かわせみ 山の学校

山登りの記録

かわせみ山の学校 2018年5月27日(日)『美作と因幡を結ぶ黒尾峠』  

2018-05-27 20:59:08 | 日記
かわせみ山の学校 『美作と因幡を結ぶ黒尾峠』  2018年5月27日(日)
 美作(岡山県)と因幡(鳥取県)の間には、高さ1000m前後の中国山地があります。
二つの地区を往来するには峠越えがあります。
東から志戸坂峠(590m)、黒尾峠(670m)、人形峠(800m)、
犬挟峠(520m)、内海乢(650m)、四十曲峠(660m)、明地峠(710m)があり、
旅人は大変難儀していました。特に冬場はいずれも雪が多く
峠越えは無理ではなかったでしょうか。現在は国道、トンネルがあり簡単に峠越えできます。
今回は旧黒尾峠を歩きました。
 現国道のトンネル南側入り口手前から左の旧国道に入り、
峠の頂上の手前50m付近から左の踏み跡に入り、
10分で昔の黒尾峠。今は誰も通らない峠の頂上には大きな地蔵さんが
ひっそり立っています。鳥取へ下って行く昔の道は半ば藪気味ですが、
やや急な踏み跡を15分辿ると現在の国道に出ます。


・ 旧国道の黒尾峠。道は荒れていますがバスやトラックが通行していました。左の樹木の手前の踏み跡に入ると昔の街道。


・途中の水田だったと思われる跡。この付近では人が住んでいたようです。


・岡山側の峠への道


・峠の地蔵。高さが170cm位ある大きな地蔵です。


・地蔵さんの説明版。岡山と鳥取の多くの人がここまで担いできたとのこと。


・近くにある首なし地蔵。頭を探しましたが見つからず。


・鳥取へ下って行く旧峠道。


かわせみ山の学校 2018年5月25~26日(土・日)『石鎚山(1982m)』  

2018-05-26 21:44:42 | 日記
かわせみ山の学校『石鎚山(1982m)』 2018年5月25~26日(土・日) 4名
 西日本の最高峰は四国愛媛県の石鎚山。山頂直下は垂直に近い険しい断崖があり、
登山道も急な坂道が多い。現在はロープウェイで標高1300mまで上がれるので子供でも登山できます。ロープウェイが通じてからは歩行登山する人は大変少なくなり、静かな山歩きが出来ますが、山頂まで7時間近くかかり、岩原から八丁までの登山道は険しい所や危険な所、道が不明瞭な所等が多くありますのでかなりの体力と経験が必要です。2日目の下りは岩原の直前が急坂ですが、他は緩やかで歩きやすく快適な樹林帯の道ですが、沢を渡る時は要注意。
  (1日目) 津山4:45 8:15西之川駐車場8:25 登山口8:35 御塔谷9:15 岩原10:13 刀掛10:50 12:25八丁12:50 夜明峠14:00 二ノ鎖下14:40 15:20山頂15:30 二ノ鎖下15:50 土小屋国民宿舎17:20(泊)  歩行時間8時間55分

(2日目) 土小屋7:50 ツチノ平分岐8:50 岩原10:10 登山口11:30 11:40駐車場11:50(途中寄り道)津山17:00 歩行時間3時間50分


・山頂への登山口


・登山口からしばらくは廃屋の中を通ります


・ハナイカダ(ミズキ科)


・御塔谷を渡る橋。橋の上流側に滝があります


・橋の下流側の大きな渕


・ウラシマソウ(サトイモ科)浦島太郎が釣り糸を垂れているように見える


・登山道脇にこんな大岩がたくさんあります


・ヤマアイ(トウダイグサ科)藍染の染料を取ります


・こんな所も登山道です


・これも登山道。要注意です。壊れかけの橋は他にもたくさんあります


・刀掛けの分岐。八丁と天柱石に分かれます


・途中の風穴。鳥肌が立つような涼しい風が出ています


・ツクバネウツギ(スイカズラ科)


・長い急な坂を上ると夜明峠。山頂が目の前に見えて歓声。


・二ノ鎖小屋。休憩所とトイレがあります。


・シコクハタザオ(アブラナ科)


・弥山から最高峰の天狗岳


・ワチガイソウ(ナデシコ科)限られた地域のみで数も少ない


・ヤマシャクヤク(キンポウゲ科)


・シコクシラベ(シラビソの変種)剣山や石鎚山周辺のみ


・キレンゲショウマ(アジサイ科)宮尾登美子の「天涯の花」で有名になった。


・オトコヨウゾメ(スイカズラ科)


