かわせみ 山の学校

山登りの記録

かわせみ山の学校 2016年9月30日(金) 『大山頂上で保全作業』     

2016-09-30 13:15:27 | 日記
かわせみ山の学校 『大山頂上で保全作業』     2016年9月30日(金)

 日本百名山の大山(1709m)は地質が脆く崩壊している箇所がたくさんあります。
展望も良く、登山道も整備されているので登山者も多く、近年では外国からの登山者も多く見かけます。
従って登山道も荒れやすく整備が大変な状況です。
先週の9月24日の中国電力の皆さんにより頂上小屋周りの整地と木道付近のゴミ拾いがあったので、
今回は三角点付近で崩壊の恐れのある所の保全と頂上付近にはびこる外来種植物の駆除、
トイレの清掃が主な作業。 三角点付近の特に急な南側は崩壊が激し所。地肌の見える箇所にコモを敷き、
丸太と金串で押さえる作業。下は目が眩むほど険しい所です。敷いたコモの所々にヤナヤナギを植えていきます。
小屋の周りには登山者の靴についてきたオオバコがびっしり。1本づつシャベルで掘り起こして抜く作業。
他にオノウシノケグサやスズメノカタビラなども対象。トイレは大変。
備え付け以外のペーパーは禁止だのに水に溶けないティシュペーパーや生理用品、
ゴミ等除去するのは大変です。1時間半ほどで作業終了。
 大山を守るためにこんな地道な努力が続いています。山を守るためには登山道からはみ出たり、
ゴミを捨てたりしないで下さい。皆さんが気持ち良い登山するためにも。


・ジャコウソウ(シソ科)

・ヤマブドウ。酸っぱいのが多いけど、これは甘かった。

・ダイセンキャラボクの幹。上に伸びずに横に伸びます。

・ダイセンキャラボクの実。甘くて食べられますが、種には毒が。

・コモを敷き終わった三角点と剣ヶ峰。

・急な斜面のコモ伏せ。

・烏ヶ山、蒜山方面遠望

・崩壊激しい山頂の南東斜面

・保護された南斜面

・ブナノミタケ。ブナの実から生えるキノコです。笠の直径5㎜。

かわせみ山の学校 2016年9月27日(火) 『北播磨の静かな藤無山(1139m)』  9人+1匹

2016-09-27 20:38:59 | 日記
かわせみ山の学校『北播磨の静かな藤無山(1139m)』 2016年9月27日(火) 9人+1匹

 兵庫県宍粟市が「宍粟50名山」を選定し、整備しています。藤無山もその一つ。
国道29号の戸倉トンネル手前から右折、若杉峠を越えて下り大屋スキー場へ。
スキー場は冬以外でも楽しめる設備(温泉、キャンプ場、スノボー)があり、四季を通して遊べるようです。
スキー場の右端から作業道を上りスキー場上端へ。土砂崩れで荒れた作業道を行くと登山口。杉やカエデ、
ナラなどの林を通り、ピークを二つ越えて山頂。木立に囲まれ展望は良くない。
木立の合間から遠くの山が見えるはずだが霧で見えない。往路下山。スキー場~登山口約1時間、
登山口~山頂約1時間、山頂~スキー場約1時間30分帰り道、原不動滝に。
国道から1㎞で駐車場、吊り橋を渡り200円払い、また吊り橋を二か所わたって滝の正面。
雨続きだったのですごい水量、迫力ありました。


・大屋スキー場全景。左下に見えるのはスノボー練習台。滑走してプールに飛び込むみたい。

・登山口

・カエンタケ。最も危険なキノコ。触れただけで被れます。食べると死の危険。

・マスタケ。サルノコシカケの仲間。若い時は食用です。

・大岩のピーク

・山頂にて。展望はイマイチ。

・三角点にタッチ。

・ヤマアカガエル

・アケボノソウ(リンドウ科)花びらの点々を夜明の星空に例えた。

・滝展望への吊り橋。かなり高く長さ100mくらい。下見ると怖いです。

・中段と下段の滝。上段の滝や横に一段の滝もあります。

・滝の全容。落差88m。

・オオマルバテンニンソウ(シソ科)

かわせみ山の学校 2016年9月25日(日) 『野草観察会』   

2016-09-25 19:17:16 | 日記
かわせみ山の学校  『野草観察会』   2016年9月25日(日)
 
 皆さんから「野草観察はまだ?」の声を受け、Hさんの尻を叩き2年半ぶりに復活。
和気の岡山県自然保護センターで開催。みんな生き生きした顔でわいわい楽しく実施しました。
Hさんのブログ「森のごんずい」に無い物を掲載しました。


・ウラギンシジミ。どこが気に入ったのか手から離れようとしませんでした。

・「無断で顔写真撮るなよ」とばかり睨まれたハラビロカマキリ君。

・ツルリンドウ(リンドウ科)

・ツチグリ(クチベニタケ科)ホコリタケの仲間です。

・カリガネソウ(クマツヅラ科) 強い臭気があります。

・何の卵でしょうか?

・ナツハゼ。別名ヤマナスビ。

・葉っぱに絵を描いたのは字書き虫。

・ミズオトギリ。湿原に咲くオトギリソウ。

かわせみ山の学校  2016年9月24日(土) 『秋の大山』      

2016-09-24 21:47:10 | 日記
かわせみ山の学校  『秋の大山』      2016年9月24日(土)
 暑さが一段落して爽やかな秋の風が吹き始めました。
中国電力の皆さんが山頂で保全作業やゴミ拾いのボランティア活動されるので一緒に登山しました。
84名の方です。大山寺の気温が18℃で登山には絶好のコンディション。
普段は登山されてない方が多いので全員が登れるスローペース。全員予定通りに山頂。
一木一石運動で登山者の皆さんに持って上がってもらった石を足場の悪い所や凹んだ所に埋めたり、
登山道脇や下に捨てられたゴミを拾い、山頂はきれいになりました。中国電力の皆さんありがとうございました。


出発前。大山をバックに中国電力の皆さん

ツメクサをまじまじと見るとミッキーマウスに似てる

ジャコウソウ

ツルアリドウシの実

葉っぱに落書? 字書き虫の作品です

キノコに赤で落書き? ホコリタケの仲間のクチベニタケです。

クサボタンの種

ホソバノヤマハハコ

キュウシュウコゴメグサ

ガスがかかる大山北壁

別山と三鈷峰

ナナカマドの実

ヤマトリカブト

かわせみ山の学校 2016年9月11日(日) 『初秋の岡山県自然保護センター』  

2016-09-11 23:53:22 | 日記
かわせみ山の学校 『初秋の岡山県自然保護センター』  2016年9月11日(日)
 今回が自然学習リーダー研修の第4回目でテーマが「自然を伝える技術」。
講師は遠く八ヶ岳の麓の清里から来られた増田先生。
自然の大切さや意味を皆さんに判りやすく伝える術をゲームを含めて、実に楽しく学びました。
研修の前後にセンターの花を観察しました。秋の花を紹介します。


スズムシバナ(キツネノマゴ科) 花が短命で朝開き夕方には落ちる

ミズアオイ(ミズアオイ科) 除草剤や水路の改修で激減。絶滅危惧種。

ミソハギ(ミソハギ科) 和名は禊萩。仏事のお供えに使っていた。

ミズトラノオ(絶滅危惧種)。

ハグロソウ(キツネノマゴ科)
 
タヌキマメ(マメ科) 花がタヌキの顔、実がタヌキの尻尾に似ている