ!!)


「哀しみは…(歌詞を確認する)たえないから。
もちろん、もう一回最初からいきます。」


別に…歌詞、合ってたんじゃないかな?
歌うことに没頭するあまり、一瞬、詞が飛んだような感じでした。

再び、MCから歌に入る直前の、集中した表情へ。
周囲のなごんだ空気をさっと振り払う、厳しい顔に戻ります。

もう一度、『たしかなこと』


歌い終えた小田さんは、ゆっくりと中央のステージに歩き始めます。
(客席:小田さんこっち向いてー!)
その声に応え、歩きながらくるっとターン(笑)

「大きな会場でやると、スタッフも大勢いて、
昔はその人数見てるだけで緊張しちゃって。
だんだん図々しくなってきて、緊張はしなくなってきたけれど、
スタッフが、頑張った甲斐のある、コンサートを、
やんなきゃいけないって思いますが。

挨拶替わりにやる曲を物色していたら…夏の曲が多いです。
その中でも、ど真ん中!の、『夏の日』という曲をやります。」


『夏の日』

昨日は見えなかったのですが、
アリーナの天井には、青い空と白い雲が映し出されています!

まさに『夏の日』のような青空が、頭上に広がっていて、
園山さんのサックスは、真夏の太陽の陽射し。
栗尾さんのキーボードは、飛び散る水しぶき。
アリーナでもしっかり、夏の野外を感じることができました!

「えー、だんだんと日が短くなってくると、寂しいよねー。
(客席うなずく)
うんうん、て。。一向に構わない人もいるよね(笑)

ここからは、昔の歌を。昔のうたっつうと、自分の場合は30年前になってしまうわけで…(笑)どういうことなんだ。
昔の歌、ということはオフコースの歌を、
(客席:わーーー!!
そんなに喜ばれると、複雑ですが…(笑)」


「一枚目のアルバムから『僕の贈りもの』を。
今日からは衣替えで、2番を歌いましょう。
♪夏と~冬の間に~、ね。」


『僕の贈りもの』(2番)

「…不思議なもんで、2番を歌うとしんみりしちゃいますね。(笑)」

♪知らないう~ちに誰かと~すきまができたりします~

… ( . _ . ) 
 
…それはしんみりすると思う。


『地球は狭くなりました』

「えー、ふふっ(笑)(メモを見ながら)どうなんでしょう…(笑)
なんだろ、読めねえや(笑)

まあ、とにかく昔は必要に迫られてないのに曲書いてて、
だから自分の中から出てきたものが、曲になった。
今は堕落しまして、頼まれたら作る。発注ありき(笑)
でも、いっしょうけんめい作るんですけど。

ツアーが始まると、いつもツアーの間で、2~3曲書くぞ!
って思いまして。移動中に電車乗ってる時とか…
でも電車に乗って、景色を見てると、景色を真剣に見ちゃう。
ライブの後とか、疲れちゃって書けない。
ツアー中は、もう曲はできないんだって、思うことにしました。
できるといいねー。

なにかあって、急に気持ちが高まったときに、わーっと書いて、
あ、すごくいいのができた、と思っていて。
でも、目の前の(気持ちを高揚させた)ことが無くなってから読むと、
自分が残した言葉を読んで、なんじゃこりゃ、と思うことがあります。」



『倖せなんて』

♪し あ わー せ、なんて …の「せ」の掠れ具合もいいですが、
「なんて」の歌い方も好きです~

「え~、ふう。いろいろ迷うんですよ。
『ワインの匂い』からもう一曲、『愛の唄』。」


『愛の唄』

「そんな風にして、いろんな曲を書いてきました。
オフコースで何枚、アルバムを作ったのかも知らないですが…(笑)」


客席の声にこたえ、『秋の気配』を歌い始めます、が…
ギターの音がぴにょん(笑)「すいませ~ん」(笑)

「今は、秋の気配というよりは、夏の終り…(拍手!)」

『夏の終り』
…全身が、震えたです。

 そっとそこにそのままで かすかにかがやくべきもの
 決してもういちどこの手で触れてはいけないもの


広いアリーナの真ん中で、
穏やかな光に照らされて歌う小田さんの姿が、歌と重なる。

「そっとそこにそのままで」「かすかにかがやくべきもの」が、
まるで、この曲を歌う小田さん、という形を借りて、
ひっそりと、そこにあるような。。


「決してその手で触れてはいけないもの…
自分で書いといて言うのもなんですが、へへ(笑)笑ってる場合じゃないですね。
手に触れてはいけないものが、あるんですよ。」

「夏の終りと秋の気配、どっちが先だったっけ?
もう忘れましたが(笑)」
(ええっ)

『さよなら』

「『さよなら』は僕ら、自分にも与えた影響はでかかったです。
『さよなら』が代名詞、みたいに言われて…
今では、テレビでかかる時はギャグですからね(笑)
タイアップもなんもなくて作った。」

「なんかね、話すことなくなっちゃった。なんか聞きたいことある?」
(客席:いくつですか?)
「オレの年?オレの年聞いてどうすんだ。
えー、60になりました(拍手!)
その拍手は、どういう意味かわかりませんが、讃えてくれてるんだと勝手に思います。(笑)(拍手)」


「この曲は、『さよなら』のちょっとあとに作って…
 …やります。」


『言葉にできない』

「この曲は、オフコースのファンだった人たちだけでなく、
いろんな人に届くように、取り上げてくれた人たちがいて…
そんな人に支えられて、歌ってきたんだなと、つくづく思います。」


『今日も どこかで』

心にずしりと響く歌を、2曲続けて弾き語りで。
熱い拍手と声援に送られて、小田さんが花道を去っていきます。


ご当地に続きま~す!