・岩原にて


・西之川に下りてきました。

かわせみ山の学校 2018年5月20日(日) 『初心者向けの若杉山(1021m)』 

2018-05-20 17:38:22 | 日記
かわせみ山の学校  『初心者向けの若杉山(1021m)』 2018年5月20日(日)
 13日に讃岐富士を予定していましたが、
雨で中止のため変更して鳥取県三朝町の若杉山へ。
国道179号だと大回りになるので鏡野町羽出西谷から林道を大谷峠を越えて登山口へ。
5年前まではまだ人が住んでいる家がありましたが、今は全て無人の家ばかり。
舗装が終わる所で駐車。少し荒れ気味の林道を行くとすぐに車止め。
鹿の声を聴きながら進む。木立を抜け笹原に出ると山が開ける。
少し登り右折するとオキナグサの保護地だったが、今はただの原っぱ。
盗掘に会ったらしく、掘り返した跡がいっぱい。わずかに数株残すのみ。
ここからはやや急になるが、アカモノやイワカガミの花が出迎えてくれる。
のんびりの1日でした。 


 ・タニウツギ(スイカズラ科) 明るい斜面をピンクに彩ります。


 ・ヤブデマリ((スイカズラ科) 山では一際目立花です。


 ・ウスバアゲハ(アゲハチョウ科) 
  25年ほど前からよく見られる蝶でムラサキケマンを食べる。  


 ・中間部から山頂見上げ


 ・オキナグサ(キンポウゲ科) 4年ほど前にはたくさんあったが、激減しました。


 ・ヒメハギ(ヒメハギ科) うっかりすると見落とす小さな花です。


 ・イワカガミ(イワウメ科) 春の山の代表です。


 ・アカモノ(ツツジ科) たくさんあります。夏には食べられる実がつきます。


 ・スノキ(ツツジ科) ブルーベリーの仲間で初秋には甘い実がつきます。  

かわせみ山の学校 2018年5月16日(水) 『朝鍋鷲ヶ山~金ヶ谷山へ縦走』 

2018-05-16 17:25:12 | 日記
かわせみ山の学校  『朝鍋鷲ヶ山~金ヶ谷山へ縦走』 2018年5月16日(水)
  公民館の山歩き講座で朝鍋鷲ヶ山から金ヶ谷山へ縦走しました。
野土路トンネル南側から旧道を蒜山方面へ入り、
峠頂上の手前からゆるやかな作業道を詰めると展望台のある山頂。
展望台からは大山、蒜山が一望。金ヶ谷山への縦走は春の花一面。
 花を見ながら金ヶ谷山へ。下山はやや急坂。下山道も花が多く飽きる事が無い。
作業林道は大雨でかなり荒れています。足元にはたたら跡の鉄糞(かなくそ)がいっぱい。


・ウツギ(ユキノシタ科) 唱歌「夏は来ぬ」のうの花です。


・朝鍋鷲ヶ山の登山道


・ブナ林


・キクザキイチゲ(キンポウゲ科)

 
・ナラガシワの新葉(ブナ科) かしわ餅の葉です


・イカリソウ(メギ科) 花の形が船の錨に似ています。


・セリバオウレン(キンポウゲ科) 雪が解けると真っ先に咲く。根は漢方薬に。


・イワカガミ(イワウメ科)


・毛無山への分岐


・ニリンソウ


・レンゲツツジ(ツツジ科) 葉は有毒


・ニリンソウの群落

かわせみ山の学校 2018年5月11日(金) 『大山寺周辺散策』  

2018-05-11 17:14:34 | 日記
かわせみ山の学校  『大山寺周辺散策』  2018年5月11日(金)
 兵庫県の中年ご夫婦を案内して大山寺周辺の歴史と花を観察しながら散策。
大山寺橋~阿弥陀堂~利生水~風穴~金門~賽の河原~大山寺本堂~大山寺橋


・ヒロハコンロンソウ(アブラナ科)


・ハナイカダ(ミズキ科) 夏には黒い実が葉の表面に付く。


・エンレイソウ(ユリ科)3枚の葉の中心に花が付きます。


・阿弥陀堂の内陣の阿弥陀如来像。
 このお堂は毎月18日のみ開きますがたまたま特別拝観があり、建物の外から拝観できました。


・イワカガミ(イワウメ科) 登山道に沿ってたくさん見られます。


・イチリンソウ(キンポウゲ科)


・チゴユリ(ユリ科) 山中にはよく見かけます